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ハムスター

今回、わたしが1番たくさんプレーしたゲームは、「ハムスター」です。
いろいろなご家族と3回ぐらいプレーしました。

これは、「こぶたのレース」以外の新しい初心者オススメゲームをつくろうという純粋な意図と、このゲームのレビューをそのうち書く予定なので、何回も遊んでおこうというちょっと不純な意図があったわけです。

最初は、「クレイジーチキン」の後、同じ子と対戦。
2人でやると、ちょっと、あっさりしすぎておりました。

わたしの方のカードが、偶然ですが、簡単にそろいすぎてしまって、相手はちよっとおもしろくない様子。

こっちも、拍子抜けです。

あれれ?
こんなゲームだったっけ?
確かめるためにも、何回もゲームをしなければなりません。

2回目、3回目は、4人でプレー。
これぐらいでやると、「行くか?やめるか?」プレーヤーの性格の違いもでて、やつぱりおもしろいです。
3、4人でプレーした方が、このゲームのおもしろさはでるようです。
よかったよかった。

「同じ種類のカードを連続でめくったとき」と「同じ種類の食べ物を6個以上集めたとき」の2種類のバーストがあるというところは、ちょっと、説明しづらいところなのですが、そこさえわかってもらえれば、小学校低学年の子でも、充分に楽しんで遊べていました。

厳密にいうと、場のめくるカードが少なくなったとき、捨て札をどのタイミングで場のカードと混ぜるかというところがちょっと不明です。場のカードがすべて無くなったらということにしていたのですが、そうすると、残りの2枚が絶対バーストする組み合わせということもあり、ラスト3枚ぐらいで場を作りなおしてもよいかなぁと思いました。

「こぶたのレース」と同じように、ハムスターという題材がかわいいところいいもです。
オススメしやすい雰囲気をもっています。

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靱会館に着いたのは、10時15分ぐらいです。
もう、ちょっとゲームが始まっている感じです。
どうやら、もう1本速い電車に乗ると9時45分につくようです。遠距離通勤(?)なので、この30分という時間のロスは、いかんともしがたいようです。

1回、自動車で行ってみようという気もあるのですが、電車よりも時間がかかりそうなんですよね~。
高速乗ると、電車よりも高くつくし。
でも、そうすると、いろいろ重たいゲームとかも、もっていけるなぁと思っています。
例えば、「ヴィラ・パレッティ」とか…(それしか思いつかなんだ)

クレイジー・チキン

ついて、最初にやったゲームは、「クレイジー・チキン」です。
小学校2年生の子と遊びました。

クレイジー・チキンは、クレイジーな闘鶏をテーマにした2人用のカードゲームです。
わたしは、はじめてでしたので、この2年生の子とそのお母さんにルールを説明してもらって遊びました。

カードは9種類あります。それぞれのカードは数字がかいてあって、それがそのカードの存在する枚数です。

手番のプレーヤーは、まず、2つある山札、2つある捨て札の山の好きなものから2枚引きます。
そして、「役を場に公開する」か、「手札を1枚捨て札にする」かを選択します。

「役」は、基本的におなじカードが2枚以上あれば成立します。おなじカードをまとめて自分の前に公開します。
ただし、相手が先におなじカードで「役」を公開している場合は、相手の公開している以上の枚数で、「役」を作らなければなりません。
新たに自分が作っていた以上の枚数で「役」を作られてしまった場合、自分の出していた「役」は、すべて捨て札になってしまいます。

「手札を1枚捨て札にする」場合は、2つある捨て札の山の好きな方に捨てることが出来ます。次の手番の人は、捨て札の山からもカードを引いてくることが出来ますので、相手の集めているカードが捨て札の一番上にならないように、注意しなければなりません。

公開した「役」のカードの数字が、そのまま自分の点数になります。
だから、出来るだけ大きな数字のカードを「役」として公開したいわけです。
でも、大きな数字のカードは、枚数も多くて、新たに「役」をつくられて、ひっくり返されやすいのです。

