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「ミッドナイトパーティ」のような楽しいゲームは、メンバーを変えて、またときには、メンバーすら変えずに、次から次へと、何回も何回もくり返し遊ばれております。
今回は、そんなゲームをいろいろなご家族に何回も紹介しました。

穴掘りモグラ

 本当に根強い人気で、「ミッドナイトパーティ」の次ぐらいによく「うつぼゲーム会」で遊ばれているゲームではないでしょうか?
「世界のボードゲームを広める会 ゆうもあ」主催の「日本ボードゲーム大賞」で見事、「子どもゲーム部門」1位に輝いたゲームです。

実は、わたしは、ちょっとだけこのゲームが苦手だったりします(苦笑)
だって、穴が真横にあるのに、そして次にめくるカードは「4だ」ってわかっているのに、それでも、めくらんとあかんのかー。あー、バイバイ。
みたいなところがあって、せっかちなわたしは、ちょっとイライラするわけですな。

実際に、地元で子どもと遊ぶときは、曲がれるルールとかでやったりしていました。
だから、以前は、ゲームじゃねぇとか思っていたのですねぇ。

しかしですよ。「コンタクト・ゲーム」などを経験して、わかったことがあります。たしかに、これはゲームです。
もちろん、「ロッティ・カロッティ」と同じ様に、ギミックのおもしろさというのは、大きいと思います。
あのボードを持ち上げて、新しい面に行くときの楽しさは、大人でもワクワクします。

「ジヤンジャジャーン」

もう、大人でも、子どもでも、絶対言いますって。

でも、それ以上に、必ずいつかは1人たどり着くということが示されていて、そして、それがいろいろな試行錯誤があっても、絶対達成されるというところが、このゲームのすごいところなのです。
点数があって、それがあがっていくゲームならば、全員の点数が入らないような状態が続くとマズいじゃないですか。また、「コンタクト・ゲーム」のように手札を減らすゲームなのに、手札が減っていかないと、

「ゲームじゃない」

と言われてもしかたないと思います。

でも、このゲームは、はじめっから潔いほどに「黄金のスコップを手に入れられるのは1人だけ」であり、多少時間がかかろうともあきらめなければ、その1人は、いつか必ず決定されるわけです。
しかも、たった1人が勝つゲームなのにもかかわらず、あんまり負けた子が泣いたという話は聞きません。
けっこう、最後までからんでいるため、

「なんかもうちょっとで勝てたかなー。おしいなー」

と思わせるところがあるようです。
今度は、勝てるような気がするんですね。
まあ、どうしても勝ちたい子は、ときどき自分のコマと穴の数を数えて、カードの数字を見てめくるというズルッコをしようとしておりました。
大人だけとゲームするのならそれもいいのかもしれませんが、ここは、子どもどおしでもゲームをするところ。ズルッコは、やっぱり許すべきではありません。

「見たらダメだよ」

ときには、こんな注意もとびます。

「見てないよ~」

「うん、そっかー」

口調は優しく、目は厳しく、そして手はカードをシャッフルしなおす。

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パリス

はじまってから気づく疑問。

「あれ、なんでわたし、こんなところに座ってるんだろう?」

みたいな。

「パリス」は、パリの町にお店をつくって、そこにバスを走らせてお金を儲けるゲームです。
わたしは、鉄道とか、バスを走らせるゲーム苦手なのに、なぜここに?

