偽PAPUWA 柴田亜美黙認海賊本
意外とみんな、ウマ子が好きなのでビックリしました。
本編6冊に、外伝が本書をいれて4冊目。
特に外伝で、時間があっちこちにいくので、もうすでに、誰と誰がどういう関係だかわかっていないという……。
ジェイスとリロイがケンカした理由も、なんか、すごいしょうもないことだし、たかが、これだけか??
京都の終了後のお楽しみ。
スタッフミーティングという名前の、ゲームについての研修という名目の、反省会というかスタッフのためのゲーム会です。
まずは、お正月ということで、雅やかに「投扇興」です。
これは、インストができないので近づきませんでしたが(コラコラ)、今日1日、本当によく遊ばれていました。
1回は、話のネタとしてもやっておくべきです。
広いスペースが必要な、贅沢なゲームです。
2人対戦のゲームです。
2人のプレーヤーは、向かい合って座ります。もちろん、日本の伝統ゲームですから、座布団の上で正座です。
そして、その中央には、桐の箱。桐の箱の上には、「蝶」と呼ばれる的がおかれます。
桐の箱から、それぞれのプレーヤーまでの距離は、2メートルぐらいかな。
プレーヤーは、そこに座ったまま、交互に扇子を投げて、的である「蝶」を落とすことを狙います。
扇子は、広げて投げられます。広げた扇子を投げると、どう飛ぶか?なんと、上手に飛ばすとクルリと空中で1回転して飛びます。
さて、このゲーム、一見するとダーツのようなアクションゲームに見えますが、なんと、美を競い合うゲームです。
といっても、飛び方の美なんてのは、人それぞれ違うので、判定できません。
このゲームは、蝶を落としたときの「蝶」と「扇子」の落ちた形を競い合います。
落ちると「蝶」と「扇子」の位置関係によって、いろいろなワザとなり、得点が入ります。このワザの名前が、「源氏物語」から取られたもので、「花散里」とか、「朝顔」とか、なかなか優雅です。
ちなみに、「花散里」は、「蝶」も「扇子」もバラバラで、何にも絡まない平凡な手という感じです。
いやぁ、花散里のお姫様ファンのわたしとしては、ちょっと言いたいことありますが……。「末摘花」よりも、点数低いというのも、なっとくいかないのですが(笑)
ちなみに大好きな「真木柱」は、30点の大技です。
えーと、桐の箱にかかった「扇子」に「蝶」がひっかかって宙づりになったような形です。
そんなもん、できるかーー!!
………。
……。
…。
今回、出たそうです。不破さんのサイトに証拠写真が(笑)
すごい。ただし、練習のときに出たそうです。
「蝶」ほ落とせない場合は、0点の「手習い」。これは、なんとなく納得。
えーと、はっきり言って、落とすだけでも一苦労です。やっている人は、ワザを狙って落とすのでしょうか?
あと、桐の箱を倒すと、マイナス20点。「野分」だそうです。嵐でもこない限り、あんなもの倒れません。
あと、もう1つだけマイナスになるのがあって、これは、わたしけっこう出しました。
「『コツリ』。マイナス1点」
これは、なげた扇子が、桐の箱に当たっちゃったときですね。「コツリ」と音がするから、「コツリ」かな。
えーと、まず、蝶を落とさないことには、話になりません。
これは、何回か練習すると、コツがつかめるようです。
↑ わたしは、ちょっと苦手でした。
あとは、得点の高いワザが出ることを祈る……。
きっと、上手な人は、どのあたりを狙えば、このワザがでやすいとか考えているのだと思います。
まあ、単純になげた扇子が、的に当たるというも、たしかに気持ちいいものです。
「このマークの付いているワザの名前は何ですか?」
「ああ、それは、最近新しくできたワザ……」
ワザ表を見ながら、こんな会話が。
恐るべし。今なお、進化し続けている日本の伝統ゲーム(?)「投扇興」でした。
これも、奥が深くて、いろいろな遊び方があるようです。
次回できるのは、来年かな。
ちなみに、今回の1番の高得点は、「蓬生」の35点だったそうです。
落ちて立った「蝶」に「扇」がかぶさったかたちだとか……。
この証拠写真も、不破さんのサイトに。
「ラミィキューブ」は、はじめて参加したゲーム会「うつぼゲーム会」で初日に遊んだ思い出深いゲームです。
最近は、手に入りにくいということがあったり、わたし的にすごい難しいという印象があったりしたので、その後、プレーしていませんでした。
ちなみに、その時、一緒にプレーした4歳の子達は、その後、何回かプレーしているのを見かけましたので、りんの根性なし加減がよくわかります(笑)
でも、最近になって、ほぼ同じゲームの「ラミーデラックス」というのが、マツイ・ゲーミング・マシンという会社から再び売り出されました。
大阪の「キディランド」など、大きいおもちゃ屋さんで購入できるということで、さっそく年末に購入。
遊んでみると、けっこう楽しい。あぁ、これ、あんまり長考して難しく考えない方が、いいんですよ(……こんなことを言っている人は、勝てません)
そして、もう1つ。大切なポイント。このゲーム、一緒に遊んだ初心者の人のウケが、けっこういい。
やりこんでも楽しいし、はじめてやっても何となく楽しい。ゲーマーにもウケて、初心者にもウケるというタイプのゲームですね。
