本好きの下剋上-司書になるためには手段を選んでいられません- 第三部 領主の娘1
新展開の8巻目。
今回は、環境が今まで以上に大きな変化で、新しい登場人物も多くて、ときとぎ、「だれだっけ?」となりました。
それでも、他の小説に比べれば、ものすごく登場人物もしっかりしていてわかりやすいんですけどねぇ。
フゥルディナンドのブロマイドを売る話で爆笑していました。
アニメの第2期の先のお話です。
冬ごもりが終わって、なぞのえらい貴族ジルヴェスターの登場、グーテンベルク仲間の結成、祈念式とけっこう派手な展開が多かったかな。
特に、祈念式は、なかなかにアクションでファンタジーな展開も多かったです。
そして、今までも賢いと思っていましたが、ルッツがさらにしっかりしてきましたねぇ。ベンノさんが不当なことを言ったら、ちゃんと言い返しているところとか素敵です(笑)
あと、マインが気絶しているところで、活版印刷のしくみの説明を受けて、真っ青になるダームエルとかおもしろかったです。視点の違いでみえているものやことが違うというのは、なかなか難しいものです。
第2部。
ちょっと、アニメでは語られなかったダークな部分というのもあって、それも新鮮でおもしろい。
なんで、親が巫女見習い特に灰色巫女になんてさせたくないと思ったかというのは、そういう意味もあったのかもと考えたりします。
ものすごく、今までの神殿の考え方を覆す考え方を持ち込んでいるので、ちょっと大丈夫かと心配になります。それはそれで、そこでの常識になるには、それなりの経緯があるわけで……。まあでも、今は、いい方にまわっている感じかな。
しかし、そろそろ、第二部もジュニア文庫になると思うのだが、このあたりは、どうする気だろう……。
まあ、あんまりかえられないとことを望みます。