むかし・あけぼの 上 小説枕草子
「鬼の女房」でも書かれていた清少納言と則光。やっぱり、いいわぁ。
そして、「清少納言と申します」のなぎ子とも重なります。それは、この清少納言の圧倒的な陽性ですねぇ。
いや、イヤなところはないとか、理想の人とかではないんですよ。でも、この人といれぱ、絶対に楽しいわという感じがあって好きです。
則光との関係も、まあ、そのへんのおっちゃんとおばちゃんといってしまえばそうなのですが、それが大層、愛おしく感じます。
まあ、宮中のいろいろなできごとよりも、こっちの話の方が好きかな。
私は草子に、則光の「かわいげ」を書きとどめるだろう。
と思った直後の
書いてやるもんか!
までの一連の流れとかは、もう本当に落語としか思えない。爆笑しました。それでいて、そうよねぇとも思うし、そして、嫌味でないのです。
なんだろうな、この気持ちよさは。
まあ、世相というか、時代の趨勢は移り変わっていって、だんだん悲しいことが起きてくるのですが、それでも、まっすぐ前を見ている感じがあります。
源氏物語はなよなよっと男も女も一向にすっくりしないところに情緒があっておもしろいのですが、清少納言の物語は、あっさり、そして、すっきり、くっきりといろんなものを見せてくれるところがあるのだと思います。