といっても、タイルを使って線路や道路を引いていく「コンタクト・ゲーム」(なぜここで、このゲームをたとえに使うかなぁ?)のような感じではありません。
パリの町の地図とバスの走る道路は、はじめっからゲームボードに描いてあります。
バスの走る道路は、それぞれ路線ごとに色分けがされています。

バス停の名前の書かれたタイルがありますので、それをプレーヤーの数より1枚多く引いて、ゲームボード上に配置します。ここが、今回、プレーヤーたちがお店を持つことができる土地です。

スタートプレーヤーから順番に、タイルをとって、そこに自分のお店コマを置いていきます。そうすると、プレーヤーの数よりも1枚多くタイルを引いていますので、1ヵ所だけタイルが余ります。

タイルの場所に、すでにお店が置かれていたら(最初のラウンドでは、そういうことはないはずですが、2回目のラウンドからはおこりえます)、そのお店に1点が入ります。バス停に商店がない場合は、その色の路線で1番近いバス停にお店を置いている人に1点ということになります。

次のラウンドは、また、プレーヤーの人数よりも1枚多いタイルを引くことからはじめられます。基本は、この繰り返しでゲームが進んでいきます。

1枚残ったタイルは、ゲームボードの左側に並べておかれていきます。タイルには、路線と同じ色がついています。そして、このゲームボードの左側に、同じ色のタイルが2枚置かれたら、その色の路線で、グランドバスツアーが行われます。
出発駅からスタートして、他の路線との交差点ごとに得点チェックをします。交差点にお店を置いているプレーヤーに点数が入ります。それから、この交差点にお店を置いているプレーヤーが、そこに隣接するバス停にコマを置いていれば、それにも点数が入ります。
点数計算の後、この2枚の同色のタイルは、取り除かれます。

決まったラウンド数プレーしたら、ゲームは終了です。
各バス停には、置けるお店の数が決まっています。普通のバス停は、1こ。交差点のバス停は2こです。だから、後からお店を置かれると、元から置かれているお店はゲームボードから取り除かれて、袋の中に入れられてしまいます。
この袋は、ゲームが終わった後の「お楽しみ袋」で、ゲーム中はなかを見ることができません。
ゲームが終わった後、1番たくさん袋の中にお店が入っていた人(つまり、1番たくさんたちのきさせられた人)は、ボーナスポイントがもらえます。

とこんな感じのルールです。
あれ?今、メビウスのレビューページを見てると、もう1回最後にグランドツアーがあると書いてありますねぇ。
あったかな?

ようするにプレーヤーがやることは、タイルを1枚選んで、自分のお店に置きかえるだけです。簡単簡単。
ゲームの終了条件も、ラウンド数で決まっているので、だいたい時間の読めるゲームだと思います。
ゲームとしては、軽い方にはいると思います。

なのに、何故、いきなりわたしは悩んでたかというと、このゲーム、どうやったら、自分に点数がはいるのか、全然わかりません(泣)

いや、わたしの頭が、あんまり良くないということもあるんですがね。
えーと、基本の点数は、「最後に1枚残るタイルと同じところか同じ路線の近いところに自分のお店がある」です。
でも、これ

「最後に1枚残るタイルがどこか?」

というのがわかるのは、最後の方の手番の人だけ何ですよねぇ。で、その人は、もちろん自分の得になるようにお店を配置できるわけですが、そのときには、お店を設置できる場所はもう1/2になっているわけです。だから、その配置で自分が得になるようなタイルが残っていることってけっこう少ないわけです。

……。というか、みんな、他の人が得しないことを考えて配置してたのかな??

それから、配置したお店がそのラウンドですぐに点数を生んでくるということは、少ないのです。基本の点数にしても、グランドバスツアーにしても、次のラウンド、その先のラウンドに発生してくるわけです。
で、それを見越してお店を配置する。

……。そんな、先見るのは、無理です(わたしには)。もしかして、

「あのバス停のタイル何枚出たから、あれがラストだ。今、店を建てたら誰にも立ち退きさせられないぞ」

とかタイルの数をカウントするゲームなのかも(ブルブル)。

えーと、わたしは、どうしていいのかわからなくて、適当にやっていたのですが、手番が後から2人目の時に気づきました。

「あぁ、この順番で手番がまわってくるのなら、ラストの人の邪魔ぐらいはできるなぁ」

やったー。やっと考えて、ボードにお店を置けるぞ(今まであんまり考えてなかったという)。
すると、

「なんで、オレを叩くー。よく見ろ、トップはあっちやぞー」

と、怒られてしまいました(泣)

