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むかし・あけぼの 下 小説枕草子

絶頂から転落していく後半部。
まあでも、悲しいことはあり、思うところもあり、推し(と表現した「清少納言と申します」はなんて正しくことか)も元気を無くしていったりもするけれど、それでも、一瞬一瞬に、楽しさを見いだして生きていく。

清少納言が物語ではなくて散文を愛することの意義や意味を、物語のなかで、小説家の田辺 聖子がかいていく(しかも一人称)というのは、なんというアクロバットとも思ったけれど、そういえば、田辺 聖子は、エッセイでも一流の人だったなぁとか思いながら、読んでいました。

若い頃は若い頃なりの、そして、老いては老いてなりの恋があり、なにかひとつものに執着せずに、うたたかの楽しみをいつも探して生きていく。

人から見て、肯定されるのか否定されるのかはわからない。でも、自分の中で納得して、凛として生きたんだなぁと。

そういう魅力的なキャラクターとしての清少納言がかかれた物語でした。

男にとって都合のいい女の人でないですよねぇ。というか、やっぱり受け止めるには、度量の大きな人間でなければならない。だから、結構生活はウマがあいながらも、うまくはいかなかったんだろうなぁ。

知れば知るほどおもしろさの深みが増えてくるこの時代。人々です。

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むかし・あけぼの 上 小説枕草子

「鬼の女房」でも書かれていた清少納言と則光。やっぱり、いいわぁ。
そして、「清少納言と申します」のなぎ子とも重なります。それは、この清少納言の圧倒的な陽性ですねぇ。
いや、イヤなところはないとか、理想の人とかではないんですよ。でも、この人といれぱ、絶対に楽しいわという感じがあって好きです。
則光との関係も、まあ、そのへんのおっちゃんとおばちゃんといってしまえばそうなのですが、それが大層、愛おしく感じます。
まあ、宮中のいろいろなできごとよりも、こっちの話の方が好きかな。

私は草子に、則光の「かわいげ」を書きとどめるだろう。
と思った直後の
書いてやるもんか!
までの一連の流れとかは、もう本当に落語としか思えない。爆笑しました。それでいて、そうよねぇとも思うし、そして、嫌味でないのです。

なんだろうな、この気持ちよさは。
まあ、世相というか、時代の趨勢は移り変わっていって、だんだん悲しいことが起きてくるのですが、それでも、まっすぐ前を見ている感じがあります。

源氏物語はなよなよっと男も女も一向にすっくりしないところに情緒があっておもしろいのですが、清少納言の物語は、あっさり、そして、すっきり、くっきりといろんなものを見せてくれるところがあるのだと思います。

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新解さんの謎

サンキュータツオの話で知ったのかな?「新解さんの謎」です。
おもしろいです。

そして、真面目な人なんだろうなぁと。

真面目が一回転するとおもしろいというか、真面目に見ないと見えてこないおもしろさがあるのだと思います。

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ベルカ、吠えないのか?

これも、「サウンドトラック」と同じく、前半はメチャクチャおもしろいと思ったのですが、後半はなんか重たくなって乗れない感じになってくる。
なんだろう、広がり方と文体が、急にやりすぎ感満載になってしまって、白けちゃう感じです。

うーん、犬に興味がないというのが大きいかも。多分、このお話の中で好きなのはヤクザの少女だけで、その子が出てこなくなって、そして犬になった時点で、興味が薄れちゃった感じかなぁ。

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まんがキッチン

マンガの中の料理の再現……かと思ったら、そうではなかった。
料理から見たマンガ論みたいな。

少女マンガに限らず、女性のかくものがたりって、食べる事がけっこう重要なものも多いと思う。吉本 ばななとか。
いや、吉本 ばななは、そのまんま少女マンガではないかという気もする。