業田良家,読書業田 良家,竹書房,竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト,自虐の歌,

自虐の歌 下

上巻の途中のでは、遅々として進まなかったのに、上巻の後半から、下巻は一気読みでした。

過去は、今以上に痛かった。
そして、一定以上の痛みには、泣くことすらできなくなる自分を発見する。

笑って泣いた?
いや、どちらもしなかったよわたしは。 

で、なんで、こんな過去が挿入されているのか、ずっと疑問でもあった。
この最後の逆転していく展開を読んで、はじめて、その意味が理解できました。

ある意味、作者の手のひらの上で転がされた感じです。でも、悪い感じではない。

今、現在ですら、こういう生活の中にどっぽりはまりこんでいる人はいる。
それを幸福と感じているか、不幸と感じているか、ということを超えて、人が生きていくことには、意味があるとかききった作品。

こんなところに超えていくとは思わなかったです。

たしかに、名作です。

でも、自分の中で、この物語を何度も読み返して考えることがあるのだろうか?
それは実は、疑問だったりする。

多分、この人の作品は、これ以上は読まないだろう。

自虐の詩(下)

業田 良家 / 竹書房(1996/06)


業田良家,読書業田 良家,竹書房,竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト,自虐の歌,

自虐の歌 上

なんじゃこりゃ。

まあ、いろんなところから名作とのオススメがあり読んでみましたが、すごく抵抗があって、前半は、遅々として進みませんでした。

ウチの人、乱暴者だけど、酒乱だけど、ちょっとはいいところもあるんですよ……。

吐き気がする。
こんなの愛でも、優しさでも、なんでもないと思う。

これを「本当の愛」とか、「純な優しさ」なんて言葉で、語ろうとする人間がいたら、それにも、吐き気がする。

クスリと笑う以前に、痛みだけが伝わってくるんですけど。

でも、人間にとって、だれからに「必要とされる」ことは、こんなにも大きいことなのかもしれない。
必要が、サイフとしてだけだとしても。

自虐の詩(上)

業田 良家 / 竹書房(1996/06)


大塚英志,清涼院流水,箸井地図,読書大塚 英志,探偵儀式,清涼院 流水,箸井 地図,角川コミックス・エース,角川書店

探偵儀式4

あぁ、笹山さんにとって、バーコード殺人事件というのは、それなりにトラウマになっていたんだなぁと当たり前のことを思いました。

しかし、そんなに殺人衝動を抑えている人間が、たくさんいるとは思いたくないですねぇ。

佐々倉コウ,菊地秀行,読書バーズコミックス,佐々倉 コウ,幻冬舎,幻冬舎コミックス,菊地 秀行,RAPPA

RAPPA-乱波-1

菊地 秀行お得意の風来坊者。
でも、実は、風来坊者って、D以外、あんまり成功していないかも。あぁ、転校生ものは面白いです。風来坊といえばいえないこともないか。

スタートは、まだ様子見という感じです。

パターン的には、正体がわからないままズルズルと終わってしまいそうな気が(笑)

佐々倉 コウ,菊地 秀行
幻冬舎コミックス,幻冬舎
発売日:2007-09-22
 

サンライズ,皆川ゆか,読書スー,戦争,皆川 ゆか,評伝シャア・アズナブル,講談社

評伝シャア・アズナブル-《赤い彗星》の軌路-下

「Z」の時代から「逆襲のシャア」の時代まで。

逆襲のシャアで、なんであれほどシャアが、アムロをモビールスーツ戦で倒すことにこだわったのか、その納得のいく解釈が読めて、ちょっとよかった。

てっきり、ずっとわたしは、シャアは「ただ単に負けず嫌いだから」と思っていたし、そのために戦争を起こしたんだとすら思っていました。

自分がアムロを倒すことによって、優れたニュータイプであるという自分自身の納得が欲しかったというのは、確かに頷けると思います。

そして、「ガイア・ギア」に続くわけですね(オイオイ)

評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡 下巻 (KCピ-ス)

皆川 ゆか / 講談社(2006/12/07)