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マイナス・ゼロ 広瀬正・小説全集1

ちょっと前から気になっていた広瀬 正の小説全集が文庫化ということで、読んでみました。

時間SFです。
時間SFは、実は、頭があんまり良くないので、何回か読まないと理解できないという……。あっちにも、こっちにも自分がいたり、完全に閉じた系を時間のなかに作ったりというのは、けっこうおもしろかったですけども……。それが、知的ななにかの発見に繋がっているかというと、あんまり繋がっていない。
どっちかというと、まあ、ある人の不思議な人生という感じです。

けっこう、飛躍したことをかいているのですが、表現とか描写は、ものすごく地に足が付いています。よくいうと、リアル。感じた印象をそのまま言葉にすると、「地味」でした。

多分、過去の描写とかは、ものすごくその時代の人には、感じるところがあるんだろうなぁと思います。でも、わたしは、あんまりノスタルジィってわからないのです。

地味で、真面目で、あっけらかん。
おもしろくないことはないけれど。

そんな感じの1冊でした。

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とっても!ラッキーマン6

そして、ナイナイ16に、脱力。

スーパー・スターマン、かっこいいです。ホットスーパー・スターマンに燃えて、再び脱力(笑)

うまい。

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とっても!ラッキーマン5

「バクマン。」のテキストとして読むと、全部、計算尽くみたいな気もするのだが……でも、このあたりでラ・マンちゃんが出てきたりするのは、明らかにノリではないのか??

1話1話は、厳密に計算ずくに。全体の流れはノリでという感じなんだろうか?

それとも、計算していないように感じさせるところまで、計算?

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とっても!ラッキーマン4

字がちっちぉゃくて読めない……ということをのぞけば、このまま完結まで読んでいけそうな雰囲気になってきた。

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仰天・平成元年の空手チョップ

プロレスファンのプロレスファンによるプロレスファンのための「こうあって欲しいプロレス」。

まあでも、あの平成元年の熱さを知らないと、楽しめないか……。

しかし、こうやって、これを書ききってしまうと、テーマがかぶってくる「餓狼伝」とかは、書くテンションが墜ちてくるんではないかと心配してしまいます。
実際、執筆スピードは、墜ちている気がするからなぁ。