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去年の10月から始まった「うつぼゲーム会」も、今回7月27日で、第10回目。2ケタの大台にのりました。
わたしは12月から参加していますので、8回目の参加ということになります。
そして、今回が、最後の「うつぼゲーム会」です。

「うつぼゲーム会」がなくなってしまうのについては、いくつかの理由があります。

「うつぼゲーム会」は、靱会館を会場として使わせて頂いています。
靱会館は地域の公民館ですので、お葬式などが出た場合に急に地域で使われることになると、「うつぼゲーム会」として使用できなくなる可能性があるという問題を常に抱えていました。
もちろん、その場合は、Webサイト等で告知するのですが、そういった事態が突然起こることを考えると、なかなか参加してくださる人ら全員に連絡するのは不可能です。
さいわい、これまでの10回は、そういったことで会場が使えなくなるということはなく、参加者のみなさんに迷惑をおかけすることもありませんでした。
しかし、これからのことを考えると、安定して前もって押さえられる場所というのは、必要でした。

それから、もう1つ。
うつぼゲーム会の参加者が増加していく傾向にあって、うつぼ会館では収容しきれないところまで膨れあがりつつあるという問題もあります。
スタッフをふくめて、60人近い参加者。この人数、「うつぼ会館」では、ほぼ限界の収容人数です。テーブルとテーブルの間が、ほぼ歩けなくなるぐらいのきつさになっています。
今後も、参加してくださるご家族の数、スタッフの数が同じように増加していくと考えると、どうしても、靱会館では手狭になってきました。

ということで、「うつぼゲーム会」は、ひとまず今回で終了ということにして、会場をかえて、名前をかえて、新たな第1歩を踏み出すこととなりました。

新しく生まれ変わったゲーム会の名前は、「ゆうもあゲーム会・大阪」。
会場は、「大阪市立西区民センター 第4・5会議室」となります。
8月31日が第1回ということで、もうスタートしだしております。

まあ、「次」が決まっていますので、「これが最後」という悲壮な思いもなく、穏やかな1日のスタートです。

「うつぼゲーム会」の朝は、テーブルとイスをしっかり、きっちり並べるところから始まります。
なんせ、人が入り出して増えてきたら、もう、新しいテーブルを出すスペースがありません。出すスペースがないどころか、動かすことすらままならなくなります。

ハニーロード

テーブルをならび終えて、準備万端。
最初に遊んだゲームは、「ハニーロード」です。
これは、まだ、お客さんたちが集まらないうちに、スタッフだけでルールの確認をしておきたいという感じですね。

簡単な子ども向けのゲームです。
でも、簡単な子ども向けのゲームだからといって、教えるのが簡単かというとそういうわけではありません。

というのは、簡単なゲームというのは、子どもが段階を踏んで遊んでいけるように、また、いろいろな遊び方が出来るとようにということで、けっこうヴァリアントルールがついていることが多いです。
そして、みんなが、いろいろなヴァリアントルールで遊ぶと(まあ、わたしのようにルールを勘違いしているときもあります)、集まって遊んだときに、最初にルール確認しておかないと、ルールがバラバラになってしまいます。
スタッフの間でも、どれが「正式ルール」で、どれが「簡易ルール」で、どれが「上級者向き追加ルール」なのかというのが、分からないんですね。

特にうつぼゲーム会の「ハニーロード」は日本語訳がついていませんので、みんな聞き伝えで遊んでいます。
だから、

「正しいルール、誰か教えて」

という声は大きかったわけですね。

ということで(子どもももちろんまざっているけど)、スタッフを中心とした半分ルール講習会のような「ハニーロード」でした。

こんな感じで、スタッフもゲームのインストを上手になろうということで、「ゲームインスト会」みたいなことをしています。
ゲーム会終了してから、そういったスタッフの研修のための時間もとっていこうと考えています。

そして、「ハニーロード」のルールがわかったか?
だいたい(笑)
もう、かなりOKだと思うんですけどねぇ。まだちょっと不安は残ります。
こればっかりは、数をこなしていかないといけません。

