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重機甲兵ゼノン1

ゼノンは、わたしにとって、マンガで読んだはじめての「仮面ライダー」の様な物語なのでした。
その後、「強殖装甲ガイバー」とか、いろいろ出てくるのですが、自分のなかの原点にある(マンガの)変身ヒーローが、ガイバーなのです。

今、読んでも熱い。
展開的には、薗子と叶の関係とか、かなりスピーディすぎて無理があるところもあるんですが、この圧倒的に熱量に、当時クラクラしたものでした。

そして、数年前に、アッパーズKCから、30ページかきたした完結編が出た。
この30ページは、もう本当に「その後」のダイジェストという感じで、訳がわからないものでした。

で、今回、「リュウ」で、再び、あの後が連載されるということで、「本当にゼノン」にあえるのだと楽しみにしています。

あの30ページは、なかったことになっちゃうのが、それとも、繋がっていくのかは、まだ知らないのですが、熱い物語が読めることだけと確かだと期待しています。

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ミドリノツキ 下

「ミドリノツキ」完結編です。
「星虫」シリーズ以外の岩本 隆雄を読んだのは初めてです。でも、この人、どれも安心して読めるわぁ。

若干、少年マンガが好きというだけで、性同一性障害といわれるのはどうか(笑)とか、いろいろツッコミどころはあるのですが、楽しい。

なんとなく感じていたイスティルとピュンの関係も、なかなか二転三転していって、単純に白と黒ではないよというところもよかったです。

この人、本当に小学生、中学生に読んでもらいたいようなジュブナイルをかくよなぁ。
ライト・ノベルのレーベルから出ると、派手さが少ないので難しいと思うのですが、荻原 規子と同じ様なスタンスで、本を出していけるといいのになぁと思います。

どうよ、徳間書店BFT!
ここに、素敵な作家がいるよ!!

岩本 隆雄
朝日ソノラマ
発売日:2001-10
 

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デロリンマン 下

下巻の途中で、ジャンプ版のデロリンマンが完結して、マガジン版のデロリンマンが始まります。

でもこれ、同じように見えて、別物だ。

ジャンプ版は、あくまで絶望のうちに終わります。

マガジン版は、はじめこそジャンプ版のリメイクなんですが、徐々にちょっと救いがある感じになっていきます。家族とも、それなりにうまくいく。
その分、デロリンマン自身のどうしようもなさが目立つ気がします。
たとえば、家族に迷惑をかけているのにもかかわらず、なんでご近所をウロウロしてるんだとか……。

そして、息子の四郎も、独裁者ノーリターンになるにいたって、世界自体が、崩壊していく感じです。

でも、わたし、このノーリターンの

「そゆこというところすぞ」

っいうセリフ、知っている気がする……。

デロリンマン(下) (徳間コミック文庫)

ジョージ秋山


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デロリンマン 上

この頃のジョージ秋山って、いったいどんな育ち方をしていたのだろうと思います。
「アシュラ」にしても、「銭ゲバ」にしても、そしてこの「デロリンマン」にしても。

ギャグマンガなんですが、多分、けっして笑っていないと思う。
というより、何もかもに対する怒りを感じる。

物語的に、その先の救いまで見ているように感じるのですが……怒りが強すぎて、そこまでたどり着けない。そんなもどかしさを感じます。

あぁ、でも、デロリンマンを見ていると、今も昔も、世知辛い世の中なのはあんまり変わってないのかも。

デロリンマン(上) (徳間コミック文庫)

ジョージ秋山 / 徳間書店(1995/08)


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冥王計画ゼオライマー 完全版

今はなき、エルピーブルに乗っていたという名作マンガ(笑)

そういえば、「いつまでも どこまでも」も、エルピープルだったんだよなぁ。

1巻なので、出来としてはそれなりなんですが、1巻ものとしては、充分に楽しめると思います。
この人、もともと、長く長く話を書いて、おもしろくなっていく人だからねぇ。