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アオイホノオ4

このなんにも、しなさ加減とか、それでも、プラス思考とか、なんか好きです。
着々とガイナックスのメンバーが、そろっていくのも、いい感じ。
ホノオモユルは、そこに入ってないけど。

でも、このマンガの最大の素敵なところは、トンコさんかもしれない。
島本マンガの女の子って、よく見たら、かわいくないですよねぇ。絵的に。
でも、仕草とか、シチュエーションで、かわいく見えるマジックがかかっていると思いません?くすぐりどころを知っている。

トンコさんも、天然なところといい、鋭いところといい、永遠のあこがれの先輩で、よいです。

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アオイホノオ3

ガイナックスの人たちの青春も、いいですねぇ。話は、いろいろ聞いているけど、こうやってかかれていると、またなんか、身近に感じます。

がいやのぅ(笑)

もしかすると、自分がどうしようもないヤツらと思っているヤツらでも、実は、凄いヤツなのかもしれなかったり、すごいヤツと思っていたヤツが、たいしたことなかったり。

青春って、混沌としています。

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アオイホノオ2

別に、実在の人物がモデルだからとか、そういうことではなくて、この心の動きがリアルなんだと思った。

ちなみに、わたしは、「めぞん一刻」は、2話目を読んでその場ではまったし、「イデオン」も、大好きでした。
そんな小学校高学年時代……。

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アオイホノオ1

これって、わたしが1番マンガを吸収していた時代だなぁと思います。
その時代のわたしよりも、ちょっと年齢が上の人たちの物語という感じです。

主人公は、若き日の焔燃。
なにをするわけでもなく、でもわけのわからない自信だけはあり、選ばれた物の恍惚と不安の間をいったり来たりする。

この「なにをするわけでもなく、でもマンガ家になろうとしている」というところのせいかもしれませんが、なんとなく、わたしには、「男おいどん」を思い出させました。

まぁ、「男おいどん」は、すごく一般にわかるようにかかれていますが、こっちは、オタクの心をとらえるようにかかれているという違いはあるのですが。

若き日の庵野 秀明監督や、ガイナックスの人たちが出てきたり、その頃連載されているマンガが出てきたりと、かなり楽しめます。
そうそう、「みゆき」だよなぁとか、おぉ、「うる星やつら」とか、矢野 健太郎だ!とか(笑)

そして、トンコさんが、なんていうか何でも理解してくれて、少年の日の幻想というかなんというか、メーテルみたいだと思いました。

楽しいです。デビューまでの物語になるんでしょうか。