6月うつぼゲーム会 その3 魔法こそゲームの王様

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ザップゼラップ

これも、定番になりつつある魔法使いの弟子のレースゲーム「ザップゼラップ」です。

まぁ、多少プレーヤーを選んじゃう種類のゲームかなと思いますが、わたしも好きなゲームです。

今回は、何回か遊んだことのあるメンバーだったので、ヴァリアントルールの同行ルールで遊んでみました。
ヴァリアンとと書かれているルールには、いろいろあります。1つは、本当に全然別の遊び方というものです。それからもう1つは、本当は、ヴァリアントのルールで考えられているのだが、そのままだとルールが複雑になりすぎるので、簡易ルールが標準になっているものです。

後者の場合は、ヴァリアントルールにすると難しくなっちゃうということもあって、まあ慣れるまでは普通のルールでということになります。そして、慣れるほどゲームする機会って少ないので、あんまりヴァリアントルールで遊ぶことってないんですよねぇ。「エルフェンランド」しかり、「アンダーカバー」しかりです。

例外は、すごく遊ばれている「ミッドナイトパーティ」ぐらいかな。これは、もともと、版によってルールがかわっているということもあります。

さて、今回の「ザップゼラップ」は、この「同行ルール」をつけ足すことで、どんな感じにかわるのでしょうか?

「同行ルール」というのは。
各色の安全地帯マスの間に1マスだけ色の塗っていないマスがあります。ここには、2種類2色の塔が描いてあります。そのマスのことを「同行マス」と呼びます。
「同行マス」に止まっているコマで、そのマスの塔と同じ色のコマは、誰かが追い抜いてもスタートにもどる必要はありません。
ただし、追い抜いた人がそのコマを連れて行こうと考えた場合、そのコマについて一緒に動いてしまいます。

えーと、どういうことが起こるかというと。

赤の同行マスがあって、赤色のコマが止まっています。赤色のコマは、もう少しいったら自分のゴールに着くことができます。
後から、青いコマがもの凄い勢いでやってきました。同行マスを追い越したとき、赤いコマも一緒にさらっていきます。
なんと、赤いコマは、青いコマに同行させられているので、自分のゴールを通り越してもう1周しなければならないはめになりました。
こっちがイジワルな方の同行です。

とか、

赤の同行マスがあって、赤色のコマが止まっています。赤色のコマは、もう少しいったら自分のゴールに着くことができます(さっきと同じ状況です)。
今度は後から、同じ赤のコマがもの凄い勢いでやってきました。ゴールまで一気に入れる勢いです。おっと、同行マスを通り過ぎるときに、自分の赤いコマをもう1つ連れて行きます。なんと、2コマ一気にゴールインできました。
こっちがラッキーな方の同行です。

まあ、連れて行くコマが敵のコマなら、イジワルするし、自分のコマならラッキーになるという感じです。

で、遊んでみました。

えーと、結論的には、あんまり印象はかわらない感じでした。
同じおもしろさで遊べます。

なんでかな?
イジワルな同行の方なのですが、これ、どうせ追い越されたスタートマスにもどされるんですよねぇ。だから、感覚としてはあんまり変わらないんです。
ただ、同行マスは、普通のルールだと安全地帯なので、ちょっと安全地帯が1つ減った感じです。

だから、機能的におもしろいのは、ラッキーな同行です。
でも、けっこう自分のコマは、1コマずつ確実に動かすことが多いです。たくさん動かすと、動きが分散して鈍くなっちゃうからですね。だから、けっこう自分のコマとコマは、離れたところにいることが多いんですよね。だから、自分のコマが自分のコマを抜かす状況というのは、けっこうないんです。

ということで、同じぐらいのイジワルさと、同じぐらいの楽しさで遊ぶことが出来ました。
うーむ。子どもと遊ぶときは、普通ルールの方が、わかりやすくてオススメかな。
作戦たてて、見事自分のコマを複数一気にゴールインさせられたら、きっと気持ちいいかもしれないですから、大人と遊ぶときは、ヴァリアントルールもよいと思います。

今、このレポートを書くために、いろいろ調べていたら、以下のようなページを見つけました。
目からウロコ。

訳の違いなのかな?
ここのルール説明では、「追い抜かれたらスタートにもどる」ルールも大人用のヴァリアントルールとされています。
うぉ。このルールなら、イジワルじゃない、あんまり泣かない「ザップゼラップ」が出来るではないですか(笑)
↑ いつも思うのですが、なんでこんな簡単なことを思いつかないんだろう。1

おもしろいのか?
子どもにとっては、こっちのルールの方が楽しいかもしれません。
樽振り魔法だけで、充分におもしろさはつまっていますからねぇ。
試してみよう。

マスターラビリンス

「マスターラビリンス」を持って行ってプレイ。
ベテランスタッフからは、

「ご家族やったら、『マスター』より普通の『ラビリンス』の方がいいで」

とアドバイスをいただきました。
その後、普通の「ラビリンス」をプレイしたのですが、その通りと納得しました。

まぁ、じっくり考えるベテラン同士なら、「マスターラビリンス」の方が歯ごたえがあっておもしろいのだと思います。
でも、入門用には、「ラビリンス」ですね。

長考ゲームで、家族でするときとかは、アドバイスしあいながら楽しめると思いますが、初対面の子ども同士だと、待ち時間がちょっと苦しいかな。
待ち時間も考えたらいいのですが、前の手番の人が魔法のアイテムを取っちゃうと、自分が探すものがどんどんかわっていっちゃういうところがあって、難しいのです。
この点、「ラビリンス」の場合は、自分の手のなかのカードを1つ1つ探していくので、手番以外でも考えやすいです。

あんまり考えて人待たすのがイヤなわたしは、どうしても、弱弱プレーになってしまいます。
今回は、お父さん、お母さん、子どもにまぜていただいて遊んだのですが、やっぱりというかなんというか、最下位でした。

魔法の杖の使いどころが難しいです。
それから、前も書きましたが、これ、2人ぐらいでやった方がおもしろいんじゃないかと思いますが、どうでしょう?

機会があったら、試します。

  1. 現在、このページは閉鎖されていて、どんなことが書いてあったのか不明です。あ~ぁ。 []