大塚英志,読書ロリータ℃の素敵な冒険,僕は天使の羽根を踏まない,大塚 英志,徳間書店

ロリータ℃の素敵な冒険

「マダラ」。いろいろな展開が予定されていたみたいなのに、「僕は天使の羽根を踏まない」で、「もうすでに終わってしまったマダラ」がかかれて、どうやら、他の物語はかかれなくなってしまいそうです。

それと同じように、このお話も、「サイコ」の「終わったあとのサイコ」みたいな感じで、いつでも、終わってしまえる状態になったなぁというのが、この本の感想です。

あぁ、この本にはなんかたりないと思っていたら、笹山さんが出てこないんですね。
でも、笹山さんって、本質的に、犬彦と同じような役割の人間なんだなぁ。だから、2人でてくる必要はなかったのかも……。

あれ?サクって、マダラのスペアの1人だったっけ?だとしたら、℃は、正しく麒麟のスペアだったのかも。

そうすると、この物語自体も、「サイコ」ではなくて、「マダラ」の再話だったのかもしれない。

いろいろな「情報」が意味もなく、わたしのまわりを浮遊して……その情報を再構築して、物語を作っていく。
それが、大塚英志の本当に意図したところなのかも…。

宮下英樹,読書センゴク,ヤンマガKC,宮下 英樹,講談社

センゴク7

あぁ、でも、このノリは悪くないなぁ……と思ったりして。
これはこれで、わかりやすい「魅力」であると思います。
まぁ、宗教というのは、人を食い物にしていくものであるというのは、事実です。

アーノルド・ローベル,三木卓,読書ひとりきり,ふたりはきょうも,アーノルド・ローベル,三木 卓,子ども,文化出版局

ふたりはきょうも

去年までは、3年生にこのシリーズの読み聞かせをしていたのですが、今は、1年生にこのシリーズを読み聞かせしています。

これが、1年生でも、3年生でも、かわらない、しっかりとした反応を引き出す本で、少しビックリしています。

最終話。
題名は、「ひとりきり」。

題名を読んだ時から、3年生の子どもたちは、すごくドキドキしていたようです。

「ひとりきり」

ずっと、一緒だったのに、ふたりはどうなってしまうのか……。
そして……。

これを1年生に読み聞かせる日が、とてもとても、楽しみです。

桂明日香,読書,Aniplex,Production I.Gヴァンパイア,吸血姫,吸血姫美夕,桂 明日香,角川コミックス・エース,角川書店,Aniplex,BLOOD+,Production I.G

BLOOD+1

イメージとしては、菊地秀行の伝奇ものみたいな感じです。
でも、意識しているかどうかはわからないけど、コンセプト的には、「吸血姫美夕」みたいな感じもあります。
ヴァンパイアを狩るヴァンパイアの少女。多分、永遠の生。たった1人の従者。

1巻は、ちょっと日常に重点がおかれています。バイオレンスって、日常の描写がしっかりしていないと、楽しくないので、このありは、けっこういいです。

桂 明日香,Production I.G,Aniplex
角川書店
発売日 : 2005-12-22