ロストワールド メトロポリス 手塚治虫文庫全集
手塚 治虫の初期作品には、なんともいえない色っぽさがあります。
それは、題名の「ロストワールド」や、「メトロポリス」であったり、植物人間のあやめや、人造人間のミッチイあったりするのでが。
これは、この時代、子ども向けのマンガではない、ヤング向けのマンガを生み出したいと思っていた手塚 治虫の思い入れが、かなり入っているんだなぁと思いました。
手塚 治虫の初期作品には、なんともいえない色っぽさがあります。
それは、題名の「ロストワールド」や、「メトロポリス」であったり、植物人間のあやめや、人造人間のミッチイあったりするのでが。
これは、この時代、子ども向けのマンガではない、ヤング向けのマンガを生み出したいと思っていた手塚 治虫の思い入れが、かなり入っているんだなぁと思いました。
いろんな実験マンガが載っています。
しかし、本当に、マンガ内マンガも、純文学のマンガ化も、マンガのかき方入門も、オムニバスも、手塚 治虫が作っていったものなんだなぁと感心します。
いろいろ読みながら、実は、手塚 治虫の最高傑作は、「どろろ」じゃないかと思ったりした。後世に与えている影響も、けっこう多い気がします。
まぁ、途中で未完のまま終わっているので、よけいにそう感じるのかもしれません。
「ロボットだって人間だ!」
というのは、やっぱり、日本に手塚 治虫がいたから、ごく普通に感じるのだと思います。
初期のアイザック・アシモフにもあったけれど、アレは、思考実験的なところが強い気がします。後期のアシモフは、手塚 治虫と同じ境地に達していましたが。
3人目が誰だろうと思って、最後読むまでにはわかったのですが、これは、なかなか、納得のラスト。
うん、SFのお手本のようなお話です。
多分、最初は、こういうオーソドックスなものから入っていくのが正しいと思います。