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子どもたちが夏休みの間は、身内の子どもたちと遊びたいよ~。
ということで、わめいていると、従姉から電話。

この家には、2人子どもがいます。2年生と幼稚園の年長さん。
年末に、「ゼップゼラップ」をして遊んだ2人です。
あれから、半年以上あっていません。家、わりと近くやというのに。

2年生の子は、お父さんの田舎に里帰りしたのですが、下の子はちょっと水疱瘡になってしまって、帰れなくってイジケているとのこと。
ほらもう、おっちゃん、飛んでいくで~。

今年の夏休みは、こうして何回か子どもと遊ぶ機会があって、とってもうれしいのですが、どうも、子どもが1人ずつという制約がつくようです。
まあ、子どものお母さんは従姉で、わたしにとっては姉貴みたいなものなので、遊びにつき合ってもらおう。

ミッドナイトパーティ

遊ぶのは、従姉のマンションです。
なぜか、8月2日から、わたしの持ってるゲームのほとんどは、車に乗りっぱなし。
なぜか、りんの母親も、一緒に姪に会いに行くといいだしたので((ここには、1話分をさかなければならないぐらい、長い長い、他人が聞いたら、「そんなこと言う親、いいひんで」と言うようなドラマと親子のやり取りがあったわけですが、ここでは省略します。ぜひ聞きたい人は、わたしにあったときに直接聞いてください。うちの親は、笑うよ。))、しかたがないので載せていく。
まぁ、これで、4人遊ぶ人は、確保したわけだ。
↑ うちの母親は、外面はいいですが、内心はあんまり子どもと遊んだりするの苦痛な人間です。

ついて、従姉とその子どもに会ってみると、子どもは前回と同じく、かたまっています。
むむ。半年に1回ぐらいしかあわないと、全然、覚えてもらえない(泣)

さて、リラックスさせるための最初のゲームは?
ちなみに、わたしの母親は、「すぐ帰る」とか言っていたので((「なんの意味がある?」と聞きましたが、彼女なりには意味があるそうです。わたしは、ないと思います。))、たくさんの人数で遊ぶゲームをまずしましょう。

ということで、最初は、「ミッドナイトパーティ」です。アミーゴ社版の手に入りやすいやつ。

4人分のコマを用意して、自分の色を決めてスタートです。
小さい子だと、オバケ怖がる子もいるということで、ちょっと様子を見ながらスタートです。

このゲーム、スゴイです。
うちの母親でも、ちゃんと遊べたというのもスゴイですが(話が従姉の子どもと遊ぼうではなく、りんの母親と遊ぼうになってきてますな。この人は、人の話をあんまり聞かない人なので、ゲームとか出来ない)、子どもの声が自然に出てきます。

「オバケ出たー。オ!バ!ケ!」

とか、

「パクッ」

とか。従姉もわたしも、子どもと一緒に遊ぶときは、テンションがあがるタイプです。
しゃべらなかった子どもも、つられて大きな声が出てきます。
ヒューゴくんのコマをしげしげ見て、

「でも、このオバケ、かわいいね」

オバケ見て、泣くタイプではないようです。よしよし。
リクエストで、4回ぐらい遊びました。

2回戦目したときに、わたしが1巡目から4巡目まで、「オバケ」の目しか出なかったときがありまして、それは、それで、大笑いでした。

このゲームは、従姉にもとってもウケがよかったです。
ちょっと、「買ってもいいかな?」と思ったようで、

「これって、トイザらスとかに売ってるかなぁ」

と聞いてきました。
うーむ。1番近くで売っているのは、「イエローサブマリン京都店」ですが、ちょっと、まっとうな家族が、子どもを連れて行く店ではないような気も……(笑)
いちおう、教えておきました。
うーん。この手のゲームも、「ころぽっくるの家」とか、「いわき ぱふ」とかに売っているとよいのにねぇ。

メーカーさん。どうよ。

さあ、今日は、まだまだ遊ぶで。

ミッドナイトパーティ

/ Amigo


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ねことねずみの大レース

小さな子ども用のゲームでは有名な、セレクタ社のゲームです。
ここのゲームの良いところは、ドイツ製のゲームなのですが、ちゃんとはじめっから日本語訳もついてあることです。

わたしの持っているセレクタ社のゲームは、「妖精さがし」や、「色いろおふとん」など、ちょっと小さめ箱に入った、タイルを使って遊ぶゲームが多いです。

でも、これは、同じセレクタ社の「おしゃれパーティ」みたいな感じのボードゲームです。

ゲームは、「おしゃれパーティ」ほど変わったゲームではなくて、オーソドックスな感じです。
でも、これは、そこが楽しくて、何回も遊べるゲームです。
2003年度(というと今年ですね)子ども向けゲーム大賞受賞ゲームです。

