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ミスターダイヤモンド

これは、今回、子どもとすぐにでもできそうだと感じたゲームです。
残念ながら、絶版で手に入らないようですが。

ゲームボードの上にあるダイヤモンドをとって、指輪を完成させるゲームです。

まず、八角形のゲームボードに、ダイヤモンドを散らします。ただし、このダイヤモンド、本物とフェイクがありまして、フェイクはボードにくっついています。

プレーヤーは、カードをめくって、カードには指輪とその指輪の値段がかいてあって、みごと本物のダイヤモンドを引き当てたら、ダイヤモンドをカードに載せて、指輪が完成です。

カードのなかには、相手から直接ダイヤモンドを奪ってこれるカードなんてのもあって、これは、フェイクをつかむことがないので、とってもおいしいです。

でも、このゲームのおもしろさは、やっぱりボードからダイヤモンドを取ってくることです。
取りたいダイヤモンドを選んだら、目的のダイヤモンドに指を伸ばします。ほかのダイアに触らないようにしてうまくスーッと動かして、ゲームボードの端までついたらそのダイヤモンドがもらえます。

で、

「いくぞ」

と気合いを入れて、ダイヤモンドを動かそうとしても、フェイクだと動かないんですよね(笑)
いや、ボードごとおもいっきり動かしたりして。

そんなときは、みんな、なんともいえないバツの悪そうな顔を一瞬します。

実際にゲームをしてみると、わからないものです。
人が選んだフェイクのダイヤモンドがあって、まさかそのすぐとなりにあるのは本物だろうとか思って、引っぱります。そうすると、動かない。
あれ?まちがえて、さっきの人と同じところを動かしたかな?

そういうのが、何回もありました。

後から見てみると、見事に隣り合ってフェイクのダイヤモンドが配置されてたりしておりました。

カードでのやりとりではなくって、やっぱり直接的な動きがとっても、面白いゲームでした。

ただし、やっぱり地理覚え系のゲームですので、わたしは苦手です。多分、子どもとやっても負けます。

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ディスクショット

おっ。これは、購入しようかどうしようかと気になっていたゲームです。
たしか、不破さんのページで紹介されていたゲームです。
「6歳ならなんとかできるゲーム」ということでけっこうすぐにできそうでなゲームで、人数も6人までとけっこう多人数で遊べるということで、注目していたのです。
ここで、遊べる。そして、遊んでみてから購入を考えられるというのは、すごいラッキーです。

サイコロ2個と、6種類の色のついたディスク6個、紐、それから、直方形のブロックと、四隅を木のブロックで作った紐のリングを使って遊びます。
サイコロの目には、数字のかわりにディスクの6色と同じ色がかいてあります。

手番のプレイヤーは、サイコロを2つ振ります。
そして、出た色のディスク同士をおはじきの要領でぶつけます。そのときに、指のかわりに、紐をたるませて、その間にディスクをおいて、紐を横に引っ張ることによって、ディスクを前に滑らせます。
みごと、その色のディスク同士をぶつけることができたら、1点です。成功すれば、そのまま手番を続けることができます。
ただし、ゲームは、四角いリングの内で行われます。弾いたディスク、弾かれたディスクが、リングの端の紐や、四隅のブロックにぶつかれば失敗になってしまいます。
だから、ちょうどよい力加減でディスクを弾かなければなりません。
また、間に別の色のディスクなどがある場合は、関係ない色に途中で当ててはいけません。そういう場合は、直方形のブロックをおいて、そこに反射させて、狙うなどします。
また、サイコロが同じ色同士だったら、これも、無条件に1点です。
規定の点数を早く取れたものが勝ちになります。

これも、幼稚園ぐらいの子と、それから、小学生の高学年の子とやりました。
幼稚園ぐらいの子にとっては、紐を横に引っ張ってディスクをとばすというのは、かなり難しいようで、どうしても、紐を前に押し出してしまう傾向がありました。
直方体のブロックに当てて、うしろのブロックを狙うスーパーショット(笑)が決まると、かなり気持ちよかったです。

