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サンファン

このゲームは、今年1年で1番よく遊んだゲームかもしれません。
やっとこさ、意識していろいろなコンボ(連続技)もつくれるようになってきて、中盤戦にお金がなくてなくて困るということもなくなってきました。

今回は、「水道橋」+「交易所」を使って、複数生産、複数売却というパターンがかなりはやい時点でできて、けっこう自分なりにはうまくプレーできたなぁと。

ただし、最後にボーナスがもらえる紫の建物が、なかなか手札にまわってこなくて、そのあたり苦労しました。
たしか、「市役所」を建てたのに、自分の建てた他の建物は、生産施設ばっかりだったーみたいなチグハグが(笑)

でも、最後の最後に「宮殿」を建てることができて、けっこういい結果なのではと、ドキドキしながら点数計算に……。

おぉ、すごい点数だ。トップか???

嘘でした。なぜか、勝利ポイントではなくて、生産ポイントの方を足して点数計算をしていたという……。
何回もやっているゲームなのに……ちゃんと、点数計算ぐらい覚えておけよ……。

ちゃんと計算してみたら、

……たいしたことなかったという……。

あぁ、そした他のプレーヤーの「礼拝堂」の下には、待っていた「ギルドホール」が(笑)

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ウルランド

このとき、たしか裏で「カタンブック」がたっていたのです。
あと、「皇帝の影」が延々と続けられていました。

このときは、修羅場あけでちょっと疲れていたということで、重たいゲームはいやだー(ワガママ)ということで、「カタンブック」はさけて、「ウルランド」の方へ。
ただこのゲームの知識は、さっぱりないので、軽いゲームだったかどうかはわかりません。大丈夫か~?

たしか似ような絵のゲームに「原始のスープ」いうのがあって、こっちは、イエローサブマリン・京都店で見たときに箱に120分とか書いてあったような記憶が……。だから、購入もしてないし、遊んだこともありません。
まあ、「原始のスープ」は、楽しいいいゲームだという噂なので、このゲームも、多分大丈夫でしょう。

というわれで、インストをしていただきます。

しかーし、ちょっとルールが多いゲームだったようで、インスト中、眠い眠い。
すいません。ゲームが悪いわけでも、インストしてくださる方が悪いわけでもなくて、まったくもって、わたしの体調のせいです。
ちょっと、せっかくインストしていただいているというのに、マナーがなっていなかったと反省しております。
眠そうなわたしを見かねて、眠気覚ましのガムをくださった方、感謝しております。

ゲームが始まると楽しくて、多分、1時間から1時間半ぐらいかかっていたと思うのですが、全然、眠たくなかったというのも、自分勝手な話ですね(笑)

「ウルランド」は、進化していく恐竜たちの生き残りゲームです。

ゲームボードは、いくつかのエリアにわかれています。
プレーヤーは、たくさん持っている自分の恐竜たちをそれぞれのエリアに配置します。そうして、自分の操る恐竜たちの生き残りをかけた争いがはじまります。

争いといっても、それほど難しいものではなくて、ただ単にそのエリアにいる恐竜の数をくらべるだけで、単純です。
ただし、そのエリアで、1番かずの少ないプレーヤーの恐竜たちは、取り除かれてしまいます。

ただし、この得点の計算がおこるエリアというのは、1番最初に行動する「環境プレーヤー」が選んだ場所のみで起こります。
この「環境プレーヤー」が選んだ場所というのは、他のプレーヤーからはわからなくなっていて、他のプレーヤーは、「環境プレーヤー」が、どのエリアを点数計算するエリアに選んだのかを予想しながら、恐竜を移動させたり、配置していかなければなりません。

それぞれ、1回ごとにプレーヤーの役割分担がかわっていくので、説明だけ聞くとけっこう難しく聞こえるのですが、この役割の交代が、けっこうきれいにゲームにかかわっていて、ちょっと美しいシステムだと感じました。