た、確かに。トップとか、順位とか、なーんにも考えずに、ただ単に自分の手番で「叩ける人間を叩いた」だけの手でした。バレたか。
ちょっと、反省。

うーん。ということで、わたしとしては、ちょっと「軽い」のですが「難しい」ゲームという印象を受けました。
どこかで、「トランスアメリカ」と似ていると書かれていたと思うのですが、わたしも同じ感想です。システムが似ているとか、そういうことではなくて、「やることの簡単さの割には、作戦を思いつかない(思いつけない)」というところが、なんとなく思い出させるわけです。

ということで、ちょっとわたしにとっては苦手なゲームに分類された「パリス」ですが、バリバリなゲーマーの人たち、思考系のゲームの得意な人たちにとっては、短時間でできるいい「考える」ゲームということになるかもしれません。

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お昼は、浜大津アーカスで食べて、再び「ころぽっくるの家」へ。

午後のゲーム会は、2時からです。
それまでの間、ちょっと時間があるので、一階さんが持ってきた「アミーゴ」の子ども用ゲームの新作をお店の方2人と遊びました。
お客さんが、おられなかったからなのですが、わたし、このお店の一緒に遊んでくれるこういうところに弱いんです。

わたしのオススメは、やっぱり「ハムスター」です。4人でするのがやっぱりおもしろい。でも、これはどっちかというと小学校に入っている子ども向けのゲームかな?
一階さんのオススメは、「おなじはど~れ」で、こっちは、小さな子どもすぐに遊べるすぐれものでした。

今のところは、これらのゲームは、「ころぽっくるの家」では扱っておられないのですが、仕入れをされているメーカーでは扱っているようなので、こういったゲームがお店で売られるようになってきたら、わたしとしても、京都まで買いに行かなくていいのでうれしいですね。

さて、午後からは2家族でした。
小学校1年生の子と3年生ぐらいの子の2人でした。
ちょっと、さびしい感じです。どうやら、小学校1年生の子は、お兄ちゃんも参加予定だったのですが、これなくなった様子。そして、もう1家族こられる予定だったのですが、そのご家族も、キャンセルになったようです。

お昼からは、保護者の方も誘えなくて、ちょっと残念でした。
でも、子どもと遊べたし、子どもに「お気に入りのゲーム」も出来たので、よしとしましょう。

午後から遊んだゲームは、「ハリガリ・ジュニア」、「コンタクトゲーム」、「クラウン」などです。

ちょっと、午前のゲームからはレベルアップして、遊びやすくなった感じです。

ハリガリ・ジュニア

「ハリガリジュニア」は、きれいな音の出る楽しいベルのついたカードゲームです。
カードには、いろいろな色のクラウンの絵が描いてあります。そして、クラウンには、笑っているクラウンと泣いてるクラウンがいます。

カードをプレーヤー全員におなじ数だけ配ります。そして、1人ずつそのカードを自分の前に1枚ずつ表向けにしていきます。
「おなじ色」の「笑っているクラウン」のカードが場に2枚出た場合は、出来るだけはやく中央のベルを鳴らします。
ベルを鳴らすことが出来た人が、場に出ているカードを取ることが出来ます。

これは、最初のうち、子どもたちは、大人に手も足も出ない感じでした。なかなか、全体のカードを見回して、比べあうというのが、難しかったようです。

やっと、大人の時代がきた(笑)
でも、上達ははやいです。2回目になると、小学校中学年の子は、ほぼ、大人とおなじスピードで反応することが出来るようになっていました。
み、短い天下だ。

