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エリア88 1

これも、懐かしいマンガですねぇ。
はじめて見たのは、多分、アニメ版の映画でした。これが、けっこう出来がよくって、あと、コミックを読むようになりました。

コミックの方は、不死鳥のようにいろいろと大きさが変わって、新書版、ワイド版、それから、スコラから文庫がでて、今回のメディアファクトリー版文庫と変わりました。
だからわたし、多分、このマンガ、3回ぐらいは通しで読んでます。それでも、何回読んでも、結構楽しいです。

このマンガは、最初の1巻目は、まだストーリーがはじまっていない感じですねぇ。いつ終わっても、大丈夫な感じで続いています。
でも、あの伏線も、ものすごくしっかりとひいてあります。

中盤から後半にかけて、怒濤の展開を楽しみに少しずつ読み返していきます。

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スパイダーマン3

「スパイダーマン3」の映画をみてきました。

「X-MEN」が、画像的には地味でありながら(それでも「3」はかなり派手でしたが)、大きなテーマで終了したのにくらべて、「スパイダーマン」の方は、動きは派手でしたが、テーマ的にはこぢんまりとまとまった感じでした。

こぢんまりというのは、でも、「ぼくらの隣人」スパイダーマンにとっては、そんなに悪いことではないのかなと思います。

敵は、サンドマン、ヴェノム、ニュー・ゴブリンと3人もでてくるので、ちょっと詰め込みすぎという感じ、説明不足な感じは否めませんでした。

でも、3部作としてみたときは、「ベンおじさんの死から始まって、ベンおじさんの死で終わる」、「MJとの恋愛からはじまってMJとの恋愛で終わる」という感じで、まとまってたなぁと思います。

ずーーっと、可哀想なキャラだったハリーも、ちょっと持ち直したかな?

以下、いつものようにネタバレありです。

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ライオンと魔女 ナルニア国物語

映画が、けっこうよかったので、ファンタジーの原点(?)、「ナルニア国物語」を読み始めました。

訳が、「指輪物語」と同じで、瀬田 貞二です。
この人の訳、読みにくい訳ではないのですが……若干、古いです。
あとがき読んだら、1966年。まあ、古いわけです。

あれから、いろいろ西欧の文化も日本に入ってきたことだし、この訳は、バージョンアップしてもいいのになぁと思います。
わたしは、いろんな人の訳ででていて、選べる環境がいいと思います。まあ、それだけで、パイの取り合いになるので、難しいのだとは思いますが……。
巨人ごろごろ八郎太って、何ものよ……。

それでも、これだけ長きにわたって読み継がれてきただけのパワーは、ありますねぇ。
映画を見て、もっと、キリスト教を前面に押し出した、お説教くさい物語なのかと思っていましたが、決してそんなことはなかったです。

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バッテリー

映画「バッテリー」、見てきました。

実は、原作のあさの あつこの小説は、全然、読んでいません。あさの あつこ自体をまだ1冊も読んだことがないという……。
それなのに、何で見に行ったかというと、ねぇさんが、「バッテリー」のファンだからです。ただし、ねぇさんは文庫で追いかけているので、最後の1巻は、未読。

「早く6巻でろ~」

と叫んでおります。
完結したら、わたしも読んでみよう。

主人公の巧は、豪腕投手。どれぐらい豪腕かというと、思いっきり投げれば、取れるキャッチャーがいないぐらい。そんな巧が、中学校に入学したところから、物語が始まります。

マンガですねぇ。でも、こういうマンガ的展開は、わたしはマンガ読みなのでわかりやすいです。
まあ、マンガだと、そのあたりけっこうオーバーでもいいのですが、実写の映画だと、そういう表現って難しいものです。

中学校入学したての12歳。巧。
デカ!