マッチファイブ

「ブロックス」を出した日本のメーカービバリーから新発売されたゲーム「マッチファイブ」を遊びました。ツォッホの出している「アヤ」というゲームの完全日本語版です。

「ブロックス」を出したビバリーから発売ということで、トイザらスとか近くのおもちゃ屋さんでも手に入りそうです。
滋賀県のトイザらス、それから、梅田のキディランドで売ってるのを見かけたという情報が入っています。
日本メーカーから出るゲームということでも、気軽に町で手に入るゲームということでも、がんばってほしいですね。

プレーヤーは、このゲームはじめての大人たちと、何回か遊んだことのある中学生の子たちです。

大きな玉を置くためのステーションを使って遊びます。
最初、わたしこのステーションを見たとき、なんか仕掛けがしてあって、パチンコ台みたいに玉が自動的に移動するのかと思っていました。

うーむ。あんまり機械的な仕組みは、楽しくないような……。

つぶれやすそうということもあって、そんな心配をしていたのですが、全然、思っていたのと違いました。

ステーションの役割は、なんと玉を置くためだけにあります。玉を動かしたりするのは、全部手動で動かします。
プレーヤーの真ん中に、このステーションを置いて、このステーションの上に2色の玉を並べてプレーするわけです。
はっきりいうと、このステーションなくて、玉のかわりに2色のコインとかでも、プレー出来ると思います。
うむ。でも、玉をもって、動かしていくときの感覚、気持ちよさっていうのは、「アバロン」とかと通じるものがありますから、やっぱりこのあたりのギミックは、重要なのかもしれません。

ルールは、中学生の子が説明してくれました。
子どもに説明できるルールであるというのは、大切ですね。もちろん、中学生ぐらいになると、ほとんど大人とかわらなくなるんですが。

ステーションは、真ん中に5つ、そして両端に2つ、合計9つの玉がおける様になっています。
2色9つの玉を、適当におきます。

プレーヤーはカードを同じ枚数だけ配られて、自分の前に山札にしておいておきます。
そして、自分の山札から5枚とって、自分の前に表向けにおいておきます。
カードには、2色の5つの玉がならんだいろいろなパターンが描いてあります。

自分の前においてあるカードとステーションの中央の5つの玉が同じパターンになっていたら、「マッチファイブ」と宣言して、そのカードを捨てて新しいカードを自分の山札から補充します。

もちろん、これだけでは、ゲームが動きません。だから、プレーヤーは、自分の都合のいいようにステーション上の玉を動かします。
ただし、玉を動かしていいのは、動かして必ず「マッチファイブ」宣言が出来る人だけです。
「マッチファイブ」宣言は、今、もうマッチファイブができているか、玉を動かすことによりマッチファイブを作ることが出来るプレーヤーだけです。
「マッチファイブ」宣言をしたプレーヤーは、ステーションの中央にあるの玉を端に動かして、玉をずらすことが出来ます。カードが黒色だった場合は玉を1つだけ、カードが灰色だった場合は玉を2つ動かすことが出来ます。

こうして、「マッチファイブ」を作って、自分の山札をどんどん減らしてなくなったものが勝ちです。

パターンを認識するということで、雰囲気的には、「デジット」とかに似ているかもしれません。でも、このゲームは、手番がありません。速いもの順です。「マッチファイブ」を宣言した人から、どんどんカードが減っていきます。
また、人が作った「マッチファイブ」と同じカードが自分の前の5枚にあれば、いつでも自分も同時に「マッチファイブ」を宣言して出すことが出来ます。

誰もマッチファイブが作れないと思った場合は、「ノーマッチ」と宣言します。
宣言が正しければ、全員に自分のカードを1枚ずつ押しつけることが出来ます。

で、遊んでみましたが、すごくスローリーな展開の「マッチファイブ」になっていました。

速いもの順のゲームですから、「ワードバスケット」と同じよいに、慎重な(苦手な)人が集まるとすごくゆっくりなゲーム展開になって、素早い(得意な)人が集まると、すごくせわしない展開になるんですねぇ。

どうも、中学生の子、今までは、ベテランスタッフと遊んでいたので、すごいせわしなくゲームをしていたようです。
でも、わたしは、この手のゲーム苦手ですから、スゴイゆっくりです。

「えーと、これはー、逆さま向けたらー、このパターンにー、なーるーのーかーなー?」

「し、信じられへんスピードや」

と言われてしまいました。
実力伯仲の人同士がするというのが、けっこう重要かもしれないですねぇ。
いやでも、このスピードの方が、楽しいやろう?

