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1000年女王5 新竹取物語

この時代の松本作品は、原作あり、メディアミックスあり、そして、松本 零士自身の思いつきの発言あり(弥生さんは、メーテルの母とか。以前は先祖とか言ってたはず)、なにが公式なストーリーなのかが、グチャグチャです。
そして、まあ、子どもの記憶の中でも、全部ごっちゃになっているという。

その中でも、「1000年女王」というのは、特に、ゴチャコチャしている感じはしますねぇ。原作自体も、1000年女王がいて、1000年盗賊がいて、ラーメタルにはラーメタルで指導者がいて、ハンニバルがいてと、たった5巻でなんでこんなにと思うほど勢力多いです。
でも、刈り込んで作ったアニメ版がおもしろいかというと……。多分、このごっちゃ煮の世界が、すごい魅力なのだと思います。それは、他の「銀河鉄道999」、「宇宙海賊キャプテンハーロック」、「クイーンエメラルダス」でもいえることだと思います。

しかも、この時代の代表作でちゃんと完結しているのって、もしかして「1000年女王」だけではないかな。「999」は完結したけど、後にまたはじまって、そっちは完結していないし。「ハーロック」、「エメラルダス」も。
そういう意味でも、貴重な物語です。

あぁ、「ニーンベルグの指輪」の続きが読みたい。

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高橋葉介 総特集 怪奇幻想マンガの第一人者 文藝別冊

絵柄からして、ものすごく昔からいた人だと思っていて、中学生ぐらいの頃は、昔の作品が単行本化されたものを読んでいるのだと思っていました。でも、けっこうリアルタイムに作品に触れていたんだなぁということを理解しました。この感じは、あだち 充のときにも感じたな。
情報がとれる方法が限られていたということもあるし、昔はコミックスになるまでけっこう時間がかかった(特にマイナー系は)ということもあるけれど、良く考えると、あの頃と今の自分の時間に対する感じ方が、全然違っているからだろうなぁと思い至りました。

昔は、1年といえばすごい長かったし昔だったんだよなぁ。今は、あっという間というか、10年ぐらい前だと「ちょっと前」ぐらいの感じしかないです。
でも、子どもの頃に感じた時間の長さの感覚というのは、修正されることなく残っている。意識して考えると変な感じです。

だから、この本とどんな関係があるかというと、ないんだけれど。
でも、その変な違和感をいろんなところで感じさせてくれるのは、高橋 葉介かなぁと、こじつけたくなったりもします。

高橋 葉介みたいな絵柄の人はいない。高橋 葉介が、なにかに寄せてかくことはあっても、そこには必ず高橋 葉介という印がついていてひと目でわかる。
なんなだろう、魔物も人間も、背景も全部、高橋 葉介という色っぽさがあって好きです。

ものすごく、日本のいろいろな作家に影ながら影響を与えている人だと思います。

あと、諸星大二郎との対談もおもしろかった。駿夫も、読んできて欲しかった(笑)

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じゃりン子チエ6

チエちゃんのお話って、時間の経過はどうなっているんでしょう。
ストーリー的には状況も変わっていくのですが、子どもが成長しているようには見えないなぁ。
子どもが出てくる長いマンガは、ここがとても難しいところです。成長、あっという間ですしねぇ。

そういえば、お母はんが手紙を燃やしているような場面を見たことがあるのですが、あれ、なんでそんなことになるんだっけ?

いままた、文庫で新しい版のコミックスが出ているし、息の長いマンガです。

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ふたりエッチ75

子どもが産まれて大団円で終了だと思っていたのですが、そうじゃなかったという。
もう、子どもたちが大きくなって、2代目世代に入ったりして、定年ぐらいまで続くといいと思います。

島耕作か……(読んだことありません)。

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ジョジョリオン20

蜜葉も、悪者というわけではなくて、スタンドの攻撃を受けていたということでいいのかな。
そして、子どものことは、とても大切に思っていると。

今回の敵、自分の名前をイチイチ宣言しながら攻めてくるところ、いいなぁ。これを思いついて、やり通すところが荒木 飛呂彦の凄いところです。
あと、ラストで蜜葉さんがもっていくのも、カッコイイ。