12月おてばん その5 恐竜のように

おてばん,ゲーム会レポート,プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記,2004年12月おてばん

ウルランド

このとき、たしか裏で「カタンブック」がたっていたのです。
あと、「皇帝の影」が延々と続けられていました。

このときは、修羅場あけでちょっと疲れていたということで、重たいゲームはいやだー(ワガママ)ということで、「カタンブック」はさけて、「ウルランド」の方へ。
ただこのゲームの知識は、さっぱりないので、軽いゲームだったかどうかはわかりません。大丈夫か~?

たしか似ような絵のゲームに「原始のスープ」いうのがあって、こっちは、イエローサブマリン・京都店で見たときに箱に120分とか書いてあったような記憶が……。だから、購入もしてないし、遊んだこともありません。
まあ、「原始のスープ」は、楽しいいいゲームだという噂なので、このゲームも、多分大丈夫でしょう。

というわれで、インストをしていただきます。

しかーし、ちょっとルールが多いゲームだったようで、インスト中、眠い眠い。
すいません。ゲームが悪いわけでも、インストしてくださる方が悪いわけでもなくて、まったくもって、わたしの体調のせいです。
ちょっと、せっかくインストしていただいているというのに、マナーがなっていなかったと反省しております。
眠そうなわたしを見かねて、眠気覚ましのガムをくださった方、感謝しております。

ゲームが始まると楽しくて、多分、1時間から1時間半ぐらいかかっていたと思うのですが、全然、眠たくなかったというのも、自分勝手な話ですね(笑)

「ウルランド」は、進化していく恐竜たちの生き残りゲームです。

ゲームボードは、いくつかのエリアにわかれています。
プレーヤーは、たくさん持っている自分の恐竜たちをそれぞれのエリアに配置します。そうして、自分の操る恐竜たちの生き残りをかけた争いがはじまります。

争いといっても、それほど難しいものではなくて、ただ単にそのエリアにいる恐竜の数をくらべるだけで、単純です。
ただし、そのエリアで、1番かずの少ないプレーヤーの恐竜たちは、取り除かれてしまいます。

ただし、この得点の計算がおこるエリアというのは、1番最初に行動する「環境プレーヤー」が選んだ場所のみで起こります。
この「環境プレーヤー」が選んだ場所というのは、他のプレーヤーからはわからなくなっていて、他のプレーヤーは、「環境プレーヤー」が、どのエリアを点数計算するエリアに選んだのかを予想しながら、恐竜を移動させたり、配置していかなければなりません。

それぞれ、1回ごとにプレーヤーの役割分担がかわっていくので、説明だけ聞くとけっこう難しく聞こえるのですが、この役割の交代が、けっこうきれいにゲームにかかわっていて、ちょっと美しいシステムだと感じました。

「環境プレーヤー」は、さっき書いたとおり、得点するエリアを決定します。3枚の環境カードから1枚選んで、他の2枚のカードは「ダミープレーヤー」に渡します。
ただし、自分が「環境プレーヤー」の時は、恐竜を移動させることができません。

「種プレーヤー」は、恐竜たちを移動させることができます。「環境プレーヤー」が選んだエリアをいろいろと予想しながら、自分の恐竜を移動させます。

「ダミープレーヤー」は、その回ゲームには参加できません。
環境カードの残りの2枚をわたされます。そして、それに山からひいた1枚を加えて、次の回に「環境プレーヤー」になることができます。
だから、静かに作戦を練ります。

よくできているところは、「ダミープレーヤー」に使わなかった環境カードを2枚わたすところです。
「ダミープレーヤー」は、次の回に「環境プレーヤー」になって、3枚のカードから、得点をするエリアを1枚選ぶことになります。
つまり、今回「環境プレーヤー」として、「ダミープレーヤー」にカードを2枚渡したプレーヤーは、次の回では、2/3の確率で、得点に結びつくエリアを予想することができます。
だから、「環境プレーヤー」のときは、

「あー、そこ動かさないでーー!」

という心悲鳴があがったりしますし、「環境プレーヤー」から「種プレーヤー」にかわったときは、

「あのカードとあのカードを渡したから……次は、あのエリアが得点計算のはず…」

という予想をたてたりします。
この作戦や、予想があたったときは、ものすごく気持ちいいですねぇ。

あと、この恐竜たちは、放射能をあびて進化することができます。進化すると、けっこう極端な能力を持つことができます。
ただし、いろいろな特殊能力をもつと、けっこうコストがかかります。

今回は、初回ということで、まあ、予想の部分がたのしかったのですが、やりこんでいくと、この「進化」の部分も、複数の組み合わせで、コンボのようなことができそうな感じです。

今回のゲーム会で、わたしが遊んだゲームで1番長時間なゲームでしたが、時間を感じることなく楽しく遊ぶことができました。

機会があれば、もう1回やってみたいですね。

そうそう、特殊能力を得ることができる「進化カード」ですが、後から、拡張カードもでているそうです。
『ゆうもあ』のボードゲーム雑誌「シュピール」のアンケートに答えるとその「拡張カード」がプレゼントされるという企画があったそうで、今回は、そこで当てたという拡張カードもいれてプレイしました。