今回は、「ラミーデラックス」ではなくって、昔からの「ラミィキューブ」です。
「ラミィキューブ」は、どっちかというと、「将棋」とか、「囲碁」、「トランプ」みたいな感じで、いろいろとタイプの違うセットが世界中で売り出されています。
昔は、日本でも、いろいろな大きさや、タイプの違う形の「ラミィキューブ」が売り出されていたようです。
今回、遊んだラミィキューブは、「ラミーデラックス」に比べるとちょっと牌の大きさが大きくて、プレーヤーが使う牌を立てるための板が少し豪華でした。うらやましい。
えーと、いっかいさんが、トルコで買ってきた「ラミィキューブ」は、もっと豪華で、ほとんど工芸品みたいなやつです。
「クク」というカードで「カンビオ」をするように、「ラミィキューブ」というのも、「OKEY」というセットで遊ぶ遊び方の名前の1つだそうで、実はこの「OKEY」のセットを使った遊び方は、いろいろ世界中にあるみたいです。もしくは、あのセットを使って遊ぶ遊び方のなかで、1番有名なモノが「ラミィキューブ」なのかもしれません。
あっ、「ラミーデラックス」についていたサイコロ!もしかすると、サイコロを使って遊ぶ遊び方もあるのかもしれません。
いっかいさんは、トルコで、
「これを使った他の遊び方を教えてやる~」
と言われたそうです。
おっちゃんが、明らかに賭をしたそうにしていたということで、遠慮されてしまったみたいですが。
惜しい。新しい遊び方が、日本に紹介される機会を逸してしまいました(笑)
このゲームは、一緒にプレーしたお母さんにとても、気に入ってもらえたようです。
昔の日本語版の箱を見ると、「世界3大ゲーム」とかいてあります。世界中でよく遊ばれているゲームだということなんだと思います。
ということで、このゲームで、1月の「京都」は、終了でした。
わたし的にはオススメなのですが、あんまり遊ぶ機会のない「アンダーカバー」です。
これは、どっちかというと、人数が多い方が楽しいので、人数が少ないとさそいにくいということもあります。
ご家族3人とわたしの4人では人数がちょっと少ない気がするので、スタッフの方にもう1人入ってもらって、5人でプレーしました。
「みんなは、スパイです。スパイですから、他の人に自分の正体が知られてはいけません。
カードを配ります。そのカードにかいてある色が、自分の秘密の正体です」
「えっ。自分は、自分のカード見ていいの?」
「自分のカードは、見れます。それで、わからないように作戦を考えてください」
「サイコロを振って、好きなコマを動かすことができます」
「コマのどれかが、金庫と同じマスに止まったら、全員に点数が入ります」
ルールは、これだけですから、わけわからなくても、参加できるゲームです。勝とうと思うと、けっこうシビアかもしれませんが…。
まあ、楽しく適当に、サイコロを振って、コマを動かして、算数計算をしています。
子どもたちを見ていると、ある特定のコマを中心に動かしています。
「わかった。わかった。お兄ちゃんのコマ、どれかわかったぞ(笑)。黄色やろう」
まぁ、大人でも、最初のプレーはそんな感じです。わからないように、目立たないように、得になるように動くというのは、なかなか難しいです。
ついつい、動きが素直になってしまいます。
お兄ちゃんは、ちょっと、「しまった」という顔をしますが、それでも、「バレたらしかたない」という感じで、強引にその黄色のコマを進めていきます。
でも、ときに素直な動きというのは、特に他の大人達が自分の思惑に引きずられまくったときは、効果を発揮します。
ということで、なんと、黄色が2位でゴールインです。
さて、けっか発表です。
1位は、牽制しあった結果、ダレも選んでいない色です。
「では、2位。でも、多分、本当の1位、黄色」
「やったー!」
なんと、喜んでいるのは、お兄ちゃんではなくって、弟の方です。
大人一同、
「えっ?」
ビックリしました。
なんという、ゲーマーでしょう。
お兄ちゃん、最初から最後まで、一貫してずっとフェイクをかけていたようです。
あの「しまった」という顔も、開き直りも、全部、お芝居だったようです。
しかも、その横で、弟が涼しい顔して、お兄ちゃんのすることを見ているという……。
一言も、相談とか、していないにも関わらず、息ピッタリな2人でした。
いきなり、ここまでゲームを理解して、こんな動きをしてくる小学生がいたとは。
あなどれません。
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「アンダーカバー」があれだけできたあなどれない小学生ですから、ちょっと複雑な「スコットランドヤード」も、大丈夫でしょう。
実は、わたし、このゲームを子どもと遊ぶのははじめてです。
今回は、わたしが、怪盗Xで、お母さんと兄弟2人の3人がスコットランドヤードの敏腕刑事です。
「犯人は、ボードの上で見えません。ただし、何を使って移動したのかは、わかります。そして、3回目とか、6回目とか、決まったターンになると、どこにいるのかわかります。