ゲームは、ネコとネズミの追いかけっこです。
うーむ。シンプルだ。

プレーヤーは、全員ネズミ。
サイコロを振って、自分の色のネズミを進めることができます。
自分の担当するネズミは複数ありまして、そのどれをいつスタートさせてもOKです。
でも、このサイコロにはネコの絵の描いた目がありまして、そのネコの目が出ると、自分のネズミを1マスだけ動かして、ネコを1歩動かします。
そして、ネズミがネコに追いつかれると、そのネズミたちはあわれ、ネコに捕まってゲームボードから退場になってしまいます。
ボード上には、ゴールにあたる安全地帯の「チーズ部屋」がいくつかありますので、ネコに捕まるまでに、この「チーズ部屋」に逃げ込んだら点数になります。

ネコの移動が1歩ずつということで、しかもその時にも1歩はネズミが動けるということで、ネズミが有利に思えます。
でも、ネコはネズミより大きいのです。はじめの1周ぐらいは、ネズミと同じ歩幅で1歩ですが、2週目からは、ネズミの倍のスピードで追いかけてきます。
また、自分の動かさないネズミの数が多いですので、どのネズミを逃がして、どのネズミを捨てちゃうかというシビアな選択も必要です。

安全地帯の「チーズ部屋」にたどり着いたネズミは、その部屋に置いてあるチーズを1つもらうことが出来ます。1つのチーズ部屋に、何匹ネズミが入ってもかまいません。
チーズの大きさが点数になるのですが、遠くの「チーズ部屋」にたどり着くほど、大きなチーズがもらえます。
たくさんのネズミを動かして小さなチーズをたくさん集めるか、動かすネズミを集中させて大きなチーズを取るのにかけるか?
けっこう、作戦が重要です。

ちょっとルールを聞くと、「ミッドナイトパーティ」と似ているかなと感じるかもしれません。
でも、点数の方式が加点方式なのと、チーズというかたちで点数がビュジュアルに表されますので、こっちの方がより小さい子でも、楽しめると思います。

やってみると、1回目のプレイでは、大人でも、欲張ってネコに捕まりまくります(笑)
でも、1回のゲームが短いのと、次はこうしようという作戦が浮かびやすいですので、何回もプレイして、子どもでも、すぐ上達します。

なかなか楽しい追いかけっこゲームです。
これは、ゆうもあのゲーム会でも、ちょっと定番ゲームの予感がします。

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メモリーかくれんぼ

7月のころぽっくるの家のテーブルゲーム会が、7月6日(日)にありました。
いつもなら、午前中からおじゃましているりんなのですが、7月は、めちゃくちゃお仕事が目白押しということで、参加できないかも~。

何とか前日の晩から午前中のうちに寝ずにお仕事を終わらせて、コンビニでパンとジュースを買って、それを移動中の自動車の中で食べながら、着いたのは、午後3時ごろ。もう終了まぢかです。

ゲーム会をされているお部屋のふすまをガラガラガラと開けると、ゲームの真っ最中です。

私を認めた子が、

「あっ、おっちゃんや!おっちゃん、今日は遅かったなー」

何回か続けているうちに、顔見知りもできてきています。うれしい事ですねぇ。

「今日は、おっちゃん仕事がいそがしかってん。ごめんごめん」

子どもたちは、そのままゲームを続けます。
子どもたちが遊んでいたゲームは、「メモリーかくれんぼ」というものでした。題名のとおり、メモリー系のゲームで、動物の描かれたカードを見ていって、場に出ていない動物のカードをさがすというゲームです。
この場に出ていないというのは、けっこう難しいです。

4人でまでのゲームなので、子どもが4人、出題者(カードをめくる係)がスタッフの方で、お母さんが1人見学されていました。

何回も続けて遊ぶと、遊んだ分だけ、前の記憶が残って、どんどん難しくなっていくという。

そして、このゲームが終わると、そろそろ、ゲーム会も終わりの時間。
そ、そんな~(泣)

そっとおやすみ

スタッフの方が、最後にどんなゲームが遊びたいか、子どもたちにリクエストを聞きます。
↑ もしかすると、最後のこのゲームは、私が来たからちょっと、サービスで延長してくださったのかもしれません。

まあ、リクエストといっても、どんなゲームがあるかは、何回かゲーム会に参加した子じゃないとわからない。
まぁ、多分、「今日遊んだゲームのなかで、もう1回したいのある?」という質問だったのだと思います。

さて、そのときに出たリクエストは?