「環境プレーヤー」は、さっき書いたとおり、得点するエリアを決定します。3枚の環境カードから1枚選んで、他の2枚のカードは「ダミープレーヤー」に渡します。
ただし、自分が「環境プレーヤー」の時は、恐竜を移動させることができません。

「種プレーヤー」は、恐竜たちを移動させることができます。「環境プレーヤー」が選んだエリアをいろいろと予想しながら、自分の恐竜を移動させます。

「ダミープレーヤー」は、その回ゲームには参加できません。
環境カードの残りの2枚をわたされます。そして、それに山からひいた1枚を加えて、次の回に「環境プレーヤー」になることができます。
だから、静かに作戦を練ります。

よくできているところは、「ダミープレーヤー」に使わなかった環境カードを2枚わたすところです。
「ダミープレーヤー」は、次の回に「環境プレーヤー」になって、3枚のカードから、得点をするエリアを1枚選ぶことになります。
つまり、今回「環境プレーヤー」として、「ダミープレーヤー」にカードを2枚渡したプレーヤーは、次の回では、2/3の確率で、得点に結びつくエリアを予想することができます。
だから、「環境プレーヤー」のときは、

「あー、そこ動かさないでーー!」

という心悲鳴があがったりしますし、「環境プレーヤー」から「種プレーヤー」にかわったときは、

「あのカードとあのカードを渡したから……次は、あのエリアが得点計算のはず…」

という予想をたてたりします。
この作戦や、予想があたったときは、ものすごく気持ちいいですねぇ。

あと、この恐竜たちは、放射能をあびて進化することができます。進化すると、けっこう極端な能力を持つことができます。
ただし、いろいろな特殊能力をもつと、けっこうコストがかかります。

今回は、初回ということで、まあ、予想の部分がたのしかったのですが、やりこんでいくと、この「進化」の部分も、複数の組み合わせで、コンボのようなことができそうな感じです。

今回のゲーム会で、わたしが遊んだゲームで1番長時間なゲームでしたが、時間を感じることなく楽しく遊ぶことができました。

機会があれば、もう1回やってみたいですね。

そうそう、特殊能力を得ることができる「進化カード」ですが、後から、拡張カードもでているそうです。
『ゆうもあ』のボードゲーム雑誌「シュピール」のアンケートに答えるとその「拡張カード」がプレゼントされるという企画があったそうで、今回は、そこで当てたという拡張カードもいれてプレイしました。

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カサノバ

カサノバは、1~13までの数字のカードとダイス3つを使って遊ぶゲームです。

1~13までのカード……これって、トランプで代用できるやん!
その通りなんですが、水の都ベネチアの風物がかかれた専用のカードで、雰囲気たっぷりに楽しまれることをオススメします。

各プレーヤーは、1~13までのカードのセットとコインを受け取ります。

手番のプレーヤーは、まず自分がサイコロ1~3このうち、なんこ振るのかを宣言します。
各プレーヤーは、その手番プレーヤーの宣言を聞いて、チップを1枚と、カードを1枚裏向けにして出します。

全員がカードを出せば、手番のプレーヤーは、サイコロを振ります。カードは、このサイコロの数を予測して出さなければなりません。
だから、サイコロ1こなら1~6まで、サイコロ2こなら2~12まで、サイコロ3こなら3~18までの数字がでることになります。

サイコロをふって、それに1番近い数字のカードを出していた人が、勝ちになります。
ただし、サイコロの数よりも大きなカードを出した人は、自動的に負けになります。

他のプレーヤーに勝つためには、できるだけ大きな数字カードを出さなければなりませんし、サイコロの目を気にすれば、できるだけ小さな数字カードをださなければなりません。

さて、サイコロを振って、その出目を見た後で、手番のプレーヤーは、カードをオープンするか、さらにチップを上乗せするかを決めることができます。

手番プレーヤーがチップを上乗せした場合、残りのプレーヤーは、その勝負に乗るか、降りるかを決めなけれはせなりません。
勝負に乗る場合は、自分のチップをもう1枚を場に出します。