コンタクトゲーム

「コンタクトゲーム」は、以前、このサイト「あ・そ・ぼ」の掲示板でも話題になっていたラベンズバーガーの「つなげていこう」の日本語版です。

「このゲーム知ってる!おわりのないゲームや!!」

という小学校中学年の子の叫び声にうなずきつつも、プレー開始です。

タイルをつなげているゲームです。タイルには、「川」、「道路」、「線路」のどれか、または複数のものの絵が描いてあります。それらが、上手につながっていくようにタイルをおいていかなければなりません。
なかにジャンクションと呼ばれる「川」、「道路」、「線路」の終端が描かれたタイルがあって、それを出せば、「川」と「道路」の描かれた道から、「川」が終了して「道路」だけが続いていくタイルなどに変化させることが出来ます。

1人10枚のタイルを持ってスタートします。手札からつなげるためのタイルを出すことが出来なかった場合は、山札から1枚タイルを引いてこなければなりません。
はやく、自分の手札をなくしたプレーヤーが勝ちになります。

で、このゲームなのですが、つなげるものが「川」、「道路」、「線路」で、その3つが平行に描かれています。
つまり、つなげる場所は、タイルの両端2つだけなのです。
そして、タイルの種類は、単純に組み合わせを考えて、7種類です。そして、3つのラインのつながり方は、ジャンクションカードが出ない限り変化しません。

どういうことが起こるかというと、おけるカードよりも、山から取るカードの方が多いんではないだろうか?
ということです。

つながりそうで、微妙につながらなかったりするので、子どもにとってはけっこう考えるゲームです。
でも、ゲームの勝敗は、ほとんどタイルの引きという運の要素が多いです。

案の定、ゲーム終了時にタイルが10枚より多くなったプレーヤーが、ゴロゴロ。

できあがった道を眺めたりするのは、けっこう楽しいし、もっとサクサクタイルをおけると、もっと楽しいゲームになるのになぁ。
多分、ラインの種類が3種類ではなくて2種類くらいで充分なのだと思います。

1番少なかったのは、小学1年生の子でした。
ということで、今回、この子が1位。

大人と、小学校中学年の子は、終わった終わったとちょっと安心していたのですが、この小学校1年生の子が、メチャクチャこのゲームを気に入ったようでした。

「もう、1回しよう。もう、1回しよう」

なんでだ?

りんの分析によると、「勝ったゲームはよいゲーム」なのでした。
「ハリガリ・ジュニア」では、あんまり活躍できなかったからねぇ。

クラウン

最後に遊んだゲームは、「クラウン」でした。うつぼゲーム会でも遊ばれて、大人もハマった名作です。

今回は、たしか5人でプレー。
5人でプレーすると、ちょっと時間のかかるゲームです。4人ぐらいで遊ぶのが適当かな。
でも、人数が多いと、その分気の抜けない展開になって、おもしろいともいえます。

サイコロを振って、クラウンの体のパーツを集めていくゲームです。
各パーツには、1~6までの数字が振ってあります。サイコロで出た目のパーツがもらえます。

「1」のパーツは短くて、「6」のパーツは長いのです。最終的に背の高いクラウンをつくった人が勝ちです。

ゲームの肝は、サイコロを振ったとき、前の人が出したサイコロの目を出すと、後の人は、前の人のとったパーツを横取りすることになります。横取りされた人は、もう1回、順番が回ってきて、もう1度サイコロを振ります。
5人でやると、6種類のものを5人で取り合うわけで、この横取りが熾烈な戦いになります。

考えるところはないので、けっこう小さな子でも遊べると思います。ただし、大人が手加減をしてあげられるポイントもありません。
まあ、もとより、あんまり手加減をする大人でないので、この辺は大丈夫(?)ですが。
今回は、なんと5人中3人が同じ背の高さというすごい展開になりました。
今まで、2回ほどこのゲームをやっていましたが、こんな結果になったのははじめてでちょっと驚きました。

