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いよいよ、プレイする日がやってきました。
久方ぶりに、

「オバケしよう」

とやってきた5年生ですが、今日は、時間もいっぱいあります。
なんか、話を聞くと、昨日卒業式で、もう午前中で授業が終わるようになったのだそうです。
うーむ。春休みになると、また、遊べなくなるなぁ。そろそろ、本年度の遊び納めになりそうです。

「今日は、『ガイスター』と違って、こっちの2人用ゲームするで」

ということで、「ギプフ」です。

わたしもはじめて、相手もはじめてなので、コツみたいなものは、全然わかっていません。それどころか、どんな勝負になるのか、どれぐらい時間がかかるのかすらわからないドキドキの中のスタートです。

ギプフは、ゲームボードじょうに、白いコマと黒いコマを交互に配置していくアブストラクトゲームです。
コマは、黒白どちらも、15個ずつあります。プレーヤーは、それぞれ自分のコマの色を決めます。
ゲームボードは、たくさんの線が引いてあって交差しています。線と線の交差のしかたは少し変わっていて、碁盤や将棋盤のように直角に2つの線が交差しているのではなく、60度の角度で3つの直線が交差しています。
だから、ゲームボード上には、正方形ではなく正三角形がたくさんかかれることになります。囲碁と同じように、正三角形の中ではなく交点の上にコマがおかれていくきます。

線の一番端からコマを押し入れます。すでにボードに配されているコマは、そのコマに押されて次の交点に移動します。ただし、押されたコマが反対側の端から出てしまうような押し入れ方はできません。

こうして、交互に端から自分のいろまコマを押し入れていきます。
同じ色のコマが4つそろうと、そのコマを自分の手元に戻して、ボードに押し込むコマとして再び利用することができます。そのとき、その4つのコマに直線上で接続しているコマも一緒に取り除きます。これが、自分のコマの場合は、リザーブとして使えますし、相手のコマの場合は、捕獲して相手に再利用できないようにすることができます。

最終的に、どちらかの手番で押し込むコマがなくなったほうの負けになります。

こうやって書くと、また、ちよっとマニュアルだけ見ていると、難しそうなゲームに思えます。
実際に、今、書いていて一番表現しにくいゲームの1つです。
他のページの紹介では写真などもありますので、あわせて見ていただければいいと思います。

しかーし。
このゲームも、やってみるとルールを理解するだけならけっこう簡単です。
奥は深そうですが。

5年生も、わたしも、ルールだけは理解してプレイ。でも、どこにコマを配置していけばいいのかというのは、イマイチ理解していません。

とりあえず、相手のコマをとれるように配置していきます。相手は、はじめてということで、どこに注意したらよいのかわからなかったのか、ポンポンと相手のコマを3枚ぐらいぐらい取ってしまうと終了してしまいました。

もっと、時間がかかるかと思っていましたが、はやっ。
インストもいれて、20分ぐらい?

「もっと、自分のコマがかえってくるようにせんとあかんのかなぁ…」

というのは、5年生の子のつぶやきです。
ちょっと、一方的な戦いだったので、いやになってないかが心配だったのですが、そんなことはなさそうで少し安心しました。

その後、時間がちょっと余ったので、彼のリクエストに応えて「ガイスター」を1回。
負けませんで~。
ということで、いつものパターンの脱出完了です。

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九路盤囲碁

「囲碁知ってる?」

と2年生の子に聞くと、

「知ってる」

ということで、九路盤の囲碁をしました。

囲碁は、黒石と白石を交互に打っていく陣取りゲームです。自分の色の石で囲ったところが陣地となります。
ルールも5つぐらいしかない、本当は簡単なゲームなのですが、奥が深くてそのせいで、今まで敬遠されていたところがあります。

今は、「ヒカルの碁」という素敵なマンガの影響で、だいぶん子どもたちのプレー人口が増えてきているようです。

本式の囲碁は、十九路盤というたてよこ19×19のまさに碁盤目の碁盤のうえで遊ぶのですが、それだと時間がかかりすぎというのと、状況が複合的になって複雑になるので、子どもがやるときや、練習でやるときは、十三路盤や九路盤のちょっと小さめの碁盤を使って遊びます。

九路盤だと、本当に囲碁のなかのワンシーンだけを切り出したという感じの遊び方ができます。

黒石が先手、白石が後手と決まっています。基本的に先手の方が有利なので、今回は、子どもの方が黒石です。

最初の1手目。盤上左上あたりに打ってきました。
けっこう囲碁打ち慣れてるなぁという感想と、九路盤で打つのはじめてかなという印象です。
碁盤の端の方に打ってくるのは、端の方が中央よりも、陣地を作りやすいからです。だから、この手は「攻められにくい陣地を作るぞ」という意識が見られます。
でもそれは、十三路盤や十九路盤など大きな碁盤、対戦する両者の陣地がいくつもできるような状況での打ち方です。
九路盤の場合は、相手の陣地と自分の陣地、ほぼ1つずつしかできないことが多いです。
九路盤を上から眺めて、大きく2つの陣地に分かれると考えます。そうすると、1番得なところは、実は盤上中央の星だということがわかると思います。
だから、九路盤の囲碁になれている子は、はじめにこの星に打ってくることが多いわけです。