みんなは、警察になって、コマを犯人のいるマスにおいたら、逮捕されることになります」
「逮捕したって言うのは、犯人が言ってくれなくてはわからないのですが……」
「はい。捕まった場合は、正直に犯人は、捕まったといわなければなりません」
「移動は、チケットを犯人役のプレーヤーに渡して、同じ色の駅まで移動することができます。
地下鉄は、一気に距離を積めることができますが、小回りが利きません。
タクシーは、どこにでも行くことができますが、移動に時間がかかります。
バスは、その間。という感じ。」
この移動のルールが、けっこうはじめてやったとき、わたしには難しく感じました。バスのルートや、地下鉄のルートは、タクシーのルートに重なる感じで設定されていますので、ついつい、バスの駅や、地下鉄の駅でないところで、バスや地下鉄から降りようとしてしまっていました。
しかし、今回の子達は、弟も、しっかりとこのあたりのルールを理解していたので、ビックリしました。
「犯人だけは、特別なチケットを持っています。
「2×」のチケットは、『ダブル・ムーブ』といって、2回連続で動けます。これは、2枚しかありません。
それから、『ブラック・チケット』は、犯人の移動手段がわからなくなります。これは、5枚あります」
ルールの説明は、思ったほど難しくなかったです。
しかし、1つだけ、わたしが怪盗Xの役をするということにおいて、問題点があることが判明しました。
それは……。
さて、ゲームスタートです。
「スタートカード」ほ引いて、初期位置を決定します。
今回は、ヤード役のプレーヤーが3人ですので、子どもたち2人は、2つのコマを担当します。
「犯人の最初の場所って、どうやって決まるのですか?」
「犯人の方も、『スタートカード』を引いて、ランダムに場所を決めます。だから、いきなり近くに出現ということもありえます」
犯人は、北西の場所からスタートです。
ヤードの5つのコマは、マップ北側に、東西に広く散らばった感じです。
では、怪盗Xの最初の移動。とりあえず、発見される3ターン目までに、交通の便利なマスに止まって、一気に南に逃げていきたいところです。
さて、ヤード側の移動です。
「自分の番、2回あるやん。同じコマ、動かしたらあかんの?」
えーと、これは、「説明書」を読むとダメみたいですねぇ。そうすると、難易度がかわってしまうからだと思います。
このゲーム、怪盗X側の方が、有利だという話をどこかで聞いたことが。特に、はじめてのプレイの場合は。でも、捕まらないとおもしろくないからなぁ……。
ということで、
「まぁ、今回は、いいですよ」
と返事。
5つのコマのうち4つを子どもが動かしているんですから、それぐらいのハンデがあってもいいでしょう。
と思っているうちに、なぜか、全員のコマが、怪盗Xのいる北西の方向に集まってきます。
まだ、1回も出現してないのに、なんでだ?
「なんか、みんな、こっちによってきたわねぇ」
「だって、さっき、おっちゃん、こっちばっかり見てたもん」
うぉ。
以前、バイザーのことを「おしゃれアイテム」なんて書いていましたが、必需品ということが判明しました。
というか、わたしは、目が悪いので、マスの番号を確認するために、メチャクチャボードに顔を近づけて確認しなければならないという……。
これ、ヤード役はできても、怪盗X役には、致命的な弱点です。
あぁ、「メビウスママのひとりごと」にも、似たようなエピソードが書かれていましたねぇ。わたしは、老眼ではないのですか……。
「いや。それは、ハッタリかもしれないねぇ」
とか、言いながら、今度はボードの逆の方を見ていますが、みんなから、
「そんなんバレバレや~」
と言われておりました。
3ターン目。出現。
「やっぱりなーー」
の声のもと、いきなり「ダブル・ムーブ」を使わないといけないとこに。
とりあえず、テムズ河を渡って、南に逃亡しなければ。
ここで、「1つのコマを2回動かしていい」としたことが、モロに影響して、ヤバい、ヤバい。
ギリギリの追いかけっこが続きます。
でも、このドキドキ感を味わえるのって、怪盗X役だけなんですねぇ。楽しい。なんというか、大人って、ズルイという感じです。
このとき、必死に逃げることに集中していたため、もう1つ、怪盗Xには、移動のルールがあるのをすっかり失念しておりました(そんなのばっかりで、申し訳ないです)。
それは、「テムズ河クルージング」。ブラック・チケットを利用すれば、テムズ河を船で上り下りできるという、怪盗Xだけに許された移動手段です。
これを忘れてなかったら、また、状況が変わったかな。でも、相手もそのことを考えて動くと、さらに移動場所を読まれていた可能性もありますねぇ。
もう、推理させないためだけに、「ブラック・チケット」を乱発。8ターン目の2回目の出現で、「ダブル・ムーブ」を使い切って、なんとか、テムズ河の南に移動。
でも、残念ながら、13ターン目、3回目の出現を待たずして、見事に、お兄ちゃんに捕まってしまいました。
ムム。
ナチュラルに、やられまくりです。
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