え、物足りない?

ほな、本気出そうか?

「えーとー。黒いカードはー、1かいしかー、うごかせないからー、これはー、できなくてー、次のカードはー、どうんなー」

また、小学生ぐらいの子と楽しみたいと思います(笑)
8人ぐらいまでと、けっこう人数に融通きくゲームです。

マッチ ファイブ

/ ビバリー(2003/08/01)


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そっとおやすみ

ということで、記録によると、このゲームも、どうやら6月うつぼで遊んでいるらしいです。
うーむ。全然、誰と遊んだのか思い出せません(笑)

多分、ゲーム会のもう終わるという最後の方で遊んだ記憶が……。
あれ?親子連れと遊んだのだろうか?それとも、子どもたちだけで遊んだのだろうか?
それもわからないという。

なら、書かなきゃいいのに?
いや、このレポートの1回目の題を考えたときに、最後は「おねむちゃんこそゲームの王様」にしようと決めていたわけですね。

つまり、この今まで5回のレポートは、この題名のためにあったのだ!!

内容、忘れてたら、ダメじゃん。

彦根カロム

自動車で行くからいうことで、持って行った「彦根カロム」ですが、結局、わたしは、1回も遊びませんでした。

無駄だった?

いえいえ、1人とっても「彦根カロム」に詳しい小学生がいて、その子中心に、もう、1日中子どもたちに遊ばれていました。

どれぐらい遊ばれていたかというと。
めずらしいゲームなので、大人もけっこうやってみたい人多かったみたいなんですね。
でも、まったく大人が遊ぶ余裕がないぐらい遊ばれていました。

みんな、爪いたくならなかったかな?

ということで、6月うつぼゲーム会は、終了です。

次回の7月うつぼゲーム会は、「最後のうつぼゲーム会」です。

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カルカソンヌ2原始の営み

うつぼゲーム会は、ご家族向けの会です。
最近では、たくさんの方がきてくださるようになりました。

ご家族みんなでこられるということもありますが、お母さんが子どもを連れてこられるということもあります。
そういう場合は、まあ、だいたいお母さんも、子どもと一緒遊んでいただきます。

でも、少し慣れてくると、子どもたちは、子どもたち同士で遊ぶことができるようになります。
まあ、ゲームは、人数制限のあるものもありますから、そうすると、大人が遠慮してゲームからぬけちゃうこともあります。

それで、抜けた大人が退屈しているかといいますと、そんなことありませんよ、奥さん(な、何者?)。
そんなときは、あぶれた大人同士でも遊べます。

ということで、

「『カルカソンヌ』を教えてほしいんですけども」

というお母さんが2人。
別のスタッフの方から、

「じゃあ、りんさん、教えてあげて」

と振られました。

いや実は、わたしは、初対面の方にたいへん弱いという傾向がありましてですねぇ、面識のない方を前にすると、たいへんドキドキするわけですよ。
まぁ、ネット上とかで、少しでも知っている名前でしたら大丈夫なんですけど、まったく初対面の人とは、出来たら話をしたくない(いや、大人なので、話はするんですけどね)。
不思議と小学生の子どもとかだと大丈夫なのですが、大人には警戒心が強いわけですね。
↑ 月に4回もゲーム会に参加しているセリフではないな。しかし、そのうち3回は、子どもと遊ぶのがメインですからねぇ。
特に、若い女の子は、苦手なんですよ。嫌いじゃないんですけどね。

なんでも、どちらも1年生のお子さんのお母さんなのだそうです。
「カルカソンヌ」は、1回やってみたかったゲームだそうです。
持ってこられたのは、『カルカソンヌ2』です。

うーむ。どこで、そんな情報をしいれてこられたんでしょう?

