藤田和日郎,読書からくりサーカス,小学館,少年サンデーコミックス,藤田 和日郎

からくりサーカス43

昔はおもしろかったけど、最近は、ダメダメとかいわれながら続いていた「からくりサーカス」も、とうとう完結です。

でも、本当に、最近の「からくりサーカス」は、ダメダメだったでしょうか?

わたしは、43巻まで、ずーーっと、一定のテンションを維持してきた希有な物語だと思っています。
そのテンションは、人に優しい、肌触りのいい種類のものではないので、人にとっては重たかったのかもしれませんが、それは決して、「ダメ」といわれる種類のものではなかったのではないかと思います。

なによりも、この物語を43巻かきあげたというが、すばらしいと思います。

たしかに、この物語は、矛盾や、穴がいっぱいあると思います。テンションだけで押し切っていく強引な展開。絶対、先なんて考えてなかっただろう……とか思いますが、人生もまたしかり、本当のところ先なんてわからないんですよねぇ。
だから、

「元気があれば、なんとかなる」

というのは、とても、本当のことだと思うのです。

フェイスレスとまさるの最終決戦。
あそこで、ディアマンティーナや、問いに対するまさるの答えが、あんなふうに決まるなんて、多分、作者だって計算してかいたわけではないと思います。
でも、物語の持つ、テンションがいつも、しっかりとスジの通ったものだったので、しっくりと落ちていったと思うのです。

こういう仕事って、なかなか出来ないんですよねぇ。
キャラクターが生きて、本当に物語をぐいぐいと引っ張っていきました。

完結に立ち会えてうれしいです。

おつかれさまでした。

カーテンコールに、拍手!!

読書,高橋留美子小学館,少年サンデーコミックス,犬夜叉,高橋 留美子

犬夜叉46

うーん、今までも、特に分身とか見ていると、奈落って、充分に人間の心があるように見えるのですが。
しかし、この46巻にして、新展開というのは、なかなか、すごいです。あんまり破綻がなく、それなりにおもしろいですから。

安西信行,読書安西 信行,小学館,少年サンデーコミックス,MAR

MAR14

精神力というのは、なかなか便利な言葉です。
長靴をはいた猫の力が、今ひとつわかりませんが……。

あだち充,読書あだち 充,クロスゲーム,スピード,マンガ,小学館,少年サンデーコミックス

クロスゲーム4

「コントロールか、スピードか」

こういう見せ方が、あだち充は、本当に上手いなぁと思います。
野球というスポーツのリズムが、あだちマンガまスピードとよくマッチしているのだと思います。

藤田和日郎,読書からくりサーカス,小学館,少年サンデーコミックス,藤田 和日郎

からくりサーカス42

ラスト1巻なのだそうです。
とうとう、ここまで来たなぁ……。長かったよなぁ……。

って、まだ、終わっていません。
というか、本当に、あと1巻で終わるのか、心配な展開です。

でも、謎はもう残ってないか?
あとは、グイグイとストーリーをすすめていくだけです。