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ジャングル大帝2 手塚治虫文庫全集

1巻では、ほめすぎたかも。

実は、手塚 治虫は、なんにも考えずに、ただ本能のままにかいていただけかも……。

実は、後半、ロストワールドになっていたとは……。わたしは、以前、読んだはずなのですが、まったく忘れていました。

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ジャングル大帝1 手塚治虫文庫全集

「ジャングル大帝」です。

レオです。
わたしにとっては、アニメの印象が強いです。あれ、日本で初めてのカラーテレビアニメでしたっけ?
多分、見ているのは、何回も繰り返された再放送です。

コミックのレオは、大人になってから読みました。

その志の高さ、想像力の広さに、ビックリしました。

特に凄いと思ったのは、人間世界で育ったレオが、最初、ジャングルを見て、

「ぼくのふるさとはこんなところじゃない」

と嘆くシーンです。

テーマには、ジャングルへの自然への賛歌があるのに、あえて、1回転させてそれを見せる。そのすごさ。

子どもに、本物を伝えようとしているのだなぁと、ものすごく感動しました。

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鉄腕アトム3 手塚治虫文庫全集

けっこう巨匠って、マンネリをおそれずにかきつづけている人が多いのですが、手塚 治虫は、マンネリとかあんまりないみたいです。こういう連作読み切りでも、1つ1つものすごくしっかり話が作ってあります。

この人の天才というのは、こういうところなのだと、あらためて思います。

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鉄腕アトム2 手塚治虫文庫全集

2巻も半ばぐらいになると、コマも大きくなって、だんだんと読みやすくなってきます。

石ノ森 章太郞、桑田 次郎と、いろんな人がかかわっていて、やっぱりすごいなぁと思います。
よみやすくなっていったのは、そういういろんな風が、作品の中に入っていったせいかもしれません。

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鉄腕アトム1 手塚治虫文庫全集

手塚 治虫の全集。

平行して、「藤子・F・不二雄大全集」も読んでいますが、比べると、手塚 治虫の読みにくさが良くわかります。
特に、初期の頃は、コマも小さく、文字も多く、ストーリー自体も、難しい。まあ、だからこそ、夢中になった層がいたのだとは思うのですが。

2巻目以降を見ているとそうでもなさそうなんですが、文庫にやさしくないマンガです。手塚 治虫が生前に文庫化をいやがったわけがわかる気がします。

ところで、私が持っている光文社文庫版の「鉄腕アトム」とは、だいぶん変わっている話もありますね。
このあたりのバージョン違いは、どうやって処理するつもりだろう。

わたし的には、資料的な価値もあるから、せめて、「アトム大使」は、読み切りバージョンと書き直しバージョンの2つを載せて欲しかったです。
あとの巻で、「アトム誕生」と一緒に載るのかな?