ゲームは、どちらかが、5枚種類の「役」を公開するか、2人で9種類の「役」をすべて公開した時点で終わりです。
ゲームを終わらせたプレーヤーが勝つわけではなく、点数の多いプレーヤーが勝ちます。

先攻後攻を交代して4回戦して、合計が多い方が勝ちです。

まずは、軽ーく1回戦目。
わたしの方は、様子見です。

手札に「役」ができたら、どんどん公開していきます。そうすると、すぐにどんどん「役」をひっくり返されてしまいます。

なるほど。相手の役をひっくりがえしていく様に、カードをそろえていくのだな。
もしかすると、相手がひっくり返せないぐらいの数カードを集めてから公開するというのも、アリかもしれないな。
だいたい、コツがわかったー。

30点ぐらいの差がついておりました。

で、わたし先攻の2回戦目。

うーむ。何枚ぐらい集めてから出したら、ひっくりかえされないのだろう。5枚ぐらいかな。

このゲームのすごいところは、お互いがゲームを引き延ばそうとしたら、かなりどこまででも引き延ばせることです。お互いに、最後の「役」を公開しなければいいわけです。
それでも、山がなくなったら、終了というルールがあるようですが、どうやら、そこまで行くことは、めずらしいそうです。
たしかに、勝っている方は、一気に役つくって終了させた方が得だからです。

2回戦目は、こっちもコツを掴んできて、実力伯仲です。
こちらも、相手も、もう1種類相手の「役」を横取りして、優位に立ってからゲームを終了しようとしているので、最後の「役」を出せるくせに出さない。
もうすぐ、山札がなくなるというところまで行きました。

結局、最後の山札を引いて、わたしが最後の「役」を出して終了。

なんと、同点。依然として合計点は30点差ぐらいです。

3回戦目は、一転して、わたしが一気に6つ「役」を公開して勝ちました。

子ども相手でも関係無しです。
というか、手を抜いていたら、絶対に勝てません。
勝ちに行くで、おっちゃんは。

でも、最初の30点差というのは大きくて、15点差ぐらいしか縮みませんでした。

4回戦目。
4回戦目も、3回戦目と同じような勝ち方をしたら、逆転できます。
20のカード、7枚で「役」公開どうや。
18のカード、6枚で「役」公開どうや。

悪いなぁ。いっきに6種類公開させてもらうでー。

でも、5種類ぐらい公開すると、最後の1種類がどうしても公開できません。
そんなことをしているうちに、

「オーノー。ちょっとまて。その20のカード8枚ってなんやーー」

という感じで、どんどんひっくり返されていくんですねぇ。
結局この4回戦目も、僅差で負けてしまいました(泣)

なかなか、楽しいゲームでしたが、朝一番にするには、ちょっとヘビーなゲームでした。しかも、4回戦までしっかりしたし。
うむ。最初の30点差がきつかった。今度するときは、負けへんで。

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お昼は、浜大津アーカスで食べて、再び「ころぽっくるの家」へ。

午後のゲーム会は、2時からです。
それまでの間、ちょっと時間があるので、一階さんが持ってきた「アミーゴ」の子ども用ゲームの新作をお店の方2人と遊びました。
お客さんが、おられなかったからなのですが、わたし、このお店の一緒に遊んでくれるこういうところに弱いんです。

わたしのオススメは、やっぱり「ハムスター」です。4人でするのがやっぱりおもしろい。でも、これはどっちかというと小学校に入っている子ども向けのゲームかな?
一階さんのオススメは、「おなじはど~れ」で、こっちは、小さな子どもすぐに遊べるすぐれものでした。

今のところは、これらのゲームは、「ころぽっくるの家」では扱っておられないのですが、仕入れをされているメーカーでは扱っているようなので、こういったゲームがお店で売られるようになってきたら、わたしとしても、京都まで買いに行かなくていいのでうれしいですね。

