永野護,読書ファイブスター物語,ロボット,歴史,永野 護,角川書店

F.S.S. DESIGNS1 EASTER;A.K.D.

設定資料がおもしろいというのは、どうよという気もするのですが……。

服や、キャラクター、ロボットたちだけではなくて、歴史、物語、すべてをひっくるめてのデザイン。そのこだわりのなかに、「ファイブスター物語」というあるので、やっぱり、この本は面白いのです。

永野護,読書永野 護,角川書店,F.S.S. DESIGNS

F.S.S. DESIGNS1 EASTER;A.K.D.

物語の断片をチョコチョコと与えるという永野護のやり方に、どうやら弱いらしい。
それでも、トイ・プレスの本は、さすがに買ってないんですけどね。

単純に、キャラクターや、MHの絵を見ているだけでも好きです。

ヤクト・ミラージュや、シュペルターは、本当に美しいと思います。
とくに、バスター砲のついたヤクト・ミラージュは……。ガレージキットを見たとき、感動で泣きそうになりました。

永野護,読書ニュータイプ100%コミックス,ファイブスター物語,永野 護,角川書店

ファイブスター物語12

魔導大戦。そして、トラフィックスということで、なかなか、派手な展開になっております。

そんななかでも、ヤーポのイヤリングの話や、ヨーンとエストの話、クリスティンとダイ・グの話は、グッと胸にくるものがあります。

ただし、胸にグッとくることが、正しいことではなくてもしかして危険なことなのかもしれないというのは、この作者もわかってやっています。
このあたりの感覚が、基本的に正しいことで、グッとこさせたいと思っている富野由悠季と相容れないところなんだろうなぁと思います。
そのあたりは、ワスチャや、サリオン、デコースを見ているとよくわかります。

復帰したクリスティンの美しさ。その一途さは、でも、最後のセリフに集約されるような危うさを持っています。

ところで、MHのバランスコントローラーっていうのは、ものすごい高性能なはずなくですよねぇ。
それで、転べるちゃあって……。天才??

永野護,読書ニュータイプ100%コミックス,ファイブスター物語,戦争,永野 護,角川書店

ファイブスター物語2 2005 EDITION

マニアではないので(能力的に)、どこが変わっているかというのは、確認できません。
まあ、巻末のおまけとかが、大幅に入っているのは、さすがにわかりますが。

この2巻、3巻と続く「第2話」というのは、本当によくできたお話だなぁと思います。
その分、2巻目は、若干盛り上がりに欠ける……と以前は思っていたのですが、そうでもないですねぇ。
けっこう戦争の状態とかは、派手だ。
昔は、その辺に、目がいってなかったんですねぇ。