龍狼伝30
赤壁以後、「龍狼伝」の世界とこっちの現実は、歴史が変わっていたのですね。
今回のインタビューを読んで、はじめてそのことに気付きました。
いや、仲達と曹操が戦うのって、へんなのぉ。大胆な独自解釈というヤツかと思っていました。
ということで、もうすっかり三国志ではなくなっていたわけですな。
しかし、30巻というのは、なかなかすごい。
赤壁以後、「龍狼伝」の世界とこっちの現実は、歴史が変わっていたのですね。
今回のインタビューを読んで、はじめてそのことに気付きました。
いや、仲達と曹操が戦うのって、へんなのぉ。大胆な独自解釈というヤツかと思っていました。
ということで、もうすっかり三国志ではなくなっていたわけですな。
しかし、30巻というのは、なかなかすごい。
結局、「権力」をめぐって闘争している限り、人間って腐っていくということかも。
トップが、どれほどクリーンでも、組織自体が大きくなるとなぁ。
でも、歴史が動いていくのを感じるのは、ドキドキします。
おもしろい。
時代劇というほど、大きな歴史のうねりを扱っているわけではないか。
でも、陰陽師、妖怪、剣豪と、なかなか楽しい題材を盛りだくさん詰め込んだ物語です。
絵は、「バジリスク」に比べるとかっこよさは少ないのですが、あっちはあくまで人間(?)の物語、こっちは妖怪や魔物たちの物語ということで、わたし的な好みでいうとこっちの方が上です。
なんか、ここ何冊か「新」とか「真」とか、昔の作品の続編ばっかり読んでますなぁ。
自分がそういう、昔の作品を懐かしむ世代になってしまったのということとともに、もしかして、そういう続編ばかりが出るのは、元気なのはその世代だけなのかという気もしないではない。
まあ、この「しびとの剣」は、他の2作とちがって昔の作品の続きというわけではありませんが。
ん?マンガを描いている人がかわっているようです。
絵はよく似ていると思いますが、ちょっと顔がかっこよくなったかな。
ちょっとお話の流れに、実際の大きな歴史が絡んできたようで、どうなっていくのかなぁと期待しています。
もちろん、菊地 秀行ですから、全然現実とは違う大笑いの歴史になっていくのだと思いますが(笑)
さて、菊地版フランケンシュタインの怪物は、心を取り戻すことは出来るのでしょうか?
心は、はじめからキミのなかにあったんだ!
と言うベタベタな展開も好きですが。
凡庸な人などいない
人の歴史は
星の歴史に等しく
それぞれに異なり
輝いている
きのうは、風邪ひいてました。
風呂場で爆睡するのがいけないのか?