チップの上乗せは、1回のみです。全員が、乗るか降りるか決まったら、いよいよカードオープンです。
勝ちの判定をして、その人がチップを受け取ります。

このゲームのミソですが、「ハゲタカのえじき」のように、自分の数字のカードは、それぞれ1回だけしか使うことができません。
つまり、いつか、どこかで必ず「1」とか、「2」なんてカードを使い切ってしまわないといけないわけです。
ということで、全員13枚のカードがありますので、13回戦勝負すれば、終了になります。

簡単なルールで、ドキドキ感もあって、いいのですが、ちょっと、地味な印象をうけました。
それは、コインの賭け方で、1回しか上乗せが許されないところですね。
もっと、派手派手にブラフを効かせて、何枚でもつり上げられるようにしておけばよかったのに……。

わたしは、常にちょっと高めの数字カードを出してしまい、全然、勝てませんでした。

……でも、もっと、派手にブラフができればきっと……。
いや、カードの数字が大きすぎたら、はじめっから無理か……。

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カリブ

なかなか簡単なルールで、楽しむことができた「カリブ」です。
今回の「おてばん」では、この「カリブ」と「ウルランド」が、新鮮な楽しさがありました。「サンファン」は、安定した楽しさがありましたし、それぞれに、楽しいゲームだったのですけどね。

地中海、カリブの海で繰り広げられる海賊たちの熱い戦いですよ。

プレーヤーは、カリブの海に浮かぶ島の沿岸に、それぞれ隠れ家を持っています。

海の上には、6艘の海賊船が浮かんでいます。これは、どのプレーヤーの船というようにきまってはいません。だから、自分の都合のいい船を動かすのが、肝心です。

ゲームは、いろいろな都市で、宝物が発見されることからはじまります。
まずは、都市に、宝物のタイルがおかれます。
この宝物をできる限り、他のプレーヤーを出し抜いて、ゲットするのがゲームの目的です。
ただし、宝物は、それぞれ価値が違っていて、「小銭をチビチビとかせぐか?」、「一括千金を狙うか?」など、作戦を考えなければなりません。

さて、宝物をゲットするには、まず船を宝物のある港に隣接させなければなりません。そして、宝物を船にのせて、その船を自分の隠れ家まで、移動させてはじめて、プレーヤーは、宝物を手に入れたことになります。

さて、この船をあやつる部分が、このゲームのおもしろいところです。
なんせ、自分の船というのは決まっていませんから、全プレーヤーの思惑が、入り乱れることになります。

各プレーヤーは、「-1」から「5」までの7枚のタイルを持っています。
まずプレーヤーは、この7枚のタイルのうち6枚を、他のプレーヤーからわからないように6艘の船に振り分けます。

例えば、Aの船は「5」、Bの船は「4」、Cの船は「3」……という感じです。

全員が、振り分けることができたら、Aの船においたタイルから、全員一斉にオープンしていきます。
そして、Aの船を動かすことができるのは、なんと、このときに1番大きな数字のタイルを出した人だけなのです。船は、出した数字タイルの数だけ進めることができます。

だから、お宝をせっかく船にのせたのに、次のラウンドでは、別のプレーヤーがその船をあやつって、宝物を持って行っちゃうということも起こり得ます。
「-1」のタイルだけは、例外で、その船の動きを-1にしてしまいます。

だから、ピッタリ考えて、自分の隠れ家に戻れるぞと思っていても、「-1」を一杯おかれてしまって、微妙にとどかなかったりもします。

大事な船には、大きな数字を……。とがんばっても、数字の種類って限られていますので、けっこうバッティングしてしまいます。バッティングして、硬直しちゃうと、その船は動かすことができません。

もう1つおもしろいのは、このゲーム、船が隣どおしのマスに並ぶと、自動的に、その船の宝物を略奪したり、自分の宝物を贈与したり、自分と相手の宝物を交換したりできます。

