楽園に住めない堕天使たち

読書,高橋しん

きみのカケラ7

大人も子どもも、いっぱいのつらさを抱えて。
であって、わかれて、またであいます。

どこかにある楽園を目指すのではなくて、今、ここで生きていくために。

がんばれ。

かべのむこうに らくえんはあった
でも ぼくたちは そこにはいけない

ぼくたちは いつのまにか
だてん していた

はじめから そとなんて
ぼくらのものでは なかったのかも

しらなければ よかった?
おとなになって いいことあった?

でも ぼくたちは あるきつづける