「おねむちゃん!」

さっき、わたしが来たときに声かけてきてくれた子ですね。この子は、いつも、姉妹2人でこのゲーム会に参加しています。
で、見ると、妹のほうも、

「おねむちゃん!おねむちゃん!」

と激しく賛成しています。

後の子は、小学4年生と小学1年生の男の子です。
1年生の子がはじめてなので、ちょっと難しいかな?

「おっちゃん、『おねむちゃん』は?」

ほとんどのゲームは、お店の見本のゲームを使うのですが、このゲームはおっちゃんがいつも持ってきていることを知っているんですね。
おっちゃん、かばんをゴソゴソ。

「あぁ。なぜか、こんなところに、『そっとおやすみ』が!!」

スタッフの方も、あきれるわ。

ということで、「そっとおやすみ」です。
なぜか、いつものように、このゲームのインストはわたしです。

7人までできるゲームですので、お母さんも入ってもらって、7人で遊びました。

最初は、はじめての男の子2人がけっこう戸惑っていたのですが、4年生の子は、なかなか勘がいいです。すぐ慣れました。
1年生の子と、お母さんは、なかなか、なれなかったみたいです。でも、子どもの方が、適応力があるんですよね。
そして、周りを気にしすぎで、いつものようにりんが沈むという。

ワイワイと楽しく遊べました。

タムスク

ゲーム終了後、子どもたちとお母さんは下のお店に。
わたしは、持っていった「タムスク」をスタッフの方と遊びました。

「アバロン」なんかも置いてあるので、こういうアブストラクト・ゲームもよいのではないかなぁと。

でも、なかなか、そこのお店屋さんと取引のあるメーカーさんの商品でないと、置いてもらうのは難しいようです。

「ミッドナイトパーティ」なんかは、絶対に子どもにうけるので、こういう子どものおもちゃ屋さんで扱ってほしいゲームなんですけどね。

タムスクですが、スタッフの方は、

「わたしは、こういうのはちょっと苦手かな」

とのことでした。
今回は、わたしが勝ちましたが、実は、わたしも苦手です(笑)好きなんですけどね。

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はげたかの餌食

ここで、はじめてゲーム会に参加する子どもたち4人がきたので、わたしは、その子たちと遊ぶことに。
5年生が2人と3年生と1年生の4人です。

「どのゲームしたい?」

と聞くと、

「これ家にある」

とのこと。
その子のもっているゲームは、「はげたかの餌食」です。

「ほな、それするか?それとも、やったことないのするか?」

けっこうゲームがたくさんお家にある子は、新しい、やったことないゲームをしたがる傾向があります。

「でも、これやりかたわからへんから、家でもやったことないねん」

今回は、ちょっと違う感じですね。買ってみたけど、いまいちルールがわからなくて遊んでいなかったようです。
うーむ。簡単なゲームだと思うのですが、いきなり子どもだけで遊ぼうとするとちょっと難しいかな?
口伝え、実際に遊んでみて教えてもらうのでなくては、なかなか、スタートしにくい。そういう難しさが、ゲームにはあるかもしれませんね。
ルールを読むというのは、大人でも難しいです。
特に翻訳物のゲームは、写真は訳の方にはまったく載っていないというこも多いですから。

この「はげたかの餌食」も、口で説明するのはちょっと難しいけど、1回遊べばすぐに覚えられる楽しいゲームです。

2人から5人までで遊べます。
わたしは、5人でするのが1番おもしろいと思いますが、5人は多すぎだろう4人ぐらいがベストじゃないかとおっしゃる方もおられます。
2人や、3人ではちょっとおもしろくないだろうと思います。

15枚のポイントカードを取り合うゲームです。
ポイントカードは、「-1」から「10」まであります。
1枚ずつこのカードの取り合いをして、15ラウンド終了後、このカードのポイントをすべて足して、合計点が多い人が勝利します。

どうやって、ポイントカードを取り合うのか?
プレーヤーは、それぞれ「1」~「15」のでの数字の書かれた色分けされた15枚のカードを持ちます。全員が、「1」~「15」までのカード15枚のカードを持ちますので、全員平等です。偶然が入り込む余地は、まったくありません。

