アンドレア・ディ・ヴィ-ト,ジョン・ロジャーズ,府川由美恵,読書Andrea Di Vito,アスキー,アンドレア・ディ・ヴィート,アンドレ・ディ・ヴィト,エンターブレイン,クトゥルー,ソード・ワールド,ダークエルフ物語,ドラゴンランス,ファンタジー

DUNGEONS&DRAGONS 影の疫病

「D&D」のアメコミ。
よく見ると、ヴィレッジブックスでもなく、小学館プロダクションでもなく、KADOKAWAでした。なるほど、流れとしては、アスキーエンターブレイン系なのね(多分)。
まあ、こういうレーベルが出てきたのはうれしいけれど、角川系だと、けっこう売り上げがシビアで切られるのが早いんでないかと心配もしています。
今は、クトゥルー神話系とか、D&D、エルリックとか、TRPGと関わりの強そうなところを攻めている感じですね。

ただ、わたしはイマイチわかっていないのですが、「D&D」というのは、システムの名前であって、世界観ではないんですよねぇ?だから、ルール的には同じでも、多分、「ドラゴンランス」の世界や、「ダークエルフ物語」の世界とは繋がっていない。そして、「ドラゴンランス」の世界ですら、世代によってちょっと世界観が変わってくるという感じになっているんだと思います。
あってる?これで?

ということで、これは無印の「D&D」なのかな。そんなに世界的な設定とかはなくて、おなじみなファンタジー世界で、おなじみの種族が、おなじみのモンスターと戦って、おなじみの冒険をするという感じです。世界の設定そのものを改変してしまったり、パワーバランスを壊すような大きな冒険はしない感じで、冒険者の日常という感じです。
初期のソード・ワールドTRPGのスチャラカ冒険隊みたいな感じ。
まあ、「D&D」も知らないうちに、いろいろな種族が増えているので、わたしにとっておなじみというわけではないんですけどね。

物語としては、そら、スケールが大きい物の方が、ファンタジーという感じがしますけど、こういう小さな冒険も好きです。
やがて英雄とよばれるようになるのかどうか?それは、わからない。
でも、若さとなんとかなるという自信だけは、もっている。
そういうお話。

そして、続き、あるのか?

しかし、KADOKAWAなら、こんなヴィレッジブックスみたいな値段にしなくても出せたのでは……。

アンドレア・ディ・ヴィート,Andrea Di Vito,
ジョン・ロジャーズ,John Rogers,
府川 由美恵
KADOKAWA
発売日 : 2019-12-17

永井豪,読書キューティーハニー,ダイナミックプロ,マジンガーZ,マンガ,富士見書房,小学館,小学館プロダクション,小学館集英社プロダクション,戦争,日本文芸社

激マン!マジンガーZ編5

衝撃的な事実を知りました。
集英社って、元々、小学館の子会社だったんだ。なんか、角川書店と富士見書房みたいな関係だったみたいですね。
アメコミが、小学館プロダクションから、小学館集英社プロダクションにかわったときに、アレ、こんな出版社同士で、合体することってあるんだと思ってびっくりしていたのですが、今でも、小学館は集英社の大株主だそうです。
それどころか、なんと、白泉社も、そんな感じで小学館から枝分かれした会社みたいですねぇ。おそるべし、小学館。

そして、その頃から、それでも集英社って、ものすごく、「自分たちが!!」という意識の強い会社なんだなぁということが、良くわかるお話でした。
だからこそ、そのままハレンチ大戦争に突っ走れたんだろうなぁと思ったり、今回みたいな連載中断になってしまったりもする。

その勢いは、めんどくささも感じるけれど、やっぱり好きだなぁと思います。少年マンガだ。

ということで、「マジンガーZ編」は完結です。
次は、「グレートマジンガー編」ではなくて、「キューティーハニー編」。これまた、楽しみ。

アラン・ムーア,デイブ・ギボンズ,沖恭一郎,海法紀光,石川裕人,秋友克也,読書アラン・ムーア,スー,スーパーマン,デイブ・ギボンズ,バットマン,パーマン,世紀末,小学館,小学館プロダクション,映画

WATCHMEN

小学館プロダクションが、アメコミをバリパリ出しているとき、読んで衝撃うけた1冊です。

DCとマーヴルの2大レーベルが主に翻訳されていたのですが、「X-MEN」とかマーヴルのシリーズにははまったのですが、「スーパーマン」や「バットマン」などDCのシリーズにはあんまりひかれなかったのです。

まあ、マーヴルの方は、けっこうたくさん刊行されていたのに、DCの方はあんまり続きが出ていなかったような感じだったので、人気も、そうだったのではないかと思います。

で、そんななかで、いろいろ買ったDCのアメコミのなかで、唯一、「これはいい」ということで、ずっと持ち続けていたのが、この「WATCHMEN」でした。1

東西の対立、核の恐怖、世紀末の雰囲気がものすごくする時代の物語です。矢野 健太郎が、「ケイオス・シーカー」のシリーズで書いたように、人間は「のど元過ぎて熱さを忘れて」しまっただけで、恐怖はずっと、となりにあり続けています。それを思い出させてくれる物語です。
今読んでも、充分におもしろいし、読み応えがあります。

