文学一覧

マッチョ

海音寺潮五郎 ちくま日本文学全集48

おもしろくないことはないのだが……古い感じはいなめないなぁ。

ちょっと、マッチョというか体育会系のノリがあって、そこは、さわやかな感じではあるのですが、そこが、古い感じでもあります。

基本、男尊女卑。


昔も今も

ムカツクからだ

最初に結論があってから、適当にしゃべってるだろうとか、ちょっと思います。
でも、納得できることも多いし、ある意味、自分の信念と責任をもって仕事をしているのだと思います。

まぁ、尾崎 豊が、しっかりした人みたいなのは、本当に勝手な解釈だと思います。
あと、文学は、ヘルマン・ヘッセ読めとか思います。でも、多分、感傷的すぎてこの人にはあわないのかも。

おもしろいと思うんだけど、なんか、波長があわないなぁ……。


叫ばないリアル

林芙美子 ちくま日本文学45

この人も、知らない人です。
まあ、教科書には、載らないような色っぽい話が、多かったかな。いうほど、色っぽくはないか?でも、ドロドロな肉体関係。だけど、どこか達観したようなところがあります。

なんていうか、叫ばないリアルみたいな感じ。
そうだよね、人って悩んでいるときに叫んだりしない。一人でグズグズと悩むもんだ。


韜晦してる?

梅崎春生 ちくま日本文学44

けっこう、おもしろくて読みやすかったです。
この人も、まったく聞いたことがない人でしたが。とぼけた感じが、おもしろい。基本、知らない(有名じゃない)人って、おもしろくないんだろうと思っていましたが、なかなか、そうでもないですね。1

なんか実は深刻なことを書いている気がしますが、そんな気にさせない。でも、残るものはあるよみたいな感じの読後感がいいです。

  1. わたしが知らないだけで、有名な人かも……。 []

小さな偶然

志賀直哉 ちくま日本文学43

昔、ちょっと好きだったんですよ。志賀 直哉って。といっても、それほど読んでたわけではないんですが。

志賀直哉の印象としては、……ストーリーがない。だったのですが、初めの方の作品は、そんなこともなくて、志賀 直哉、なかなか書けるじゃないかとか、めっちゃ上から目線で思っていました。

でも、円熟してくるにつれて、やっぱ、ストーリーがなくなってくるようでした。

うーん、作者のこだわりと、読者(というかわたし)のこだわりとが、見事なまでずれています。それは、エッセイみたいなやつを読むと、良くわかる。

「書けてる」、「書けてない」と言うけれど、意識して書いているだけが「書けてる」ではないし、意識していなくても「書けてる」場合はあると思うのだけど、どうだろう?
これが、評論家的な見方なのかねぇ。