さて、午後からは2家族でした。
小学校1年生の子と3年生ぐらいの子の2人でした。
ちょっと、さびしい感じです。どうやら、小学校1年生の子は、お兄ちゃんも参加予定だったのですが、これなくなった様子。そして、もう1家族こられる予定だったのですが、そのご家族も、キャンセルになったようです。

お昼からは、保護者の方も誘えなくて、ちょっと残念でした。
でも、子どもと遊べたし、子どもに「お気に入りのゲーム」も出来たので、よしとしましょう。

午後から遊んだゲームは、「ハリガリ・ジュニア」、「コンタクトゲーム」、「クラウン」などです。

ちょっと、午前のゲームからはレベルアップして、遊びやすくなった感じです。

ハリガリ・ジュニア

「ハリガリジュニア」は、きれいな音の出る楽しいベルのついたカードゲームです。
カードには、いろいろな色のクラウンの絵が描いてあります。そして、クラウンには、笑っているクラウンと泣いてるクラウンがいます。

カードをプレーヤー全員におなじ数だけ配ります。そして、1人ずつそのカードを自分の前に1枚ずつ表向けにしていきます。
「おなじ色」の「笑っているクラウン」のカードが場に2枚出た場合は、出来るだけはやく中央のベルを鳴らします。
ベルを鳴らすことが出来た人が、場に出ているカードを取ることが出来ます。

これは、最初のうち、子どもたちは、大人に手も足も出ない感じでした。なかなか、全体のカードを見回して、比べあうというのが、難しかったようです。

やっと、大人の時代がきた(笑)
でも、上達ははやいです。2回目になると、小学校中学年の子は、ほぼ、大人とおなじスピードで反応することが出来るようになっていました。
み、短い天下だ。

コンタクトゲーム

「コンタクトゲーム」は、以前、このサイト「あ・そ・ぼ」の掲示板でも話題になっていたラベンズバーガーの「つなげていこう」の日本語版です。

「このゲーム知ってる!おわりのないゲームや!!」

という小学校中学年の子の叫び声にうなずきつつも、プレー開始です。

タイルをつなげているゲームです。タイルには、「川」、「道路」、「線路」のどれか、または複数のものの絵が描いてあります。それらが、上手につながっていくようにタイルをおいていかなければなりません。
なかにジャンクションと呼ばれる「川」、「道路」、「線路」の終端が描かれたタイルがあって、それを出せば、「川」と「道路」の描かれた道から、「川」が終了して「道路」だけが続いていくタイルなどに変化させることが出来ます。

1人10枚のタイルを持ってスタートします。手札からつなげるためのタイルを出すことが出来なかった場合は、山札から1枚タイルを引いてこなければなりません。
はやく、自分の手札をなくしたプレーヤーが勝ちになります。

で、このゲームなのですが、つなげるものが「川」、「道路」、「線路」で、その3つが平行に描かれています。
つまり、つなげる場所は、タイルの両端2つだけなのです。
そして、タイルの種類は、単純に組み合わせを考えて、7種類です。そして、3つのラインのつながり方は、ジャンクションカードが出ない限り変化しません。

どういうことが起こるかというと、おけるカードよりも、山から取るカードの方が多いんではないだろうか?
ということです。

つながりそうで、微妙につながらなかったりするので、子どもにとってはけっこう考えるゲームです。
でも、ゲームの勝敗は、ほとんどタイルの引きという運の要素が多いです。

案の定、ゲーム終了時にタイルが10枚より多くなったプレーヤーが、ゴロゴロ。

できあがった道を眺めたりするのは、けっこう楽しいし、もっとサクサクタイルをおけると、もっと楽しいゲームになるのになぁ。
多分、ラインの種類が3種類ではなくて2種類くらいで充分なのだと思います。

1番少なかったのは、小学1年生の子でした。
ということで、今回、この子が1位。

大人と、小学校中学年の子は、終わった終わったとちょっと安心していたのですが、この小学校1年生の子が、メチャクチャこのゲームを気に入ったようでした。

「もう、1回しよう。もう、1回しよう」

なんでだ?

