ジャングル大帝2 手塚治虫文庫全集
1巻では、ほめすぎたかも。
実は、手塚 治虫は、なんにも考えずに、ただ本能のままにかいていただけかも……。
実は、後半、ロストワールドになっていたとは……。わたしは、以前、読んだはずなのですが、まったく忘れていました。
1巻では、ほめすぎたかも。
実は、手塚 治虫は、なんにも考えずに、ただ本能のままにかいていただけかも……。
実は、後半、ロストワールドになっていたとは……。わたしは、以前、読んだはずなのですが、まったく忘れていました。
「ジャングル大帝」です。
レオです。
わたしにとっては、アニメの印象が強いです。あれ、日本で初めてのカラーテレビアニメでしたっけ?
多分、見ているのは、何回も繰り返された再放送です。
コミックのレオは、大人になってから読みました。
その志の高さ、想像力の広さに、ビックリしました。
特に凄いと思ったのは、人間世界で育ったレオが、最初、ジャングルを見て、
「ぼくのふるさとはこんなところじゃない」
と嘆くシーンです。
テーマには、ジャングルへの自然への賛歌があるのに、あえて、1回転させてそれを見せる。そのすごさ。
子どもに、本物を伝えようとしているのだなぁと、ものすごく感動しました。
けっこう巨匠って、マンネリをおそれずにかきつづけている人が多いのですが、手塚 治虫は、マンネリとかあんまりないみたいです。こういう連作読み切りでも、1つ1つものすごくしっかり話が作ってあります。
この人の天才というのは、こういうところなのだと、あらためて思います。
2巻も半ばぐらいになると、コマも大きくなって、だんだんと読みやすくなってきます。
石ノ森 章太郞、桑田 次郎と、いろんな人がかかわっていて、やっぱりすごいなぁと思います。
よみやすくなっていったのは、そういういろんな風が、作品の中に入っていったせいかもしれません。