ポイントカードは、プレーヤーの中央に裏向けに山にしておきます。

ラウンドの始め、中央のポイントカードを1枚表にします。
各プレーヤーは、そのポイントカードを見て、自分がカードのなかから1枚どのカードを使うのかを決定します。
1回使った数字のカードは、15ラウンド終了して、すべてのカードを使い切るまで2度と使うことは出来ませんので、無駄にならないようによく考えてカードを出さなければなりません。

ポイントカードが「プラス」の点数だった場合はそのカードが欲しいですし、「マイナス」の点数だった場合はそのカードは出来るだけ人に押しつけたいわけです
「6ニムト!」等と同じように、全員一斉に自分のカードをオープンします。
ポイントカードが「プラス」の点数だった場合は、1番大きな数字を出した人がそのポイントカードをもらうことが出来ます。
ポイントカードが「マイナス」の点数だった場合は、1番小さな数字を出した人がそのポイントカードを引き取らなければなりません。

さて、それなら「10」なんて最高のポイントカードが表になったときは、みんな「15」の数字のカードを出しておけばいいのか?
そんなことはないところが、このゲームの楽しいところです。

実は、同じ数字を出したプレーヤーは、ポイントカードの奪い合いに参加できない。そして、次のカードの人(「プラス」のポイントカードの場合は次に大きいカードを出した人。「マイナス」のポイントカードの場合は次に小さなカードを出した人)が、そのポイントカードを得るというルールがあるのです。

つまり、自分が例え最高の「15」を出しても、他に「15」を出したプレーヤーがいたら、自分たちはキャンセルになって、次に大きな数字を出した人にポイントカードがいってしまったりするのです。

「プラス」のポイントカードを得るためにも、「マイナス」のポイントカードを受け取らないためにも、大切なのは、自分の手札の数字の大きなカードです。それを温存するために、時には1ラウンドの小さな勝負を捨てて、小さなカードを出さなければならないときもあります。
しかし、そんなとき大きな数字を出した他のプレーヤー同士でキャンセルがおこったら!!
大ラッキー、笑いが止まりません。

取りたくない「マイナス」のポイントカード。これだけ大きなカードを出しておけば安心だろうと思って出した数字のカード。でも、自分より小さな数字のカードを出した他のプレーヤーがいて、キャンセルがおこったら!!
ミラクル・アンラッキーです。

こういう、自分の作戦がばっちりはまったときだけでなく、自分の作戦がボロボロになったときも、楽しめるゲームです。

じゃあ、「10」のポイントカードが表むいたとき、自分のカード「15」は悪い手か?
実は、そんなことありません。
みんなが他のプレーヤーが「15」を出すと思って、「14」や、「13」ばっかり出しているかもしれません。その裏をよんで「15」を出して1人だけなら、「10」は自分のものです。でも、裏をよんでいるプレーヤーがいるから、さらに裏の裏をよんで、「12」ぐらいを出しておくか?このポイントカードはすてて「1」あたりを出して、他のポイントカードを確実に取るために小さいカードを減らしておくか?
などなど、いろいろな思惑が、渦巻きます。

性格が同じなのか、おもしろいほど一緒のカードを出してしまう人がいるものです。

さて、なんで、4から5人ぐらいで遊ぶのが最適かは、理解できたことと思います。
人数が多ければ多いほど、このキャンセルがおこる確率が大きくなっていくんですね。

キャンセルこそ、「はげたかの餌食」の華です。

子どもとやるときは、この手のゲームは、「1回目練習」ということにしておいた方が、おもしろいと思います。必ず「15」のポイントカードに「10」の手札をぶつけてきて、キャンセルがおこります。

でも、思ったほど子どもたちとやるときは、キャンセルはおこりません。
2回戦目から後は、子どもたちもすごく考えて遊びます。大きなカードを後に取っておくなど作戦もすぐに出来るようになります。

でも、どんなにすごい作戦を思いついたとしても、人との関係のなかでそれがどんどん変化していきます。

やっぱり、小学生1年生の小さい子にとっては、少し複雑すぎるゲームだったかもしれません。
3回したのですが、1年生の子がちょっと沈んでいました。

ものすごく、奥の深いゲームです。

こぶたのレース

5人ということ、みんなあんまりゲームになれていないだろうということ、それから、これなら偶然の要素が強いので、1年生の子も、活躍できるだろということで、「こぶたのレース」を紹介しました。