りんの分析によると、「勝ったゲームはよいゲーム」なのでした。
「ハリガリ・ジュニア」では、あんまり活躍できなかったからねぇ。

クラウン

最後に遊んだゲームは、「クラウン」でした。うつぼゲーム会でも遊ばれて、大人もハマった名作です。

今回は、たしか5人でプレー。
5人でプレーすると、ちょっと時間のかかるゲームです。4人ぐらいで遊ぶのが適当かな。
でも、人数が多いと、その分気の抜けない展開になって、おもしろいともいえます。

サイコロを振って、クラウンの体のパーツを集めていくゲームです。
各パーツには、1~6までの数字が振ってあります。サイコロで出た目のパーツがもらえます。

「1」のパーツは短くて、「6」のパーツは長いのです。最終的に背の高いクラウンをつくった人が勝ちです。

ゲームの肝は、サイコロを振ったとき、前の人が出したサイコロの目を出すと、後の人は、前の人のとったパーツを横取りすることになります。横取りされた人は、もう1回、順番が回ってきて、もう1度サイコロを振ります。
5人でやると、6種類のものを5人で取り合うわけで、この横取りが熾烈な戦いになります。

考えるところはないので、けっこう小さな子でも遊べると思います。ただし、大人が手加減をしてあげられるポイントもありません。
まあ、もとより、あんまり手加減をする大人でないので、この辺は大丈夫(?)ですが。
今回は、なんと5人中3人が同じ背の高さというすごい展開になりました。
今まで、2回ほどこのゲームをやっていましたが、こんな結果になったのははじめてでちょっと驚きました。

さて、3つのゲームが終了して、そろそろ終了時間です。

後半は、いろいろな種類のゲームがバランスよく紹介されていた感じでした。
↑ わたしの好みの問題という説も……。

「このゲーム、もう1回する~」

お気に入りのゲームを抱きしめて主張しているのは、小学1年生です。
もっているゲームは、「コンタクトゲーム」です。

一階さんの分析によると、「今回遊んだゲームのなかで、あのゲームはじっくり考えられるゲームだったからではないか」ということだそうです。「手番に自分の考える時間が確保できて、じっくり考えることができたのが、気に入ったのかな」と。

おぉ。りんの分析よりも、奥が深い(笑)
そうすると、ブロックスなんかもあったら、気に入ったかもしれませんねぇ。

そんな感じで、楽しく子どもたちとゲームをすることが出来ました。

テーブルゲームの会は、5月11日(日)にも行われます。
もちろん、りんも参加するつもりです。

今度は、どんな子たちと、どんなゲームを遊べるのでしょう。
楽しみです。

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企画されていたゲーム会は、午前と午後にわかれていました。
午前中は、幼稚園の年長から低学年向け、午後からは、小学校中学年以上向けということで、両方に参加です。

大阪から、「ゆうもあ」の一階さんも、子どもたちとボードゲームができるのならばとJRと京阪電車を乗り継いで駆けつけてくれました。

お店の方としゃべったりしている間に、だんだんと子どもたちも集まってきました。

午前中の参加者は、最初は2家族でした。
お母さん方が参加されるときに気にしておられたのは、他の子のお母さん方が参加されるかなぁということでした。
わたしたち大人も参加しますよ~と、お母さん方にアピールして、2家族ともお母さんに参加していただくことができました。