さて、3つのゲームが終了して、そろそろ終了時間です。

後半は、いろいろな種類のゲームがバランスよく紹介されていた感じでした。
↑ わたしの好みの問題という説も……。

「このゲーム、もう1回する~」

お気に入りのゲームを抱きしめて主張しているのは、小学1年生です。
もっているゲームは、「コンタクトゲーム」です。

一階さんの分析によると、「今回遊んだゲームのなかで、あのゲームはじっくり考えられるゲームだったからではないか」ということだそうです。「手番に自分の考える時間が確保できて、じっくり考えることができたのが、気に入ったのかな」と。

おぉ。りんの分析よりも、奥が深い(笑)
そうすると、ブロックスなんかもあったら、気に入ったかもしれませんねぇ。

そんな感じで、楽しく子どもたちとゲームをすることが出来ました。

テーブルゲームの会は、5月11日(日)にも行われます。
もちろん、りんも参加するつもりです。

今度は、どんな子たちと、どんなゲームを遊べるのでしょう。
楽しみです。

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今日は、午前中から、「ころぽっくるの家」でゲーム会でした。

午前中3家族、午後から2家族で、ゲームを遊びました。

遊んだゲームは、

「ハリガリ・ジュニア」
「キンダーメモリー」
「いそいでさがそう」
「クラウン」
「コンタクト・ゲーム」
「クイックゲーム」

あと、お店の方と

「ハムスター」
「メルリン」
「おなじはど~れ」

を遊びました。

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コンタクト・ゲーム

やって来たのは、1年生が1人。

「あそぼ」

1人じゃんか。うーむ、1年生で1人だとやれることの選択しが一気にせばまってしまいます。

「なにしたい?」

「今日は、オバケのやつしたい」

「ヒューゴ」ですね。「ガイスター」は、まだ難しすぎるか。数字と動かすマスの対応がまだあやしいところもあるからなぁ。
まぁ、じやあ、練習の意味もこめて、「ヒューゴ」。

と「ヒューゴ」を引っぱりだしてきて遊んでいたのですが、やっぱりちよっと2人では盛り上がらない感じです。

「おっちゃん、これどうするの?」

と別の場所に呼ばれたので、

「ちょっと、まっててね」

とそこを後にしました。
帰ってくると、なぜか、いかつい5年生4人に囲まれている小さな1年生。
しかも、1年生は女の子だし、5年生は全部男だし(笑)

「な、なんやどうした?」

「いや、なんでもないよ。見てるだけ」

「一緒にするか?」

「え、いいわ。やめとくわ」

1年生の子が、サイコロでヒューゴくんの目を出しまくってあっという間に、終わってしまいました。
5年生たちも、いつの間にかいません。

「やっぱりこれ、2人では苦しいで」

「じゃあほかの……」

ということで、「ヒューゴ」を片づけて、探します。

「これは?」

でてきたのは、「コンタクト・ゲーム」。
うん、まだ1回もやったことがないので、遊んでみましょう。

タイルをならべていくゲームです。タイルには、線路、川、道路の絵がかいてあります。
あるタイルには、道路の絵しかかいていません。また、あるタイルには、川と道路の絵がかいてある場合もあります。

それらの線路や、川や、道路がしっかりとつながるようにタイルを置いていかなければなりません。

ただし、道路の絵だけがかかれたタイルと、川と道路の絵がかいてあるタイルでは、永遠につながりません。
そこで、タイルには、線路や、川や、道路の終端がかかれたものがあります。それを上手に使って、ならべていくわけです。

今回使ったのは、英語版のゲームで、「つなげていこう」という題名がついてありました。
これは、「ぱふ」とか「ころぽっくるの家」とかでも、「コンタクト・ゲーム」という題で日本語版が出ています。
わたしのは、「ボーネルンド」で買った輸入盤で、ボーネルンドの作った日本語訳がついています。

