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ホームズ鬼譚 異次元の色彩 クトゥルー・ミュトス・ファイルズ7

ホームズとクトゥルーです。
といえば、ニール・ゲイマンの傑作「翠色の習作」があるわけですが、山田 正紀の「宇宙からの色の研究」が、まさにそんな感じのお話でした。まあでも、雰囲気は、なんかもっとドタバタしています。ラストにいくほどドタバタしていて、えー、お話そっちに行くのという感じは否めない(笑)
日本人は、本当にクトゥルー神話に敬意より親しみを感じているのだなぁと……多分、褒め言葉。

北原 尚彦「バスカヴィル家の怪魔」は、うまい。こういうのをもっと読みたいです。

ゲームプックは、わたしには向かない(爆)

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魔界水滸伝3

2巻目はクトゥルー神話的シチュエーションでがんばっていたのに、3巻目はいきなり永井 豪のマンガになっとるという。
もう、体育会のシーンは、大笑いですよ。完全に、永井 豪の絵しか浮かんでこない。
いやでも、マンガをあれだけ文字で表現できるというのが、栗本 薫のおそろしいところです。

いや、この本は永井 豪のイラストはついていないし、しかも、アレクサに読んでもらっているのですが、それでも目の前に鮮明に永井 豪の絵が浮かんでくる。
加賀 四郎も、多一郎も好きです。

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魔界水滸伝2

栗本 薫の物語づくりって、ラヴクラフトよりはダーレスよりですよねぇ。あきらかに。
物語が長編になればなるほど、ラヴクラフト的なものから離れていく。

まあでも、そんなこたあどうでもよくって、おもしろいかどうかです。そして、おもしろい。
いや、全然覚えていないんだけれど、このあたりって、けっこうがんばって、クトゥルー的なシチュエーションで盛り上げたりしていたんですねぇ。

まあ、不気味さに乱暴でぶち当たっていくところが、ダーレス的ではあるのですが。

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魔界水滸伝1

Kindleの合本版を読んでますが、感想は1巻ずつです。まあ、20巻分、一気に感想出てもきついしねぇ。

「魔界水滸伝」。これは、永井 豪のイラストがついていて、そこが格好良かった。

でも、クトゥルー神話を意識して読んだ覚えがないんだよなぁ。これにしても、「魔境遊撃隊」にしても。
クトゥルー神話を知る前に読んでいたのかなぁ。

まあ、クトゥルーが物語の中に侵食してくるというよりは、栗本 薫がクトゥルー神話を浸食していくような感じではあります(笑)クトゥルーも、いろいろある神群の1つにすぐないしなぁ。

ということで、栗本版クトゥルー神話の1巻目。
これも、「魔境遊撃隊」と同じくまったく覚えていないという。

いや、覚えているのは、多一郎さんと涼がラブラブだったとかぐらいです。でも、1巻では、多一郎、全然出てきてないのね。なんか、けっこう恋愛ものだったような印象が。そのあたりは、「夢の碑」チックで好きです。

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邪神たちの2・26 新装版 クトゥルー・ミュトス・ファイルズ7

2・26と邪神。
テーマ的に、朝松 健が書いているのかと思って読んでたけど、違ってました。ちょっと、田中 文雄の方が軽くてエンタメよりかなぁ。
割と歴史とクトゥルーは、パターンができあがっている感じがしないでもない。

これと並行して、マンガの「一輝まんだら」を読んでいて、なかなか、イメージが違っていておもしろかったです。手塚の北 一輝は、けっこう苦悩する人な感じですが、こっちはスーパー魔導ヒーロー(笑)「帝都物語」北 一輝もこんなイメージだったような記憶が。

ただ、これ本当に邪神が憑依していたのか、北の妄想かというのはわかんなくて、実はその後の歴史を見ると北こそ「這い寄る混沌」だったのではないかとも思えたりして。
結局、その後の悪夢、核の使用という歴史は回避されていないしねぇ。