「1年生には無理ですか?」

「ちょっと難しいですねぇ」

てな会話があって、1回やってみましょうということで、わたしが教える羽目に。

わ、わたし、「カルカソンヌ2」は、2回ぐらいしかやったことないんですが……。

「これ『2』なんですが、いいですか?」

と聞くと、

「えっ、そうなんや!」

と驚きの声。そうですねぇ。外の箱には別に「2」とかかいてませんからねぇ。

「どっちがオススメですか?」

さて、どっちなんでしょう。それは、遊んでいる人でも、意見が分かれそうですねぇ。

「『1』の方がルールが簡単で遊びやすいと思います。あと、『1』の方が絵は見やすいと思います。
 でも、『2』の方が、いろいろ改善されている点があって、優れているという人もいます」

てなことを、シドロモドロに言ったと思います。

はじめてやるんだったら「1」かなぁという思いもあったのですが、よく考えて見ると、今日わたしが持ってきた「カルカソンヌ」には、追加セットが2つとも入ってます。特に「追加セット2」は、ちょっとややこしい。だからといって、タイルを分けるのに時間がかかるなぁ。
(その後、ゲーム会以外でも、何回か「カルカソンヌ」を遊ぼうかなと思って、おんなじ理由でやめたので、少なくとも「追加セット2」は、わけておくべきだと思っている今日この頃です)
後で聞いたところによると、さがせば普通の「カルカソンヌ」もどこかにあった模様……。

まあ、今回は、「2」をオススメするということで。

「2」の大きなルール変更は、ボーナスタイルがあるところです。ここがやっぱり、ちょっと難しい。
それから、やっぱり草原。ただこれは、「1」の草原に比べたら、「動物の数」なので、多少は簡単になっているといえますね。ただ、「虎に食われる」というのと「ボーナスチタイル」のなかには食べられない動物もいる、という2重の例外があって、そのあたりがちょっと難しいです。
この程度のものでも、例外があるというのは、最初にゲームをするときには、けっこう難しいものなんですねぇ。
だいたい説明するときに、

「ここは、こうなります。ただし……」

と「ただし」が1回ぐらいなら理解してもらえるのですが(まあ、それでも、やっている最中にもう1回ぐらいは説明必要になります)

「動物1点です。ただし、トラは他の動物を食べてしまいますから、その分、点数が減ります。ただし、象とオーロクスは、トラに食べられません」

という説明は、はじめての人にとっては、「難しい」と感じさせてしまう説明なのです。

「なんか、難しいな」

と言われてしまいました。
うーむ。1度に全部のルールを説明しようとするからいけないのかな?
大人の場合は、後から「実はこれは…」と説明すると、「それだったら、こっちはこうしといたのに」というのが出てくるんですねぇ。それを言われるとちょっとこちらとしてもつらいので、ついつい、何もかも一気に言いたくなります。

こういう例外が、ボーナスタイルに多い。「ただし火事の場合は……」とかね。

あと、「1」より難しいなぁと思ったのが、置いて点数計算、即回収できるコマが多いことですね。
川は、両端が湖や、水源で行き止まりなるか、円くつながると得点計算になります。この川の処理で、魚がいる湖がけっこう多いということで、タイル2つで川が完成ということが多いんです。しかも、川の長さだけでなくって、魚も点数になりますから、即5点とかになることが多いんですけど、これを結構はじめての方は見落としがちです。
というか、「おいて」、「育てて」、「回収」という流れでないのでそれがちょっと、難しいです。

あと、ボーナスタイルには、わたしも覚えてない効果とかありますし、水系を全部支配しちゃう「水車小屋」なんてのもありますので、時々、マニュアルなんかを見ながら、アドバイスもいれながら、遊びました。
やっぱり、マニュアル見ながらというのは、テンポがちょっと悪くなります。

もう1人のスタッフの方が、ちょっと隣で見てくださっていたんですけどね。見てるんやったら変わってくれ~~。

「どこにおいたら、とくなんですか?」

「それが、わかれば、ぼくもいいんですけどねぇ」

まあ、カルカソンヌは、みんなで引いてきたタイルを見て、アドバイスOKとわざわざルールに明記してあるゲームですから、楽しくなるようにアドバイスしました。

ただアドバイスも、あんまり過ぎると、なんか言われたままにおいているみたいになりますし、しかも、それでわたしの点数が圧倒的になっちゃったりすると、

「自分が得になるようにおかせたのか?」

という疑惑が出てきますので、難しいです。

ゲーム中は20点差ぐらいついてわたしが勝って顰蹙をかっていたのですが(被害妄想)、最終的に、草原と水車小屋の計算をすると、全員、トントンの点数。お母さんの1人がわたしを逆転して優勝という展開になりました。