実は、子どもの参加もさることながら、保護者の方が参加してくださるということが、最近すごく大切だなぁと思っています。
やっぱり、ゲームに参加しないと、保護者にとっては、ボードゲームも、テレビゲームも、「ただのおもちゃ」に過ぎません。
でも、実際に遊んでもらうと、子どもと一緒に楽しい時間が過ごせる素敵なものだということに気づいてもらうことができます。
「知育玩具」的な紹介をすれば、ある程度は、保護者の方に受け入れられるのかもしれないのですが、そうすると、大切なゲームの遊びである部分がどうしても抜け落ちてしまいます。親にとっても、子どもにとっても、ゲームすることが、なにかの修行になってしまうのは、なんだか悲しいことのように感じます。
だから、今回の保護者の方の参加は、とってもうれしいです。

最初は、子ども2人、お母さん2人、わたし、一階さん、お店のスタッフという構成で遊びました。
あとから、2人子どもがきて参加したり、お母さんが、赤ちゃんの世話をするためにゲームからはずれたりといろいろありましたが、だいたい6人から7人ぐらいで遊ぶことができました。

遊んだゲームは、「いそいでさがそう」、「クイックゲーム」、「キンダーメモリー」などでした。

いそいでさがそう

「いそいでさがそう」は、サイコロとタイルを使って遊ぶカルタ系のゲームです。
サイコロは4つあります。サイコロの目には、数字のかわりにいろいろなもののシルエットが描かれています。
タイルには、カラーでいろいろな絵が描かれています。カエルとか、ハートとか、服とか、帽子など、本当にいろいろなものです。

サイコロをコロコロと4つ振って、そのシルエットと同じものが描かれているタイルを取ります。

りんの苦手なかたち認識系のゲームです。

やっぱり、苦手な子がいて、これは今までの生活経験によるのかなぁとも思いました。

大人はその子に取らせたくて、さりげなく目とかでその子にサインを送るのですが、その子は、もう必死でテーブルの上のタイルを見ていますから、それになかなか気づかないんですねぇ。
そして、怪しい気配を感じたもう1人の子が、その目線に気づいて、サッと取るという。
そのうちに、大人も容赦無しになっていきますが。

クイックゲーム

「クイックゲーム」も、「いそいでさがそう」と同じような感じのカルタ系のゲームです。ゲームの名前もよく似ています。やっぱり、サイコロをふって、それに対応するタイルをさがします。

でも、ちゃんとレベルアップされているところもあります。
それは、「いそいでさがそう」のサイコロが、1つ目で1つのシルエットを示すのに対して、「クイックゲーム」の場合はサイコロの目を総合して考えなければなりません。サイコロは、3つ。そのすべての条件を満たす1つのタイルを見つけ出すゲームなのです。

サイコロは、色を表すサイコロ、絵の大小を示すサイコロ、塗り方を示すサイコロの3つがあります。
サイコロを振って、「緑色」の「小さな絵」の「線で描かれた絵」というように、選んでいくわけです。
この際、絵に描かれたものがなにかというのは、関係ありません。

やっぱり、苦手なかたち認識系ゲームです。

これぐらいになってくると、大人もかなり必死にさがさないといけません。

キンダーメモリー

「キンダーメモリー」は、神経衰弱系のゲームです。

神経衰弱と違うところは、めくるのがタイルで、描かれているのが絵であるところです。多分、子どもにとっては、抽象的な数字よりも、絵の方がわかりやすく、覚えやすいのだと思います。
ただ、ちょっとイジワルで、「りんご」と「虫くいりんご」など、似たような絵柄も混ざっています。

そして、またまた、りんの苦手な場所覚え系のゲームでもあります。
なんだか、こうやって考えると、小さい子ども用のゲームは特に、わたしの苦手なゲームが集まっている様な気がします。

やってみると、子どもと、一階さんつえー、という感じですねぇ。
わたしは、相変わらず同じカードが2枚近くにあると、同一の1枚のカードだとすぐに誤解してしまっていました。

これは、大人より、子どもの方が強いかもしれない。

大人も、子どもも、楽しんで、ゲームをすることができたと思います。

ちょっと、わたし的には、かたち認識系のゲームが2つと神経衰弱系のゲームと、苦手なゲームが続いたちょっと、つらかったかな。
真剣にやって、小さな子に負けているというのは、なかなかに悔しいものです。