結局は、高学年の子が勝ちました。あんなに、ゾロ目ばっかり出るのは、ずるい(笑)。
あと、テーブルの上でやったので、みんなテーブルの周りをベストな位置をもとめ
て、走り回っていました。「サイコロモグラ」のときと同じくすごく細長いリングに
なってしまったので、それが残念でした。テーブル2つあわせるか、床でするのと、
より楽しいと思います。

でも、なかなか充分に楽しめました。ショットも、やっているうちに慣れてくると思います。
小さい子どもは、リングの壁に当たっても大丈夫とかのハンデもつけてもいいでしょう。
ルールも、熟練度にあわせて何種類かあるそうです。

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スペキュレーション

ゲーム会で、最初にしたゲームは、「スペキュレーション」というトランプを使った競りゲームでした。
これは、大人のスタッフの方々とさせていただきました。
初ゲーム会ゲーム。初大人とするゲーム。初トランプを使った競りゲーム(どころか、競りゲーム自体が初でした)ということで、なんとも初ずくめのゲームです。
普段から、よくやられているゲームではなくて、今回は、インストしてくださる方は以前1度プレイしたことがあり、それ以外の方はわたしと同じく初のゲームのようでした。

ゲームは、カードの強さを競い合うゲームです。強いカードを自分のものにするために、カードを競り落とします。
カードの強さは、「A」が一番強くて、「2」が一番弱い。同じランクのカードでは、スートで強さが決まります。スートの強さは、オーソドックスに「スペード」、「ハート」、「ダイヤ」、「クラブ」の順番です。
つまり、「スペードのA」が、このゲームでは最強なのです。

ゲームは、全員トランプのカードを裏向きに何枚か配られます。それは、自分のカードも見ずに裏むけにふせておきます。
配り終わったら、まずチップからゲームに参加するための決まった場代を納めるとゲームスタートです。

まず最初のプレイヤーは、山札の一番上のカードを表にめくって、自分の裏向きカードの山の上に表向きに置きます。
残った山ふだのカードは、ゲームに使いません
そして、表向きのカードか、そのすぐ下にある裏向きのカードを競りにだすことができます。
競りの底値は、手番の人が決めることができます。
買い手がいたら、カードは買い手のところに移り、買い手が複数なら競りが始まって、より高い買い値をつけた人のところに行きます。
カードを買った人は、裏向きのカードを買ったら裏向けのまま自分の山の下に、表向きのカードを買ったら表向けのまま自分の裏向きのカードの山の上に置きます。

次の手番の人は、もし自分のところに以前競り落としたカードがなければ、自分のカードの一番上のカードをめくります。そして、めくったカードと、今表になっているカードの強さを比べます。

このとき、おもしろいルールがあります。
場に表むけて出ているカードは、常に最強のカード1枚だけなのです。
だから、手番の人が自分のカードの山から、カードを表向けて競りにかけようとしても、もし、今表向いているカードよりも弱いカードだった場合、そのカードは捨て札になってしまいます。そうなると、次の裏向きのカードを競りにかけることしかできなくなってしまいます。
また、もしその表向けにしたカードが、今表向いているカードよりも強ければ、そのカードが、場の最強のカードということになります。今まで最強のカードを持っていた人の地位は転落しますし、またこのカードは、ある程度の高値の取引が約束されます。また、最後まで最強のカードならば、このカードを持つ人は、全員が出した場代を一気に稼ぐこともできます。

もし自分のところに以前競り落としたカードがあれば、それを競りにかけることができます。うまくいけば、「安く買って高く売り」で、その利益だけでウハウハ状態になれるかもしれません。
また、自分の裏向きのカードの山の一番上のカードを、裏むきの状態のままで競りに出すこともできます。

