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天幕のジャードゥーガル1

ムスリムというと、どうしても、

「信仰か剣か」

みたいな印象があって、抑圧的な印象をもっています。
実際に、そういう面があることも確かだと思います。でも、それと同時に、ものすごく豊かな文明国であることも確かです。

そういうことをあらためて、しかも、メチャクチャはっきりと見せてくれるのが、このマンガです。
もう、1話読んで、これ続き絶対に読まなければと思いました。

知識や教育を持つことで、世界に対して豊かな生活をしていくことができるよという思想が底に流れながら、なかなか、それだけではままならない現実もかかれています。
それは、生活に必要な知識だけではなくて、もっと原理原則的なエウクレイデス(ユークリッド)の原論であったりするというのが、なんとも、ドキドキします。

めちゃくちゃスケールの大きな話が展開していくみたいなので、これからも、ドキドキして続きを読みます。

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クジラの子らは砂上に歌う21

「キミがそう望むならば」

そんな簡単なものではない。なんどもなんども、そう願っては裏切られたキミの姿を見てきたからこそのあきらめ。
人間じゃないといいながら、その諦観も、人間らしい感情のような気もします。

何度でもやりなおしが効くのならば、なんどひどい目にあっても、やりなおし続ければいいのか。
それとも、1度壊してもう1度作り直せばいいのか。
その差はどこにあるのか。
それすら、もうわからなくなってきた。

見える事は、「今」と「ここ」だけ。

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クジラの子らは砂上に歌う20

これでほぼ、秘密が出そろった感じになりました。
あとは、この世界に生きている人たちが、どんな選択をするのかということにかかっている。

それは物語の中の選択ではあるのですが、多分、現実のぼくたちの選択と繋がっている。

繋がっているといいなぁと、物語読みは思います。

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クジラの子らは砂上に歌う19

皇帝と主人公が、出会います。
時代的な違いではなくて、やっぱり別人だったのですね。でも、なんか、繋がりはありそう。

みんな、世界を作り直すの好きだなぁ(笑)
ロハリトの悩みも、ものすごく良くわかる。そういう細かい心の動きと、大きな物語が連動しているところが凄くうまい。

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クジラの子らは砂上に歌う18

皇帝と主人公の関係がみえてこないなぁ。同一人物の過去と未来みたいにも見えるのだが、今、皇帝がいることを考えると違うか。

命を吸い取る牢獄でもある泥くじらを、それでも、故郷として愛しているというところがおもしろいところです。と、これは、この前も書いたか。
でも、故郷って、まさにそんないろんなものが、ごった煮で入っているところだなぁと。