「あー、そこにきたか。上手やけど九路盤で打つときは、こっちの方がいいんやで」

とわたしは、中央の星に置きます。

「ほら見てみ。1つずつ石置いただけやけど、おっちゃんは、こっから半分陣地にするぞというかんじやし、わたしは、この端っこのあたり陣地っていう感じになるやろう」

と言うと、神妙な顔をして聞いてくれています。

「まあでも、まだまだ、相手のところからとっていけるしな」

考えのあるしっかりとした打ちすじでした。
あんまりお互いの陣地を荒らさずという感じの碁で、やっぱり盤面を二分したような結果になりました。
中央をとった分だけ、辛うじてわたしが勝ったという感じで、最終的には、六目差ぐらいだったと思います。
うーん、我ながら将棋よりはマシな腕といったところです。
最初に、中央をとられていたら、どうなったかわかりませんねぇ。

囲碁をまともに打ったのなんて、20年以上ぶりです。
あまり、複雑な攻防のない九路盤ぐらいがおもしろいです。
また、やりたいですね。

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ハイブ

日本には輸入されていないゲームだそうです。
これからも、入ってくる可能性も少ないのだそうです。
当然、訳もなし。

でも、

「このゲーム、しょう」

と言ったのは、小学校5年生の子です。
前回、「うつぼゲーム会」でプレイしてみて、ルールを覚えて、おもしろかったようです。

「ハイブ」の意味は、どうやら教えていただいたところによると、「蜜蜂」とか、「蜜蜂の巣」とかいう意味なのだそうです。
虫の絵のシールのはられた六角形の木製コマを使って遊ぶ、二人対戦型のゲームです。
六角形のところが、たしかに蜂の巣っぽいです。
雰囲気的には、将棋とかチェスに似たような雰囲気をもっていると思います。

ゲームのコマには、女王バチ、バッタ、クモ、軍隊アリ、クワガタなどの種類があります。
女王アリは、このゲームでは将棋の王将に似た役割です。この女王アリのまわりをすべて囲んでしまえば、勝利します。

虫の違いは、それぞれコマの動き方の違いになります。バッタは一直線に複数のコマを飛び越えて移動することができますし、クモは他のコマの角を3つ分進めます。クワガタは他のコマの上に乗ることができ乗られたコマの動きを制しますし、軍隊アリは外周ならばどこにでも進むことができます。

手番は、交互。自分の手番では、コマを置くか、コマを動かすかのどちらかをします。
コマは、自分のコマに1辺が接するように置かなければなりません。また、コマを動かすには、自分の女王アリを場に出していなければなりません。
交互に詰みになるまで続けます。

プレーしてみました。
明らかにある程度の定石というか、良い手・悪い手というのが存在するようです。

1番注意が必要なのは、いきなり思わぬところから攻めてくる軍隊アリです。
これをおそえて動けなくするのが肝心だということに、3回ぐらいした後に気づきました。

相手の手筋を見ていると、こっちが軍隊アリを出した瞬間に、めちゃくちや上手に対処して、こちらの軍隊アリの動きを封じていました。
むむ。勝てないわけだ。

女王バチを出さなければ、置いた自分のコマを動かすことはできません。でも、早い時点で女王バチを出してしまうと、ねらわれやすくなるというジレンマもあります。

何回かやって、1回だけまぐれのように勝てたもののその後は、また警戒されてしまって勝てなくなってしまいました。

何回も2人でやっていたのでわかるように、けっこう短い時間で決着のつく、そして、考えさせられるいいゲームでした。

日本に輸入されたら買いたいと思います。
どっかのお店、輸入しないかな~~。

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デュボン

5歳の可能性には、限界がないのだなぁ。とつくづく感じた午前中がおわって、「その4」は、午後からの様子です。

午後です。
昼食が早く終わって、まだファミリーが帰って来ていないということで、わたしが、「デュボン」を教えてもらうことに。
この前、プロジェクトコア高槻店で購入した「ギプフ」と同じシリーズです。
そういえば、「ギプフ」も、まだ1回もプレーしていません。
ちなみに、前回の「うつぼゲーム会」では、子どもたちが、コマをおはじきのコマの代わりにしてはじいていました。

ドーナツ型のコマを使います。コマは、ドーナツ型で、いくつも積み重ねられるように、みぞがついています。
2人でする対戦ゲームで、プレーヤーは、白と黒のどちらかになります。白いコマ、黒いコマ、どちらも11個ずつあります。
それから、3つのデュボンコマとよばれる赤色の特殊なコマがあります。
最初は、ボードにこれらのコマを1つずつ交代で並べていくことから始まります。