うむ。悪くない展開かな。

これで、このゲームも3回目。
次からは、もうちょっと、じょうずにインストできると思います。
「1」の方も、追加セットと基本セットをわけておこう。

まぁ、「カルカソンヌ2」のインストが難しいというよりも、今回は、わたしが若奥様にドキドキしていたというのが、アタフタの全員の半分かもしれません。
↑ 別に喜んでトキメイいていたわけではありません。念のため。と、これはこれで、失礼か?もちろん、男が好きというわけでもないです。

もう。若奥様は、他のダンディなスタッフにまかせます。
逃げろーー。

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にわとりのしっぽ

「にわとりのしっぽ」は、以前、京都ドイツゲームサークルで見かけて、プレーはできなかったのですが、「よいな~」と思って見ていたゲームです。

アクア・ステップ・アップでも、「ツィッケ・ツァッケ・ヒューナーカッケ」という題名で紹介されていました。
6月のうつぼゲーム会で遊んだゲームでは、「ザップゼラップ」と同じツォッホというメーカーから出ている子どもゲームです。
ツォッホも、子ども用のゲームをいろいろと出しているメーカーです。けっこうひとひねりがきいたゲームが多くて大人でも楽しめます。

「にわとりのしっぽ」は、六角形のタイルと卵形のタイル、そして、ニワトリのコマを使って遊ぶ、すごろく形式の記憶ゲームです。

すごろく方式の記憶ゲーム?なんじゃそりゃ。

卵形のタイルは、24枚。タイルに描かれたイラストは12種類で、同じタイルが2枚ずつあります。
この卵形のタイルを絵の描いた方を表にして、円くならべます。
これが、すごろくのゲームボードになります。
このゲームボードの上を、ニワトリのコマが進んでいくことになります。このあたりは、同じくタイルをつかう「ヘキセンレンネン」とよく似ています。
でも、「ヘキセンレンネン」の場合は、タイルを一直線にならべて、スタートとゴールがありました。「にわとりのしっぽ」の場合は、円形にならべますので、スタートもゴールもありません。ひたすらグルグルとコースを周るだけになります。

スタート地点は、決まっていません。それぞれのプレーヤーのコマが、等間隔で並ぶようにタイルにコマを配置します。
ニワトリには、取り外しが出来るシッポがついています。そして、追いかけっこしていって、前のニワトリを追い抜かしたときに、このシッポを取ることができるんですねぇ。

こういうゲームだと、進むのにサイコロを使ったりします。「ザップゼラップ」では、サイコロの後に樽魔法を使うわけです(そういえば、「ザップゼラップ」も追いかけっこの要素が入ったゲームです)。
でも、「にわとりのしっぽ」は少し変わっていて、進むためには、記憶力が必要です。

円く配置した卵形のタイルの中に、12枚の六角形のタイルをこちらは裏向けに配置します。この12枚には、卵形のタイルと同じ絵が描いてあります。
ニワトリは、卵型のタイルを時計回りに周っていきます。
手番のプレーヤーは、自分のコマが乗っているタイルの次の卵型タイルに描かれている絵と同じ絵の六角形のタイルをめくらなければなりません。進む絵とめくった絵が一致していれば、つぎの卵型タイルに進むことが出来ます。そして、このあたりはもう神経衰弱なのですが、正解している限り、そのプレーヤーの手番がずっと続きます。
1つの卵型のタイルの上には、1つのニワトリのコマしか入れません。だから、人のニワトリのコマを追い越す場合は、2つ隣のタイルと同じ絵柄の六角タイルをめくらなければなりません。
この時々、1つとばしが入るというルールも、なかなかに効いています。順番を覚えていても、1つとばしが入るとわかんなくなっちゃったりするんです。
相手のニワトリのコマを追い越したら、追い越したニワトリのシッポを抜いて、自分のニワトリのおしりにさすことが出来ます。これ、前のニワトリがたくさんのシッポをもう持っていたら、一気に全部自分がとってしまうことが出来ます。だから、一発逆転も、充分に狙えます。

