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狼のレクイエム 第二部 ブーステッドマン ウルフガイ4

一気に、抑圧されていたものが開放されて、ぶっ飛んでいく爽快感のある「狼のレクイエム」第2部です。

昔は、次の「黄金の少女」が、「狼のレクイエム」第3部になっていましたが、今は、そうでもない。そもそも、「黄金の少女」ほぼ狼でてこなかったような……。
というか、そもそも、「狼の怨歌」の読み方が「おおかみのレクイエム」だったらしいですからねぇ。そのあたりは、あんまりこだわりないのかな。

まあでも、これは、歴史に残る名作だと思います。読む人によっては、エンタメに振れすぎている感じがするのかもしれませんが、圧倒的におもしろい。そして、それは正義。

ただ、人に影響を受けやすい純粋なところのある平井 和正が、このあたり、1番なやんだところでもあるようです。
多分、この続きが長らく書けなかったのは、それでも読者の要望で「ウルフランド」にラストシーンの書き直しをしたことの影響は、ものすごく大きいと思っています。
読者は、物語にどんな感想をもってもいいのだけれど、物語の筋を変えさせるような要望を作者にしてはいけないと思います。いや、その結末が嫌なら、自分で書け。もしくは、想像してたらいいのです。
物語はやっぱり、語り手のもので、その語り手がたくさんに増えて、自分の物語を語っていくのはいいのだけれど、それを作者に求めるのは間違えだと思います。

今読んでも、西城たちと犬神 明たちのハンターとの接触の仕方の違いが、すごいと思います。
情報量の違いなんかもあって、たしかにこうなって当然と読めばわかるけど、それでも、犬神 明の苦労って……、ものすごく思う。
でも、そこも対比になっていて、なんというか、お話の色が鮮明なのです。

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SHAMAN KING-シャーマンキング-12 KC完結版

そろそろパッチの村。
次の巻でグレートスピリッツと対面という感じかな。

アンナも来て、役者が揃って来た感じです。
竜、かっこよすぎ。

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宝石の国6

アンタークチサイトに続いてゴーストまで失ってしまう。
そのショックで潰れてしまうフォス。でも、カンゴームを得たのか?

それは、呪いか祝福か?

明るいフォスが、多分、あきらかに壊れている。

そして、頭がすげかえられる?
マジ?

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シドニアの騎士10

今回、日常モード多めかな。

基本的に、日常のお話(といっても、つむぎやらがからんでくるんですが)と、奇居子との戦いのお話、それに、船の中での不死の船員会たちの陰謀のお話が絡んでくる感じです。
そして、奇居子との戦いよりも、今は陰謀の方が深刻な感じですねぇ。
それぞれが守る「人間」の定義が違うために、それぞの戦略も変わってきているというところかな。

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SHAMAN KING マルコス3

「母を訪ねて三千里」の正しい歌は、

♪はるか草原を ひとつかみの雲が

でした。
ということで、とうとう隊長マルコ復活の3巻目。

そして、マルコのMは、マゾのM??

うーん。物語的には、FOMの敵は、ヤービスで全員協力してヤービス陣営と戦うという感じかなぁ。
そしてそれは、価値観の争いになる。