ブレイド三国志7
陸遜が、ちょっと悪者というのが、なかなか笑わせてもらいました。というか、
ちっちぇ~。
そして、弟くんの方が、ビッグだ。
陸遜が、ちょっと悪者というのが、なかなか笑わせてもらいました。というか、
ちっちぇ~。
そして、弟くんの方が、ビッグだ。
孫策の弟は、孫権じゃないのかよ~。パパは、孫堅じゃないのかよ~。と、その辺の人間関係は、難しいものがありますね。
まあ、孫策自身、早くなくなっているし。周瑜も、けっこう若くしてなくなっているし、呉中心で話を進めるのは、なかなか大変です。
「天の華・地の風」ラストです。
最後は、死せる孔明が生ける仲達をはしらせるところまで。
まあ、今まで散々してきたことを思えば……ふさわしいラストといえるでしょうねぇ。それが、誤解から来ているというのが、なんともこのお話の悲劇的なところではあります。
おまけとして、番外編が2つ。
「死者たちの昏き迷宮」は、まあ、おまけみたいな感じ。孔明の贖罪の物語なので、まあ、これがあるとそれなりにハッピーエンドなのかなぁ。でも、今までの話と一緒にして語れるものではないですね。
「桃始笑」は、この物語のはじまりのお話。
これは、本編の1番最初にもってきてほしかったなぁと思います。
まあ、これをかいた時点では、まったくこの先はなかったんだろうなぁと思いますが。だから、多少矛盾がありますが、お話全体として、そんな矛盾は、それほど気にならないと思うのです。
しかし、「三国志」の物語史上もっとも美しい孔明だったと思いますが、それがも、もっとも欠点のない完璧な孔明ではなくて、けっこう、本当にボロボロな孔明だったところが、このお話の良かったところだなぁと思います。
最終話に向かってまかれる悲劇の種。いいわぁ。
これが、やおい系だからというだけで、読まれないというのは、すごくもったいないなぁと思います。
まあ、やおいの基本もおさえているので、時には、赤面しちゃうんですけどね。
あと1巻で完結までこぎ着けました。
一気に読むぞ……と思っていますが、どうなることやら。
クワン自身が、人間とは関わるべきではないと考えて、曹操の前から姿を消すというのは、やっぱり、成長だなぁと思いました。
メディアファクトリー
発売日 : 2007-08-23
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