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風雲児たち 幕末編8

消えたので、書き直し感想です。

福沢諭吉が出てきた。
お母さんが、すごい人だった。家族の影響というのは、考え方の根本になるので大きいと思います。

おしゃべり好きな設定がいい感じです。

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地球へ…2 カラーイラスト完全版デジタルエディション

最初、ミュウたちがいた場所はどこだったのかとか、育成都市とかはどこにあったのとか、けっこう設定のアラはあると思います。
もともと、第1部で終わる予定だったみたいですしねぇ。
だから、サムとかシロエとかの設定も、はじめからあった設定ではなくて、伏線として物語の中にいれられていません。

でも、長編になるにあたって、キースというキャラクターをもってきたり、フィシスの地球の記憶が、あんな風に設定されていくというのは、本当にストーリーテラーとしての竹宮 惠子の凄さだと思います。

今読んでも、充分におもしろいマンガです。多分、ひいき目ではなく。

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栗本薫・中島梓傑作電子全集1 伊集院大介1

消えたので、書き直し感想です。
これも、1作品ずつ、けっこう詳しく感想を書いていた記憶があるので、消えてしまって、ちょっと辛い。

アレクサにキンドル読んでもらって車の中で聞いています。栗本 薫の傑作全集。
「魔界水滸伝」と「グイン・サーガ」という、二大タイトルは、入っていません。

第1巻は、伊集院大介シリーズを集めたものです。

絃の聖域

伊集院 大介、登場。
読んだことあるはずなのですが、けっこうというか、全然覚えていないです。

かろうじて、少年2人は、なんとなく覚えている感じかなぁ。大人の方は、もう、びっくりするぐらいに誰のことも覚えていなかったです。今読むと、パパなんか、かっこいいと思うんですけどね。

なんか、伊集院 大介って、ボーッとしているとかかれている割には、ちょっと偉そうという印象があります。でも、この本ではそうでもないなぁと思って読み進んでいったら、その「偉そう」を印象づけるシーンがラストにでてきて、あぁ、ストーリーはまったく覚えていないのに、この印象だけは残っていたのかと納得しました。
それは、人間国宝の元奥さんに会いに行くところと、人間国宝と最後にしゃべるところですね。
まあ、あきらかに、自分が他の人間には見えないことが見える人間だと思っている。うーん、わたしにコンプレックスがあるから、驕っているように見えるだけで、本人にとっては、「見える」ではなくて「見えてしまう」で、呪いなのかもしれないけれど。
いや、それでも、ラストは達観しすぎで大介偉そうやなぁと思います。

まあ、今読んでおもしろいとおもったのは、それぞれの生きている層によって、「芸」のとらえ方が違うというところ。人間国宝の芸が最高と思うものもいれば、パパ天才って、思っている人もいる。そして、多分、栗本 薫は、その中で、どれが正解であるかは書いていない。正解があるとも思っていない。でも、その「正解」に向けて、芸を追い求めて狂っていくみたいなところがかいてあるなぁと。
そして、そんなもん、子どものときに読んでもわかるわけないやん、と思った。

優しい密室

これも、読んだはずだけど、まったく覚えていないです。
そして、覚えていないにもかかわらず、自分の女子高のイメージって、ほぼ、この小説からきているんだということが判明しました。てっきり、氷室 冴子だと思っていた。いや、もしかしたら、氷室 冴子を読んだら、「これこそ、わたしの女子高のイメージだ」って、言ってるかもしれないれけど。

栗本 薫の分身の1人、森 カオル登場。
この頃は、けっこう、自分を投影して書いていたのかなぁと思います。

なんか、人違いのエピソードは、ちょっと記憶にあるような。あっさり、トリックがわかったので、きっとそう。

主人公の同性に対する憧れとか、そういう、今読むとけっこう生々しい感情とか、ストーリーが、まったく残っていないのは、やっぱり、読んだ当時は、まったくそこは琴線にふれなかったというか理解できなかったんだろうなぁと思います。

あと、この時点で、けっこう名探偵として警察の中ではそれなりに有名な感じですが、「絃の聖域」は、時系列的には、この後の事件で、「優しい密室」の事件の前に、別の事件を手がけて有名になっているということでいいのかな。

鬼面の研究

これも、まったく覚えていないなぁ。
大人相手だと、余計に伊集院 大介って容赦なく、傲慢な感じがします。

ちょっと、民族学的なところとか、きっと昔だって好きなはずだったんですが、まあ、印象は強くないですね。

伊集院大介の冒険

短編集。

短編だと、よけいに「オレ賢いねん」オーラが強い気がします。
それは、伊集院 大介自身が、どんどん名探偵として成長しているからかもしれません。

伊集院大介の私生活

短編集、第2弾。

題名が全部、「伊集院大介の」からはじまるところがちょっと面白い。
そして、あれ、「伊集院大介の」が、つかない題名の話がいつの間にか始まっていると思ったら、次の短編集に移っていたという。