裏向きのカードを売る。これは、自分も売っているカードの強さがわからないので、難しい選択です。
メチャクチャ強いカードを格安で売ってしまっているかもしれません。できるだけ高値で売りたいところですが、高値すぎては、買い手がつかなくて、結局、自分で引き取ることになるかもしれません。

こうやって、ゲームが進んでいきます。自分の前のカードがなくなっても、競りには参加することができます。
カードは、「スペードのA」が最強で、これが出てしまえば勝負が決まるのですが、全てのカードを使うわけではないので、「スペードのA」が出たとき以外は、はたしてどのカードが最強であるかはわかりません。
もしかすると、「J」あたりが最強になる可能性もあるわけです。

はじめは、手探り状態でのカードの競りなのでしたが、原理がわかってくるとおもしろいです。
そして、性格も出てきます。
りんの戦法は、小金を稼ぐでした(笑)。
表になっている最強のカードが競りに出たときは、そのカードを買う(でも、競りの相手がいるときは、できるだけ競り合わない)。
そして、競り取ったカードを買い値よりもちょっと高い売値で売るという。
コツコツとした、いい作戦だと思ったんですけどねぇ。
みなさんも、それぞれの作戦と性格で、カードの取引をされています。

「このカードは、お買い得ですよ」

と裏にしたカードを上手に人に売ってもうけている商売人の方もいますし、

「よーし、夢を買おう」

とその宝くじを買っていく方もいます。

「『競り』では、絶対に競り落とす」

という感じの方もおられて、なかなかに楽しいです。

最強のカードだけが、表向いてありますので、表向けのカードの価値というのは、ゲームが進めば進むほど高くなっていきます。
逆に、裏向けのカードは、表向きのカードに勝つ確率というのは下がっていくわけで、リスクとリターンともに大きくなっていきます。

さて、セコセコ作戦で、小金を大もうけ(?)のはずのりんは……。
結構高い値で勝った「最強カード」が、自分のカードを表向けにした人のカードに負けてしまって、一気に捨て札になっていたという……。

ガーン。株って、一気に暴落するからこわいよね。手、出したらあかんよね。

そろそろ残りのカードも少なくなっての終盤戦。
出てきたカードは、「ダイヤのA」(だったかな?なんかの「A」でした)。
まあ、今回は、このカードが、おそらく最強のまま終わるでしょう。
さすがに、こんなカードがでると裏向きのカードは、最安値でないと売れません。
表向けにめくってみるカードも、さすがに「A」に勝てるカードは出ません。
もちろん、競りにかけられる「A」は、ちょっと手を出せないようなお値段がついております(これで、勝負が決まるのですから、場代全部以上の値段でないと割が合わない)。

最後の1枚、裏向けのカードが残ったのは、りんでした。
これは序盤戦で、セコセコ作戦をとって、買ったカードを売ってまわすことばかりしていたので、自分の手元のカードをあまり売っていなかったためです。

最後の1枚。

パラリ。

 

 

「スペードのエース!!!」

一気に場代は、わたしのもとに。
そして、一気に大金持ちに!!
鼻血出るかと思いました。

「すげー。すげー」

としか言いようがないですねぇ。そればっかり繰り返していました。

絵に描いたような、ビギナーズラック。
みなさん、この話、信じられますか?

こうやって、人はバクチにはまっていくという……(^_^;)\(・_・) オイオイ。

子どもとしたゲームは?
また、次です。

P.S.
HAL99さんの「The Game Gallery – ボードゲーム総合サイト」では、「スペキュレーション」の詳しいルールが、紹介されています。
トランプ以外に、チップが必要ですが、このお正月に、挑戦してみてはいかがでしょうか?
けっこう、ドキドキします。
そして、楽しかった!!(勝ったからか?)

競りゲームを初めてしました。
なんで、チップのやりとりとわかっていても、燃えちゃうんでしょうね?
リアルに手を出しちゃダメダメです。

そして、まだ続いたという……。