塩の街
これが、デビュー作かぁ。強いなぁ。
自衛隊3部作の最初の書。
まあ、このタイプの男が好きかといえば、かなり苦手なのですが、それをそんなに感じさせないですねぇ。
なんとなく、アンナ・カヴァンの「氷」を思い出したりもしました。あれは完全に閉じていく話で、これは、まあそれでも広がってく話なのですが。
そして、いよいよ「図書館戦争」に突入できるわけです。
ファンタジー、歴史物を読んできて、現代物。
格好良さというか、中2っぽさ全開。好きです。漢字の使い方が、かっこいいです。まあでも、これをかっこいいと思うのは、ヤンキー的な、夜露死苦的な感じがないこともないですが。
「天地明察」は、ちょっと中2っぽさは少なかったかな?
まあ、題名と初手天元とかは、ちょっといい感じか。
これを読んでいる間、古川 日出男古屋を思い出していました。とんでもない話なのに見てきたように書くところがにているのかなと思います。
この2人は凄いです。
それにしても、これが16歳の処女作。おとろしい話です。
荒い。でも、ものすごいものが埋まっている感がメチャクチャします。
これが、洗練されて、「ばいばい、アース」にもなるし、「天地明察」にもなっていくんですよねぇ。