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ミステリー・イブ2 松本零士 BEST SELECTIONS

「時の輪」の考え方や、「対立する存在の上にさらに存在する上位存在」という、けっこう最新作の「銀河鉄道999」にでてくるテーマが、言葉はこのままではないのですが、ほぼ、そのままのテーマとして出てきていて、感動します。

それを「マンネリ」ととるか、「極めている」ととるかは、受け取る人次第。

でも、テーマとしては、これだけの時間を耐えうる、永遠のテーマなんだなぁと感心します。

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リスタデール卿の謎 クリスティー文庫56

今回は、有名人が1人もでてこない短編集です。
でも、これ、おもしろかったです。

ものすごく、軽い感じのミステリーというか、サスペンスな短編集でした。

キャラクターが、わかりやすく立っているというのが特徴かな。短編だと、こういうすっきりしたお話が、読みやすくて好きです。

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ミステリー・イブ1 松本零士 BEST SELECTIONS

「電波男」を読んでたりして、その影響もあるのでこんな感想になるのですが、松本 零士、妄想力爆発しています。
しかも、ずーーっと、一貫した方向に爆発しているもんなぁ。かっこいいです。

1970年ということで、今から40年ほど前のマンガなんですが、男の妄想というのは、それほど変わっていないというのが、良くわかります。
これは、まぁ、一部のもてない男なんですが……。

だから、松本 零士を読むと、

「ようわかる話やんけ…」

とか、思ってしまうんでしょうね。

物語的には、石ノ森 章太郞の「セクサドール」とちょっと似ています。
謎の組織から、人類を滅ぼすためにやってきた女。でも、なぜか、組織を裏切って、そばにいてくれる。
本当に、この女は味方なのか?
でも、自分にとっては、女神のようにも感じる。

ものすごく謎な存在。そんな感じに女がかかれているマンガです。

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オリエント急行の殺人 クリスティー文庫8

このトリック、そしてストーリー、兄貴から聞いてしっていました。
割と兄貴は、歴史の話とか、小説の話をするのは、上手だったのではないかと思います。この話を聞いたのだって、きっと、小学生か、中学生ぐらいで、でも、ちゃんと印象に残っています。

読みながら思ったねぇ。

「聞いてなきゃ、もっと、楽しめたのに」

知ってても、楽しめたのは確かです。でも、聞いていなきゃ、もっと楽しめたのも確か。

その頃は、自分がミステリーを読むようになるとは思ってなかったからなぁ。確かに、兄貴も、

「自分で読む気なら、聞かない方がいいぞ」

と、ちゃんと言っていた気がします。

でも、その兄貴の話を聞いていなかったら、クリスティーに興味を持つこともなかったかもしれないので、これでいいのかもしれない。

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死の猟犬 クリスティー文庫55

短編集。

ホラー……というか、不思議な怪談とミステリーが、一緒くたに入っています。
そして、ホラーとミステリーは、途中まで雰囲気が一緒なので、読んでいると、最後まで、

「これは、ホラーとして読んでいくべきなのか?ミステリーとして読んでいくべきなのか?」

が、混乱してしまいます。

その混乱をふくめて楽しめるかというと、そこまではいってないような気が。