でも、この訳を読んでも、イマイチ、ゲームのやり方がわからない(笑)
単純なゲームなんだと思うけど。

日本語訳によると、こんなゲームです。

最初、プレーヤーは、10枚タイルを持ちます。
スタートプレーヤーは、自分の手持ちのカードから、1枚プレイします。プレイできたら、山札からタイルを1枚取ります。

次のプレーヤーは、おかれたタイルにつながるタイルを自分の手札からならべてプレーします。プレーできたら1枚山札からカードを取ります。
プレーできるタイルがなかったら、1枚山札からカードを引いて、それもならべられなかったら次のプレーヤーにうつります。

カードがはやくなくなった人が勝ちです。

どこがおかしいかというと、自分の手札から1枚プレイしたあと、また山札から1枚引くというところですね。
だって、そんなことしたら最初の10枚から、全然減らないじゃないですか。

タイルは、けっこうたくさんあって、なんと140枚もあるんですねぇ。
もしかして、山札のタイル140枚がすべてなくなってからが、ゲームのスタートなんてことないですよねぇ?

ということで、今回は、手札から出せたら山札からはタイルを引かないというルールにして遊びます。

まぁ、これなら2人でも単純でいい感じです。
でも、けっこうタイルつながりにくいような気もします。

場に置いているタイルのつながるところは、両端だけです。だから、選択肢は2つだけです。このあたりは、子どもでもどこにつなげるかがわかりやすくていいと思います。
でも、自分のもっているタイルの組み合わせは、けっこうたくさんありますから、うまくつながらないことも多いです。
カード、減っていくのかなぁ(笑)

と、今日はよく呼ばれる日。またまた、

「おっちゃんこっち来て」

コールです。

で、いって帰ってくると、なぜか、またまた、5年生の集団に囲まれている1年生(笑)
なんじゃこの集団は(笑)?

どーも、このゴツい5年生集団は、わたしに対してちょっとビビっているようですねぇ。
でも、ゲームには興味があって、わたしがいなくなると、近づいてのぞいているという感じでしょうか。

わたしが、帰ってくると、すごすごとどこかに行こうとします。

「見とってもいいで。いなさいな」

ちょっと、顔を見合わせて、でもストップして見ています。

ところで、この5年生集団に囲まれているときの1年生の女の子の顔ですが、どんな顔してたと思いますか?

  1. おびえて、こわいよー という顔
  2. ゲームに必死でそんなことは気にしていないよ という顔
  3. わたしなんて、ゲームしてんねんでちょっと優越感 という顔

答えは、3番。
どーも、5年生がうらやましがっているのをわかっている感じですねぇ。

ゲーム再開。
3回ぐらいすると、見てるだけの5年生も、ルールわかるようです。
5年生同士で、どこに置いたらいいかとか話しています。
よし、チャンスだ。

「ええで、君らも入るか?」

「うん」

今度は、お誘いに乗ってきました。

「では、新しく入る人はカードを10枚持ってください」

わたしらは、ゲームの途中だけど、あんまりタイルも減った気しないのでいいだろう。

やっぱり、たくさんで輪になってゲームするのって楽しいです。
自然と、笑い声も出てきます。

5年生が入ってやれたのは10分ぐらいでしたが、それでも、

「やっぱり、みんなで遊ぶと楽しい」

と1年生の子も言っていたので、よいでしょう。
5年生も、

「また、やっていいですか?」

と聞いているので成功と考えよう。
願わくば、自分たちのせまい仲間ばっかりでなく、いろんな子どもたちと遊んでくれることを、わたしは望みます。

ゲームの方は、もちろんまだまだ山札にタイルを残したままでした。

「結果発表。今、残っているタイルが少ない人が勝ち。
おっちゃん9枚」

「15枚」

「13枚」

「10枚」

「14枚」

「8枚」

8枚と言ったのは、1年生。

「え、じゃあわたしの勝ち?」

まぁ、ちょっとずっこい気もせんでもないけど、よしとしましょう。

しかし、後半からはじめた5年生は、みんなカードが増えているという……。

このゲームの正しい遊び方を教えてください(笑)