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卒業・別れの演出 教え方のプロ・向山洋一全集29

日々ドラマな学校の中でも、最後の1日というのは、やっぱりドラマです。

わたしは、6年生の卒業の話よりも、持ち上がりの2年生たちの話が好きです。

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一年間これで万全・校内生活指導のシステム 教え方のプロ・向山洋一全集28

まあ、場所が変わるとやり方もかわってくるからねぇ。
でも、会議に時間をかけないというのは、大切だと思います。
↑ 子どもなので、会議が嫌い。

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四次元世界

松本 零士の初期の作品。
これ、2巻本として小学館文庫から出ていて、小学校時代に古本市でこの本の2巻だけを購入していました。

その頃、松本 零士は、わたしにとっては、「銀河鉄道999」と「宇宙戦艦ヤマト」の松本 零士でした。あと、もうちょっとマニアックなことをいうと、「宇宙海賊キャプテンハーロック」と「1000年女王」と「クイーンエメラルダス」の松本 零士でした。

つまり、アニメとマンガが、まだ自分のなかで未分化だった時代ですね。

松本 零士は、その時代、1番色っぽい絵をかくマンガ家さんでした。
ワープのときに、森 雪が、なぜかヌードになってしまったり、メーテルが意味もなくお風呂に入ったりと……。そのあたりは、強烈な印象を残しています(笑)

まあ、そのころから、松本 零士は、けっこうアダルトよりの作品を発表していたはずです。
で、わたしが初めて読んだアダルトな松本 零士が、この「四次元世界」の2巻目だったわけです。

だから、わたしは基本的にこの本をドキドキしながら、エロ本として読んでいた記憶があります(爆)
でも、今読むと、それほどではないな……時代というものなんでしょう。きっと、昔の方が、わたしも想像力も、妄想力もあったんだと思います。

その後、友だちが、同じ松本 零士の「大不倫伝」なんてのを購入したりして、これは手に入らなくてうらやましかったのを覚えています。
マニアな人間には、マニアな友ですな。

さて、今回読み返してみた(前半部は、今回が初めてです)、四次元世界ですが、そのエッチな部分以外も、けっこう覚えていて、影響をうけているのを思い知らされました。

そういえば、今も昔も、わたしの理想の男の中の男は、大山 トチローでした。

というか、松本 零士、改めて、この時代から、全然かわっていないのだなあ。今にして思うと、わたしが松本 零士のどこに惹かれたのか、惹かれているのかが、とってもよくわかってしまいました。

前半にたくさんある昆虫ものは、ひたすら好きなものをかいている感じがします。
今と比べると、コンプレックスがむき出しの作品です。でも、小学生から中学生にかけての思春期のわたしにとっては、容姿の問題とか、そういったコンプレックスは、ものすごく深刻な重要な問題でした。
そして、「今に見ていろ」という思い。
まあ、よく考えてみたら、松本 零士のかくキャラクターたちは、なんのかんのといって(最終的にはふられるにせよ)、けっこう女の子に優しくしてもらったり、つきあったりしているので、実は、その頃の私にとっては仲間ではなくだまされていたのですが(笑)

でも、そのコンプレックスを内にためて、がんばっていくというのは、やっぱりものすごく共感が出来る物語だったのです。

あと、「古本屋古本堂」の主人公とかは、今でも完璧に自分のことではないかと思ってしまいます。この物語に影響されて、今の自分ができあがっているのかもしれない。

「枯木霊歌」のドクロが歌う歌は、曲をつけて自分で歌っていました。読んで思い出したら、今でも歌えた!!

こう思うと、エッチ以外の部分でも(今回、読み返して意外とエッチのシーンが少なかったのは先に書いたとおりですが)、このお話たちが、ものすごく好きだったのがよくわかります。

次は、幻の「大不倫伝」が読みたいなぁ。

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すくらっぷ・ブック3 小山田いく選集(5)

3巻目も読みながら、自分の影響の受け方、小学校高学年からのかわらなさに、ちょっと、恥ずかしかったり、ドキドキしたりしています。

そして、中学校に入る前に、この中学校を舞台にしたマンガに出会えていたということは、とっても、自分にとっては、ラッキーだったなあと思います。

この作品、後の小山田 いくの作品よりも、確信を持って書いている部分が強いように感じました。いろいろ、悩んだりするんですが、物語の行方に迷いがない。これは、作者自身も、迷いなくこの物語をつくりあげていったんからではないかと思います。

次を考えずに、全部のアイデアをつぎ込んだ印象があります。1

  1. 同時期に、「星のローカス」もかいているはずなので、「すくらっぷ・ブック」に全力ということはないとは思いますが。 []

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すくらっぷ・ブック1 小山田いく選集3

多分、小学校の5年生か、6年生の頃。

「すくらっぷ・ブック」は、アニメではなく、マンガとしてはじめて意識した作品です。

それまでは、アニメを見て、そこから知ってマンガを読むという方向で、多分、「デビルマン」なんかにはもう出会っていたとは思うのですが、やっぱり、アニメのおまけみたいな形でしかマンガを見ていませんでした。

そんなわたしが、どうして、「すくらっぷ・ブック」に出会って、惹かれたのかは、じつは、よく覚えていません。

男の子も、女の子も、アニメも、マンガも、混沌とした時代。突然、目を覚まさせられるように、すくらっぷ・ブックに出会って、夢中になりました。

中学校に行ったら、こんな、バラ色の生活が待っていると、半ば本気に思っていました。
小学校の高学年というのは奇跡みたいな時期で、幼年期からの続きで、まだ、男とか女とか意識する前の段階の異性の友だちがいっぱいいて、しかも、異性というのを意識しだしたころなんですね。
だから、この友情とか、恋人とかいう話が、とっても、リアルに感じられたのだと思います。

どれぐらい夢中になっていたかというと、多分、6年生のお楽しみ会で、友だちと2人でこのマンガの紹介をやっていますね(笑)

あと、それは、中学校に入学していてからも続いていて、夏休みの英作文の宿題で、すくらっぷ・ブックのキャラクター紹介なんかしています。

Makky.
Her name is Maki.
She is very fine.
She is very cute.
She like summer,very much.
Becouse,she is born to enjoy summer!!

とか、かいていた気が(笑)

今回読んでみて、このマンガが、自分の人格形成に、どんなけ影響力があったのかが、メチャクチャよくわかって、こわいほどでした。
わたしは、今でも、考え方の端々が、すくらっぷ・ブックです……。

昔、ここを読むたびに泣いていたなあというところも、思い出したりしました。今は、それほど純ではなくなったので、その部分では泣かないのだけれど、ときどき、フッと追憶に沈みそうになります。
で、三十代になって、やっと、そういう世界の(全部は無理だけれど)エッセンスを手に入れられた気がします。

この本に出会わなかったら、今みたいなマンガ読みにはなっていなかったかも。
それが、幸福なことか、不幸なことかはわからないのだけれど。
でも、わたしは、出会えてよかったなあと思います。