まあ、前読んだときから、数年たっているので、かなーり、細かいところは忘れていました。

事件の黒幕とか……すっかり、わすれておりました。

今回、この名作が、映画化の記念としてまた刊行されて、新しい読者の手に渡るというのは、とても喜ばしいことです。

映画も見てきたので、その感想もそのうち書きますが、そりゃ、この濃厚な密度のストーリーを楽しみたいと思ったら、原作ですよ。

デイブ・ギボンズ,Davegibbons,
アラン・ムーア,Alan Moore,
石川 裕人,秋友 克也,沖 恭一郎,海法 紀光
小学館集英社プロダクション
発売日:2009-02-28
 

  1. ちなみに、マーヴルの方は、全部残っています。もちろん。 []

小林靖子,読書,隅田かずあさウィッチブレイド,ウィッチブレイド 丈流,ジャイブ,チャンピオンREDコミックス,マンガ,メディアワークス,小学館,小学館プロダクション,小林 靖子,新潮社

ウィッチブレイド 丈流 1

「ウィッチブレイド」といえば、わたしにとっては、1999年にメディアワークスから出ていた「ウィッチブレイド日本語版」です。
これは、色っぽいアメコミとして、わたしの印象に残り続けています。

アメコミの女性って、けっこう色っぽそうで、実はコードがけっこうガチガチなので、あんまり色っぽくなかったりします。
でも、この原作コミックの主人公サラ・ペッチーニは、なんというか、すごい色っぽさを感じたのを覚えています。

で、この「丈流」です。

日本の土着的なお話とからめて、けっこういい感じに作ってあります。

ベッチーニは、もともと乱暴者(笑)だったのですか、この話の丈流のように、普段おとなしいのに……という方が、その落差もおもしろいかもしれません。

でも、あのとき感じた「色っぽさ」は?

と聞かれると、けっこう難しかも。

日本のマンガの方が、アメコミよりも直接的な表現は多いのですが、わたしには、アメコミ版の方が勝っているような気がします。
このあたりは、刷り込みなのかもしれませんが……。

「ウィッチブレイド日本語版」の続きは、出ないのかなぁ。
いろいろ展開している今こそ……。

どうよ、ジャイブ。
↑ でも、ジャイブは高いので、本当は、新潮社か、小学館プロダクションから出たらいいなぁと思っています。

映画,X-MENきら,カプコン,スパイダーマン,スー,学校,小学館,小学館プロダクション,映画,秘密,X-MEN

X-MEN ファイナル デシジョン

「X-MEN」は、わたしが最初にはまったアメコミで、特別、思い入れが強い作品です。

もともとは、カプコンの対戦格闘に出ていたキャラクターとして認識していて、小学館プロダクションから出ていたコミックシリーズで、詳しく活躍を知ったという感じです。

その後、「スパイダーマン」や、「X-MEN」の映画に出会ったということで、はじめからいろいろな知識を持っていたので、出会い方としてはラッキーだったのではないかと思います。

「X-MEN」は、マーヴルの他のヒーローたちと比べて、メチャクチャ地味です。その地味さは何かというと、1つは、X-MENが、1人の主人公がいない群像劇だということもあります。まあ、「ファンタステック・フォー」とか、ヒーローチームが主人公になる作品はいくつかあるのですが、それにしても、「X-MEN」は、学校の人たち全員が超能力者ですからねぇ。
もちろん、最初は4人か5人の普通のチームものだったようですし、ストーリーの中心人物になるのは、その時時によって数人なんですけどね。今回の映画では、ローガン、オロロ、キティ、あと復活したあの人あたりが主人公格。エグゼビアとマグニートーは、いつも通りの別格という感じです。でも、それで収まりがつかなくて、派生シリーズが、たくさん出ていたという……。
まあ、みんなが超能力者ということで、「ヒーロー」っていう感じではないのです。

それから、地味な部分のもう1つは、X-MENたちミュータントが、他のスーパーヒーローたちと違って、社会的に迫害されている存在だということも、関係していると思います。
もちろん、他のヒーローたちも、人から誤解を受けたりすることはあるのですが、それでも、彼らは人々の「ヒーロー」なのです。でも、ミュータントたちは、ヒーローというよりも、アウトローな感じがつきまといます。
名作「マーヴルズ」のなかで言われているように、

「彼らは、マーヴルズの暗黒面なのだ…」

という受け止め方をされています。

でも、その地味さ、ある意味、暗さは、実は「X-MEN」の魅力そのものだと思います。

映画「X-MEN」、「X-MEN2」は、その地味さ、暗さを、上手に表現していたいい映画でした。

さて、今回の「ファイナル デシジョン」です。

ついに、ミュータントパワーをおさえる薬が開発されました。その薬の名は、「キュア」。
その薬で治療をすれば、ミュータントは、超能力を失うかわりに、「普通の人間」として生きていくことができる。

しかし、ミュータントパワーは、本当に消し去るべきものなのか?
そのミュータントパワーのために、人と直接ふれあうことができないローグにとっては、それは普通の生活を取り戻すための福音であった。
しかし、ミュータント至上主義をとるマグニートーにとっては、とうていその薬は受け入れることはできない「敵の武器」であった。

自分の能力は、治療すべき「病気」なのか?X-MENたちに動揺が走る。
そんななか、マグニートーは、ブラザーフッドを組織し、人類に宣戦布告する。

てなあたりは、予告編で流れているところ。

では以下、ネタばれありです。