そして、すべてのニワトリのシッポを集めたプレーヤーが勝ちになります。

えーと、何回も繰り返しになりますが、わたしは、記憶力が悪いわけではけっしてありません。
いや、本当は悪いかもしれませんが、自分では悪いとは思っていません。
でも、場所の記憶、空間の記憶が混ざってくると、とたんにわからなくなってきます。

「どんな絵がいくつ出てきたか?」ということは覚えられても、「どんな絵がどこにあったのか?」は、ぜんぜん覚えられないんです。
もしかすると、誰でもそうかな?
でも、このゲームしている限りでは、「どんな絵がどこに」の記憶力が強いという人も確かにいますねぇ。

遊んだのは、わたしとお父さんと、4年生の子と、2年生の子でした。

むかし、このゲームを見かけただけのとき、こんなことを考えていました。

「子どもだけでやったら、終わらんのとちゃうやろか……」

今回、やってみた感想ですが、

「子どもがいなかったら、終わらんかったかも……」

まあ、記憶の問題は、子どもも大人も関係なく、どっちかというと個人的な能力の問題ではないかと思うにいたったわけですな。

なかでも、2年生の子の記憶力が抜群でした。最後の方なんて、12枚のカードの場所を全部覚えてるんじゃないかというぐらいでした。
卵形の24枚のタイルを1手番で1周したら、勝ちです。
4年生の子と、この2年生の子で、抜きつ抜かれつの大レースでした。

結果、子どもたちは、卵型タイルを2周ぐらい周っていたと思います。
お父さんは、1周ぐらいしてたかな。
りんは……5枚か、6枚分ぐらいしか進んでなかったという……。

思いっきり、子どもたちに得意がられていました。
うんでも、こういうゲームを子どもとするのも好きです。
大人と真剣勝負で、ピリピリするのは、ちょっとイヤかもしれませんが。全員のレベルが、りんなみなら、問題ないかも(それじゃ、終わらないって)。

にわとりのしっぽ

/ Zoch


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ザップゼラップ

これも、定番になりつつある魔法使いの弟子のレースゲーム「ザップゼラップ」です。

まぁ、多少プレーヤーを選んじゃう種類のゲームかなと思いますが、わたしも好きなゲームです。

今回は、何回か遊んだことのあるメンバーだったので、ヴァリアントルールの同行ルールで遊んでみました。
ヴァリアンとと書かれているルールには、いろいろあります。1つは、本当に全然別の遊び方というものです。それからもう1つは、本当は、ヴァリアントのルールで考えられているのだが、そのままだとルールが複雑になりすぎるので、簡易ルールが標準になっているものです。

後者の場合は、ヴァリアントルールにすると難しくなっちゃうということもあって、まあ慣れるまでは普通のルールでということになります。そして、慣れるほどゲームする機会って少ないので、あんまりヴァリアントルールで遊ぶことってないんですよねぇ。「エルフェンランド」しかり、「アンダーカバー」しかりです。

例外は、すごく遊ばれている「ミッドナイトパーティ」ぐらいかな。これは、もともと、版によってルールがかわっているということもあります。

さて、今回の「ザップゼラップ」は、この「同行ルール」をつけ足すことで、どんな感じにかわるのでしょうか?

「同行ルール」というのは。
各色の安全地帯マスの間に1マスだけ色の塗っていないマスがあります。ここには、2種類2色の塔が描いてあります。そのマスのことを「同行マス」と呼びます。
「同行マス」に止まっているコマで、そのマスの塔と同じ色のコマは、誰かが追い抜いてもスタートにもどる必要はありません。
ただし、追い抜いた人がそのコマを連れて行こうと考えた場合、そのコマについて一緒に動いてしまいます。

えーと、どういうことが起こるかというと。

赤の同行マスがあって、赤色のコマが止まっています。赤色のコマは、もう少しいったら自分のゴールに着くことができます。
後から、青いコマがもの凄い勢いでやってきました。同行マスを追い越したとき、赤いコマも一緒にさらっていきます。
なんと、赤いコマは、青いコマに同行させられているので、自分のゴールを通り越してもう1周しなければならないはめになりました。
こっちがイジワルな方の同行です。