まあ、平均年齢が高いということで、簡単に説明だけしてチップ付きのルールで遊びます。

ブタの上にブタが乗ると、

「う、う。重い~。の、乗るな~」

とか、

「さぁ、どんどん連れて行って」

とかいう会話が飛び交っておりました。
うん。わかりやすいし、盛り上がるゲームです。

これぐらいの年齢になると、

「チップおいて道をのばさないと、、終わっちゃうよ~」

「えー、もうないし。おっちゃん勝たしたらあかんから、○○ちゃんおいてや」

てな感じで、なかなか戦略も出てきます。

結局、2回遊びました。

終了後、

「うーん。でも、チップをおくタイミングってわかんないんですよねぇ。ぼくは、サイコロふる前でも、サイコロふった後でもOKにしているのですが……」

とスタッフの方と話していると、

「いや、あれは、チップを自分の手番においたら、それで手番終了。サイコロはふれないよ」

とのこと。

また、ルールを間違えておりました。

「でも、サイコロふらずにコースをのばしても、なんにも自分に得がないからなぁ。
ぼくも、サイコロもふって、道をのばせるようにしているよ」

そうですねぇ。道をのばすということは、自分が遅れているということです。それなのに、1手番とばして道をのばしても、ちっともオイシイことはありません。

ということで、今度からも、わたしがチップを使って遊ぶときは、このルールでいこうと考えています。
でも、「本当は、こういうルールだよ」という説明は、必要かもしれません。

このゲームだけでなくって、「ミッドナイトパーティ」のように、簡単で何回もリメイクされているゲームは、ゲームの版によってルールが微妙に違っていたり、ヴァリアントがいろいろありますので、「どのルールであそぶのか」という確認が、必要かもしれません。

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「ミッドナイトパーティ」のような楽しいゲームは、メンバーを変えて、またときには、メンバーすら変えずに、次から次へと、何回も何回もくり返し遊ばれております。
今回は、そんなゲームをいろいろなご家族に何回も紹介しました。

穴掘りモグラ

 本当に根強い人気で、「ミッドナイトパーティ」の次ぐらいによく「うつぼゲーム会」で遊ばれているゲームではないでしょうか?
「世界のボードゲームを広める会 ゆうもあ」主催の「日本ボードゲーム大賞」で見事、「子どもゲーム部門」1位に輝いたゲームです。

実は、わたしは、ちょっとだけこのゲームが苦手だったりします(苦笑)
だって、穴が真横にあるのに、そして次にめくるカードは「4だ」ってわかっているのに、それでも、めくらんとあかんのかー。あー、バイバイ。
みたいなところがあって、せっかちなわたしは、ちょっとイライラするわけですな。

実際に、地元で子どもと遊ぶときは、曲がれるルールとかでやったりしていました。
だから、以前は、ゲームじゃねぇとか思っていたのですねぇ。

しかしですよ。「コンタクト・ゲーム」などを経験して、わかったことがあります。たしかに、これはゲームです。
もちろん、「ロッティ・カロッティ」と同じ様に、ギミックのおもしろさというのは、大きいと思います。
あのボードを持ち上げて、新しい面に行くときの楽しさは、大人でもワクワクします。

「ジヤンジャジャーン」

もう、大人でも、子どもでも、絶対言いますって。

でも、それ以上に、必ずいつかは1人たどり着くということが示されていて、そして、それがいろいろな試行錯誤があっても、絶対達成されるというところが、このゲームのすごいところなのです。
点数があって、それがあがっていくゲームならば、全員の点数が入らないような状態が続くとマズいじゃないですか。また、「コンタクト・ゲーム」のように手札を減らすゲームなのに、手札が減っていかないと、

「ゲームじゃない」

と言われてもしかたないと思います。

でも、このゲームは、はじめっから潔いほどに「黄金のスコップを手に入れられるのは1人だけ」であり、多少時間がかかろうともあきらめなければ、その1人は、いつか必ず決定されるわけです。
しかも、たった1人が勝つゲームなのにもかかわらず、あんまり負けた子が泣いたという話は聞きません。
けっこう、最後までからんでいるため、

「なんかもうちょっとで勝てたかなー。おしいなー」

と思わせるところがあるようです。
今度は、勝てるような気がするんですね。
まあ、どうしても勝ちたい子は、ときどき自分のコマと穴の数を数えて、カードの数字を見てめくるというズルッコをしようとしておりました。
大人だけとゲームするのならそれもいいのかもしれませんが、ここは、子どもどおしでもゲームをするところ。ズルッコは、やっぱり許すべきではありません。

「見たらダメだよ」

ときには、こんな注意もとびます。

「見てないよ~」

「うん、そっかー」

口調は優しく、目は厳しく、そして手はカードをシャッフルしなおす。