幻魔大戦 Rebirth 7
「幻魔領域」でのお話が終了。
幻魔は、破壊衝動が強すぎて、自分すら破壊してしまうというのがおもしろいところ。まさに、混沌という感じで、でもそうすると組織だって戦うなんてこと無理ではないかとも思うのですが。割と掟が好きだったりするのも、悪の組織。悪は自身をむしばむそのもの。
そして、「東丈の帰還」ということで、現世の舞台に東丈が帰ってくる。
ただ、この次元が、本当に以前のお話と同じ次元なのか、世界が変わっているのかは、もう誰にもわからないという……。
組織論。
このあたりは、新興宗教への誘いみたいになっているんだけれど、書いた平井 和正は、GLAにから離れていたのかなぁ。
微妙な感じですよねぇ。
まあでも、異様な迫力があるのは確かで、そして、それが良くも悪くもオウムとかいろんなことに繋がっていったのも確かだと思います。
作者は、読者の読解力にまで責任は持てないしなぁ。
そして、あまりにもあまりにも、平井 和正が、圧倒的に純粋だったんでしょうねぇ。教祖以上に。
ちょっと、四郎のイメージが弱い感じはしますが。あんまり画力ありすぎても生々しくなるからなぁ。
前半のクライマックス、GENKENクリスマス講演会。
小説版でも、このあたりで、読みたいのとちょっと違うけど、メッチャおもしろいなと思い出していました。
まだ、続きをかく気はあるみたいなので、気長に待ちます。