時には愚かさも必要かもしれない
デロリンマン 上
この頃のジョージ秋山って、いったいどんな育ち方をしていたのだろうと思います。
「アシュラ」にしても、「銭ゲバ」にしても、そしてこの「デロリンマン」にしても。
ギャグマンガなんですが、多分、けっして笑っていないと思う。
というより、何もかもに対する怒りを感じる。
物語的に、その先の救いまで見ているように感じるのですが……怒りが強すぎて、そこまでたどり着けない。そんなもどかしさを感じます。
あぁ、でも、デロリンマンを見ていると、今も昔も、世知辛い世の中なのはあんまり変わってないのかも。
ジョージ秋山 / 徳間書店(1995/08)
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