アステロイド・マイナーズ2
あいかわらず「独裁者の幻想」とか、メッチャ好きですねぇ。
そして、限定した世界で人がどんなふうに感じるのかとか、そういうシミュレーションが、とてもうまい。
これぞSFです。
11巻目。2008年刊行。
ロケットの話は、いつもより真面目ですよねぇ。
まぁ、ちょっとはいつものあさり節なブラックさもあるのですが、大変まっすぐななロケットに関するお話でした。
これを1年間通して連載させてくれるメディアがあるということ、というか、これを「連載してもいいよ」と言われるだけのスペースを作ったのは、今まで、あさり よしとおが、積み上げてきたものなんだろうなぁと思います。
ロケットの出てくる話は、他の話よりも、斜に構えるところが抜けて、正直なところがでてる気がします。
たしか、ホリエモンとかとロケットを作っているんでしたっけ。
こういうマンガが、きっと後に続く人を育てていくのだと思います。