だから、上手に船を動かす権利を掴めば、連続して、複数の船を連係プレーで一気に宝ものを自分のところに持ってきたりもできます。

このあたりの連係プレーをしたり、人が動かした船を妨害して、次に動かす船で一気に横から宝物をかっさらったりというのが、楽しいですよ~。

点数の高い宝物を持っている船は、やっぱり、みんなが動かしたがるんですね。
で、そこで、高い数字タイルを使ってしまって、お見合いをみる。
でも、自分だけ、高い点数をとなりの船につぎ込んで、宝ものを略奪。それだけでは、届かないので、中継して本拠津へ。

はまると、笑いが止まりません(笑)
そして、はまると、「おれ、宝物、積んでばっかりで、1こもゲットできない~」てなことになります(笑)まあ、積んだだけでも、ちょっとは点数が入るんですけどね。

後半になってくると、みんなも、いろいろ単純な作戦をとらなくなってきますからねぇ。
そうすると、単純なところに、高い点数をおくのが、有効になったりもします。

この読みあいの部分は、ちょっと、「ハゲタカのえじき」を想像したりしました。

今、調べてみましたが、お値段も、なかなかお手頃なゲームですねぇ。いいかも。

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子やぎのかくれんぼ

この日、2つ目のゲームは、「子やぎのかくれんぼ」
なんと、はぷさんなど、木のおもちゃ屋さんで売っている子ども用のゲームです。
すごく簡単なメモリーゲームで、ルールだけ聞くと、

「それっておもしろい?」

と思うようなゲームなのですが、やってみると、大人でも充分に楽しめます。
侮れないぞ。子ども用ゲーム(笑)

今、プレイスペース広島の紹介を見てきましたが、ゲームのテーマは、「オオカミと7ひきの子ヤギ」だったのですね(笑)

えーと、ふせられた6つの缶の下に、子ヤギのコマを各5つずつ入れます。
そして、サイコロを振って、指定された缶の下にいる子ヤギの数をあてるだけ。

「それ、おもしろいの?」

というか、

「缶の下の子ヤギの数は、5つに決まってるやん!!」

という声が聞こえてきそうですが、その通りです(笑)その通りなんかい!!

えーと、正解すると、その缶から1ぴき子ヤギを助けることが出来ますので、だんだん、缶の下の子ヤギの数は変わっていきます。

はやく7ひき子ヤギを集めた(助けた)プレーヤーが勝ちです。

これでも、まあ、注意深い大人なら、どこに何個入っているか、場所が6つぐらいなら覚えられそうです。

さて、ここからは、ルールブックに書かれていない「大人ルール」です。

えーと、誰かが、子ヤギを半分ぐらい集めたら、なんと、6つの缶の場所をシャッフルするのです。
缶は、6つとも色が違いますので、色と数の関係さえしっかり覚えていたら、場所が変わっても平気なはず……ですが、人間の記憶って不思議ですねぇ、こうすると、もう、どれが何個だったのかわからなくなっちゃいます。

嘘だと思うでしょう?試してみて下さい(笑)

えーと、まあ、わたしとかは、記憶力がないので、全然、缶を動かさない状態でも、ナチュラルに間違って、爆笑されたりしますけど……。

なんか、サイコロの目って、偏って出るんですよねぇ。前の人と同じ目を出すと、前の人が直前で開けた缶の中身を当てたらいいだけなので、とっても簡単で、ラッキーです。なぜか、連続して出る人には、この目が出る(笑)

しかーし、間違っているわたしたちを尻目に、ベテランゲーマーさんは、シャッフルにもめげずに、1回も間違えずに子ヤギを7ひき集めておられました。

あれはきっと、常人とは記憶の仕方が違うのですね。
多分、赤、青、赤、黄という感じで、サイコロで出た色を順番に全部覚えているんだと思います。

あぁ、そうすればいいだけか~~。

……、無理です。

子どもとやっても、大人とやっても、けっこう楽しめるゲームだと思います。