とか、

赤の同行マスがあって、赤色のコマが止まっています。赤色のコマは、もう少しいったら自分のゴールに着くことができます(さっきと同じ状況です)。
今度は後から、同じ赤のコマがもの凄い勢いでやってきました。ゴールまで一気に入れる勢いです。おっと、同行マスを通り過ぎるときに、自分の赤いコマをもう1つ連れて行きます。なんと、2コマ一気にゴールインできました。
こっちがラッキーな方の同行です。

まあ、連れて行くコマが敵のコマなら、イジワルするし、自分のコマならラッキーになるという感じです。

で、遊んでみました。

えーと、結論的には、あんまり印象はかわらない感じでした。
同じおもしろさで遊べます。

なんでかな?
イジワルな同行の方なのですが、これ、どうせ追い越されたスタートマスにもどされるんですよねぇ。だから、感覚としてはあんまり変わらないんです。
ただ、同行マスは、普通のルールだと安全地帯なので、ちょっと安全地帯が1つ減った感じです。

だから、機能的におもしろいのは、ラッキーな同行です。
でも、けっこう自分のコマは、1コマずつ確実に動かすことが多いです。たくさん動かすと、動きが分散して鈍くなっちゃうからですね。だから、けっこう自分のコマとコマは、離れたところにいることが多いんですよね。だから、自分のコマが自分のコマを抜かす状況というのは、けっこうないんです。

ということで、同じぐらいのイジワルさと、同じぐらいの楽しさで遊ぶことが出来ました。
うーむ。子どもと遊ぶときは、普通ルールの方が、わかりやすくてオススメかな。
作戦たてて、見事自分のコマを複数一気にゴールインさせられたら、きっと気持ちいいかもしれないですから、大人と遊ぶときは、ヴァリアントルールもよいと思います。

今、このレポートを書くために、いろいろ調べていたら、以下のようなページを見つけました。
目からウロコ。

訳の違いなのかな?
ここのルール説明では、「追い抜かれたらスタートにもどる」ルールも大人用のヴァリアントルールとされています。
うぉ。このルールなら、イジワルじゃない、あんまり泣かない「ザップゼラップ」が出来るではないですか(笑)
↑ いつも思うのですが、なんでこんな簡単なことを思いつかないんだろう。1

おもしろいのか?
子どもにとっては、こっちのルールの方が楽しいかもしれません。
樽振り魔法だけで、充分におもしろさはつまっていますからねぇ。
試してみよう。

マスターラビリンス

「マスターラビリンス」を持って行ってプレイ。
ベテランスタッフからは、

「ご家族やったら、『マスター』より普通の『ラビリンス』の方がいいで」

とアドバイスをいただきました。
その後、普通の「ラビリンス」をプレイしたのですが、その通りと納得しました。

まぁ、じっくり考えるベテラン同士なら、「マスターラビリンス」の方が歯ごたえがあっておもしろいのだと思います。
でも、入門用には、「ラビリンス」ですね。

長考ゲームで、家族でするときとかは、アドバイスしあいながら楽しめると思いますが、初対面の子ども同士だと、待ち時間がちょっと苦しいかな。
待ち時間も考えたらいいのですが、前の手番の人が魔法のアイテムを取っちゃうと、自分が探すものがどんどんかわっていっちゃういうところがあって、難しいのです。
この点、「ラビリンス」の場合は、自分の手のなかのカードを1つ1つ探していくので、手番以外でも考えやすいです。

あんまり考えて人待たすのがイヤなわたしは、どうしても、弱弱プレーになってしまいます。
今回は、お父さん、お母さん、子どもにまぜていただいて遊んだのですが、やっぱりというかなんというか、最下位でした。

魔法の杖の使いどころが難しいです。
それから、前も書きましたが、これ、2人ぐらいでやった方がおもしろいんじゃないかと思いますが、どうでしょう?

機会があったら、試します。

  1. 現在、このページは閉鎖されていて、どんなことが書いてあったのか不明です。あ~ぁ。 []