でも、大人が本気でくやしがると、子どもはうれしいもんですね。

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さて、前回は、今はなくなりかけている遊び「ことしのぼたん」の話をしました。
今の2年生の子どもたち30人ぐらいにこの遊びの説明をして、

「遊んだことある?」

と、アンケートを取りました。
なんと、遊んだことある子が、1人だけいました。保育園で遊んだことがあるそうです。

多分、すごく研修されている先生がおられるのかなぁと思います。
他の子も、もしかすると遊んだことがあるのかもしれませんが、記憶に残るほど何度も遊んだわけではないのだと思います。

さて、すごい遊びの「ことしのぼたん」なのですが、ここに「すごく大切なものがある様に感じた」と書いて前回は終わったのでした。

この遊びを子どもに説明したとき、

「かわった鬼ごっこやなぁ」

と子どもたち言っていたのですが、この遊び、大切なところは当然、「鬼ごっこ」の部分ではなくて「お芝居の部分」にあります。

これは、幼稚園の子ぐらいから、小学校低学年ぐらいまでの遊びです。
そして、これはこのまま、大きくなっていたときの「遊び練習」になっているのです。

最初、オニは、みんなに

「まぜて」

と言います。
この一言、一緒に遊ぶためにすごく大切な一言なのです。

最近、この言葉が言い出せなくて、モジモジとしていたりする子が、多いような気がします。
また、モジモジしているだけでなく、積極的に関わっていくぞと果敢に友だちにちょっかいかけに行く子もいます。
でも、それが、友だちのおもちゃを取り上げてしまうとか、そういうちょっかいになってしまいます。
実はその子は、

「一緒に遊ぼう」

って思って、おもちゃを取るわけです。おもちゃを取ったら、遊びも一緒に自分のところにくる思っているわけです。でも、遊びはとれません。しかも、なんか友だちは、怒っている。負けたらあかんと思うと、その子も荒れるしかなくなるんですね。

そういうことが、幼稚園とか、保育園では成長段階として当たり前のこととして起こるわけですが、卒園して、そういったことをクリアしているはずの小学校に入った子どもでも、同じような対応しかできない場合が多くなってきているのです。

それは、機械とばっかり遊んだり、1人遊びばかりしてきて、人間同士の関わり合いが少ないために起こってくるのだと思います。

そういう意味で、「ことしのぼたん」の「まぜて」は、どうやったら、友だちを上手に誘って遊ぶことができるのかという本当に大切な練習になっているわけです。
だから、何回も断られることにも意味があります。遊びに入れてもらう場合には、1回言葉を伝えただけではダメな場合があるわけです。勇気を出して、「入れて」って言っても、声が小さくて相手に聞こえてなかったりしたら、何回でもチャレンジしなければならないわけです。
そして、この何回も断られる先には、ゲームとして絶対に入れてもらえるという保証があります。だから、子どもは、「実際に遊びのなかに入れてもらえなかったらどうしよう」というものすごくきつい心配をすることなく、「3回言えば入れてもらえる」という安心感を持って、勇気を出して「入れて」と言う練習ができるわけです。

じゃあなんで「天秤棒でぶつ」のだろう?とか、じゃあなんで、昼ご飯が「へびとかえる」なんだ?という部分は、結構謎のままで、よい面だけをちょっと考えすぎと思われるかもしれませんが。

社会性であったり、友だち同士の関係であったりと、人間が生きていく上でとても大切な部分は、学習のなかではなく、人間同士の遊びの関わりのなかでしか生まれてきません。
今、子どもたちは、望めば他人と一切関わらずに機械に遊ばせてもらうことができます。でも、機械には、人間を育てていくようなことはできないのではないかと思っています。
そういった部分を高めていくような遊びを子どもたちにはすすめていきたいものです。