ボードにすべてのコマがおけたら、ゲームスタートです。
1回交代で、自分のコマを動かしていきます。
コマは、6方向を囲まれていないとき他のコマの上に移動することができます。
最初、1つも積み上がっていないコマは、隣のコマの上にだけ移動することができます。
積み上がったコマの一番上にあるコマの色が、積み上がったコマ1セットの持ち主ということになります。
コマは、積み上がれば積み上がるほど、移動の距離が増えてきます。2つ積み上がれば、2つ離れたマスまで移動しなければなりませんし、3つ積み上がれば、3つ離れたマスまで……。と、どんどん移動距離が伸びていって、最後には、ゲームボードからはみ出してしまい動けなくなってしまいます。

デュボンコマは、単独では動くことはできませんが、上に黒白どちらかのコマがおかれると、普通のコマと同じように動かすことができるようになります。

移動した結果、3つあるデュボンコマと接続できないコマや、積み上がったコマのセットは、すべてゲームボードから取り去られます。

移動できなくなったらパスになります。
白黒どちらも移動できなくなったら、ゲーム終了になります。
自分の色のコマ、積み上がったコマのセットをすべて積み重ねて、高い方が勝ちになります。

ちょっと、試しにという感じだったので、コツとかは全然わかりませんでした。
でも、「高くしたら勝てる」けど、「高くしすぎると動けなくなる」というのと、「デュボンコマを自分の積み上げたコマのなかに取り込んでおけば、とりあえず接続を切られる心配は少なくなる」ということぐらいは、理解できたかな?

囲碁とか、将棋をイメージしていましたので、もっと時間がかかるかと思っていましたが、20分~30分ほどで1プレー。思ったほど、重くなかったです。
もっとも、これから、「勝とう」と思って考えるプレーをしていったら、そのイメージは、どんどん変わっていくのかもしれませんが……。

もう、2、3回やって、ちょっとコツの部分まで理解したかったですが、子どもたちが帰ってきました。
うん。子どもたちと遊ぼう。

「きみらは、このゲームのルールは知らんの?」

「うん。これは、おはじきにするしかしらんわ」

きれいなコマなので、おはじきは、やめてーー。われるー。
ヒーン。

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将棋

なぜか、将棋盤があって、高学年の男の子と将棋。
この子は、いろいろなゲーム、大人顔負けの力を持っているのだけど、将棋は、いまいち苦手ということでした。
一方、りんの方はというと、動かし方とルールは知っているけど、弱い~~。という感じです。

「まわり将棋やったら、強いんやけどなー」

と言ったら、まわり将棋は知らないそうです。

「はさみ将棋やったら知ってる」

だそうです。

わたしらのとこらへんでは、「将棋」といえば、「まわり将棋」(「ひょこまわし」ともいっていました)でしたけどねぇ。最近は、将棋盤じたいが、家にないこと多いのかもしれません。
どっちにしろ、今回のマグネットの将棋盤では、「まわり将棋」も、「将棋くずし」もできないのですが……。
まあ、本将棋(「はさみ将棋」とか「まわり将棋」とかに対して本格的な将棋はこう呼ばれていました)スタートです。

相手は、飛車道を上げてくる作戦です。
わたしは、とりあえず桂馬をあげていって、相手の金将ねらいです。が、みえみえのようで、あっさり一方の金をあげられちゃいます。

飛車道があいたので、角行を盤面の中央に逃がすと、

「あっ」

あっさり、相手の角が上がってきて、角をとられてしまいました。

飛車が、わたしの陣地に入ってきて、竜王に成ってやりたい放題。
そんなこんなしているうちに、飛車まで取られてしまうという……。

いや、このゲームの描写だけで、将棋弱いことまるわかりですね。
だって、この試合、再現してみろといってできませんもの。
ぼーと、打っている様子がよくわかります。

うしろから、対戦相手のお父さんが盤面を覗かれて一言。

「これは、わけわからん並び方になっとるなーー」

結局、王様が、自分の陣地からどんどん上がって逃げていくというみっともない逃げ方で、逃げ切れずに詰まれてしまいました。
1敗。はやっ。

「おっちゃんやったら、相手になりそうやな」

という事で、もう一戦。
今まで、周りの大人は、相手にならないような人ばっかりだったのね。
でもまあ、ここは、負けてばっかりというのでも、「相手にならない」ので、本気をだして、慎重に行きます。さっきも、本気だったんですけどね。

慎重に。慎重に。
あ、角行で飛車とられた!!
大丈夫、今度は、飛車と角交換の形になっています。
相手が飛車2枚。こっちが角行2枚の乱戦です。
さーて、どの駒を動かそうかなぁ。
これか!

「うん?その駒の動きの意図がわからない」

考え込む相手。
スマン。どれ動かしたらいいのかわからんかったから、適当に動かせるヤツを動かしただけやった。
だから、意図はない……
その時点で、もう負けてますか?
でも、二回戦目は、何とかこっちが攻めこんで、ポロが出ないうちに詰みにもっていくことができました。

うーん、今日のところは、1勝1敗です。
そのうち、この子が家の人とかと将棋を打ち続けたら、あっという間に勝てなくなりそうです。