結局、伊集院 大介という人に、あんまり興味がないので、それぞれの話はおもしろいと感じるのもあるけれど、印象に残らないです。

伊集院大介の新冒険

「ピクニック」が、面白い。というか、こういう追憶のお話に弱いんだなぁと思います。
まあ、真実が嘘よりも人を癒やすかどうかというと、そこは、ちょっとうなずけないけれど。

安西信行,読書安西 信行,小学館,少年サンデーコミックス,,麗の世界で有栖川

麗の世界で有栖川2

おもしろくて、好きですが、多分人気ないと思います。
男子にとっても、女子にとっても、かっこいいキャラも、かわいいキャラもいるのに微妙なライン。

でも、この微妙なラインが、いいんですよ。

平井和正,読書アダルト・ウルフガイ・シリーズ,ウルフガイ,エロス,シャーロック,シャーロック・ホームズ,人狼,天使,平井 和正,幻魔大戦,犬神

狼男だよ アダルト・ウルフガイシリーズ1

消えたので、書き直し感想です。消えた感想は、けっこうな熱量で書いていた記憶があるので、ちょっと辛い。

えーと、Kindleで購入して、アレクサアプリに読んでもらった1番最初の本のような気がします。

懐かしいアダルト・ウルフガイ・シリーズ。すごく面白いと思うし、すごく好き。
ただ、わたしとしては、残念なことは、角川文庫版で読み出していて、1番最初に読んだ話が「人狼戦線」だったことです。

文庫化シリーズものの「あるある」だと思うのですが、角川文庫でアダルト・ウルフガイ・シリーズが文庫展開されるに当たって、多分、新しい読者も古い読者も取り込みたいということで、最初に出たのが当時、最新刊の「人狼戦線」だったのです。その後、「狼男」だよとかが、出版順に出された。
でも、この「人狼戦線」が、アダルト・ウルフガイ・シリーズの番外編的ななにかだとよかったのですが……。なんと、めちゃくちゃ今までのお話を踏まえたお話で、しかも、シリーズ全体のターニングポイントだったという。

多分、読んだときは、これが執筆順的に後ろだということは知っていました。そして、その頃には、アダルト・ウルフガイ・シリーズの角川文庫版は、かなり多分、「人狼白書」ぐらいまでは出てたんですよ。でも、あらすじを読んだり、本の様子を外から眺めていると、まあ、シリーズといっても、登場人物が同じぐらいのいってみたら、シャーロック・ホームズみたいな感じのどこから読んでも大丈夫なシリーズじゃないかと思ってしまったんですよ。「幻魔大戦」は、がんがんの続き物の話でしたが、あれは、「幻魔大戦」という題の下に巻数と副題がついていて、まあ、がんがんの続き物だとわかる。でも、こっちは、「アダルト・ウルフガイ・シリーズ」と小さくシリーズ名はかいてあっても、題名は「狼男だよ」とか、「人狼戦線」ですから。しかも、角川文庫版は、シリーズに巻数すらうってない形でした。

まあ、その前にヤングの方の「ウルフガイ・シリーズ」を読んでいて、それも、「狼の紋章」、「狼の怨歌」、「狼のレクイエム」と、けっこう続き物な話だったので、平井 和正のシリーズかどういうものか、気づきそうな物なのですが、あれも、「紋章」と「怨歌」では、けっこう感じが違っていたからなぁ。続けて読まないと、訳わからないのは確かだけれど。

まあ、それで、「人狼戦線」なのですが、不死身の狼男が、今までと違って、不死身じゃ亡くなっちゃうという話でして、今までの不死身さをしらんのに、これを読まされると「??」となってしまうのですよ。

で、その後、「狼男だよ」を読んだわけですが、これが、あの脳天気な時代の犬神 明かぁと思っても、もう、先をしっているから、ちょっと弱っている犬神 明の記憶が、チラチラしてしまって、充分に楽しめているのかどうかわからないところがあったのです。

まあ、それから多分30年以上経って、ほどよく忘れた今の再読です。

さて感想ですが、傑作です。というか、時代は感じるんだけれども、今でもものすごく充分に面白いです。まあ、ラノベの元ですからねぇ。今の時代の方がしっくりくるかもしれない。
それから、エロスとバイオレンスですが、読んだ当時は、実は、そんなに感じなかったのですが、今回は、アレクサに音読させているということもあるかもしれませんが、エッチだと感じました。また、人生経験をつんだせいか、言葉で表現された痛みも、以前読んだときよりも、いたく感じました。

まあ、ほどよく忘れているといっても、「人狼戦線」の記憶はチラチラするのですが、なんというか、時間をあけているせすで、あぁ、犬神 明、お前って、そういうヤツだったよなぁ、元々、けっこう変わってないジャンとか、懐かしい知り合いに会った感じがしました。

と、これを書いている今、もう「人狼戦線」も読み終えて(聞き終えて)、「人狼白書」も終わって、いよいよ、「人狼天使」の3部作に入ります。「人狼白書」からあとは、未知の領域だったので、楽しみです。