フランバーズの夏

掛川恭子,読書,K.M.ペイトン

フランバーズ屋敷の人びと3 めぐりくる夏

ここまでは、小学校と中学校時代に読んでいるんです。でも、今読み返しても、ものすごく読み応えがあって、面白いですよね。
というか、2巻目ぐらいから、もう、クリスチナ、少女じゃないし、はっきり言って、児童文学の枠からは、はみ出ている感じです。

遺産相続問題。
複雑な人間関係の中におかれた子どもたち。
時代の移り変わりとともに、変化していく価値観。
そして、それに追いつかない自分の心。
新しいものも、古いものも愛しているのに、どちらかを選べと突きつけられる選択。

なんというか、いろんな小説のおもしろさが詰まっています。