まあ、怪物といわれるスポーツ選手ですから、体格もいいのかもしれませんが。しかし、巧、そして彼のキャッチャーになる豪ともに、デカイデカイ。

あと、ちょっとした役の同級生たちは小さいのですが、ライバル校の人たちとか(まあ、あの人は3年だけど)、ちょっとかわいい同級生とかも、デカイ。

中学野球の話なんですが、どう見ても、高校野球の話に見えます。

まあ、このあたりの年齢の違和感は、まわりがちゃんと小さいので、より強調されてしまっていました。

性格。
性格も、まあ、けっこう高校生みたいです。

でも、わたし、巧の性格は、あれぐらいの年齢のときって、イライラしているから、けっこうあるのかなぁと思います。読者や、見ている子どもが、感情移入できるのは、ちょっと背伸びしたタイプだと思うんですよ。
外面がチャランポランに見えても、心の中では、けっこう葛藤している自分がいる。そういうキャラクターに、感情移入した経験が、やっぱり自分にもありますから。

豪ちゃんの性格がねぇ、あり得ないぐらいいい子でした。まあ、きっと彼も家ではいろいろあると思うので、そのあたりは、映画ではかき切れていないのかもしれませんが。

ストーリーは、本当に、良くできたマンガを読んでいるような感じです。
これは、誉め言葉。

すっごい好きなシーンがありました。

巧には、体の弱い青波という弟がいます。
で、お母さんは、体の弱い青波をどうしても守りたい。でも、青波は、お兄ちゃんのマネをして、野球をやりたがったりする。
お母さんは、それをにがにがしく思っているわけです。

けっこう、ギクシャクした親子関係なんだけど、それは一面だけで、本当は、お母さんは、巧のことも大切に思ってたりする。
それが伝わるシーン。

同級生の女の子が、巧に電話をかけてくる。
果物を切って電話口に持ってくるお母さん。
このシーンで、お母さんが、すごくニコニコ(ニヤニヤ)しながら、彼に果物を差し出す。
彼が、照れたようにお母さんを追い払う。

これだけのシーンなんですが、ギクシャクしているだけではないんだよというのをメチャクチャ伝えてくるいいシーンでした。

お父さんも、なんというかホノボノキャラで良かったです。

ホノボノしていて、最後、泣かされてしまいました。

多分、いっぱいエピソードが省略されていて、もっともっといろいろなことを積み重ねていく物語なんだろうなということが、この映画を見ているだけで伝わってきました。

まあ、最後のお母さん、アレは失投を招くだろうとか思いましたが。
それはそれで、この映画の終わりに相応しいものだったと思います。

小説読むのが楽しみです。

……。映画が終了後、パンフレットを見てみたら、実際の年齢が……。弟役の青波役の子が、12歳。12歳って、あれぐらいなんですね。
まあ、個人差も、かなりある年ではあるのですが。

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NANA-ナナ-1

矢沢 あいといえば、「ご近所物語」。

昔、アニメ化したあの作品を見て、思いました。

「わたしとは、縁のない世界のマンガだ……」

なんというか、あの独特の絵柄が耐えられなかったのです。しゃべり方や、しゃべっている内容にも、とても共感出来とはおもわなかった。

でも、「NANA」はおもしろいというウワサ。「のだめ」も、「ハチクロ」も、確かにおもしろかったんです。そのラインで、「おもしろい」といわれているとしたら、これは、もしかするともしかするのかも。

けっこう趣味の合うスジから映画だか、ドラマだかも、おもしろかったという感想が聞こえてきます。

絵柄も、「ご近所物語」の頃とくらべると、見やすくなっている気がする……。いや、実は、「ご近所」は、アニメをチラッと見ただけで、コミックはカバーのイラストぐらいしか見たことないので、これってすごい偏見なのかもしれないのですが……。

で、とりあえず昨年末に「NANA」を購入。
しばらく、放置(笑)
チラチラとページをのぞいたり。

2人の「NANA」という名前を持つ女の子の物語。
1人は、おっさんと不倫しているコギャルらしい。
もう1人は、バンドのボーカル。

………。
ダメかもしんねぇ。
「あ・そ・ぼ」の感想文の題は、きっと、「縁なき人々」かも……。

てなことを思っていたのですが……。

今日はじめて、通して読みました。

あぁ、いい。

まあ、小松 奈々にしろ、大崎 ナナにしろ、わたしの人生に関わり合いになる種類の子では確かにない。特に、小松 奈々の方は、わたしは現実にいたら、鬱陶しい苦手なタイプだと思います。
でも、なんだろう、それはそれなりに誠実に生きているのかもしれないというのが、ストンと伝わってきた。

1巻は助走で、あんまりギュッとつかまれるマンガってけっこう少ないと思うのですが、これは、1巻でちょっと捕まってしまった感じです。

この2人のNANAの人生が、どこか交錯するのか、ずっとこのまま平行線なのか、今のところ全く知識なしに読んでいるわたしなのですが、そのことが、ラッキーと思える物語です。