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ディエンビエンフー4 完全版

矮小化された地獄。
なんと、いっていいのか。とこに突っ込めばいいのか。突っ込むことが正しいか。

特別に理由なんていらない。ただ自分を選んで欲しいだけ。その欲望にすら気づかずに選ばれることの幸運。

羨ましいのか?
そうかも、しれない。

まだ、お互いを知らないのなら、知って失望することだってあるのか?

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ディエンビエンフー3 完全版

まだ、お互いを知らないんだ……。

でも、意識はしている。そのことに理由はない。
何も出来なくて、何も努力はしないけれど、特別な自分。

ストーリー的にはおもしろくなっていっているのだが、ものすごくひっかかるのがそこ。そして、しかも傍観者。

うーん。

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ディエンビエンフー2 完全版

まあ、シリアスでリアルな絵柄のマンガだったとしたら、多分、残りもしなかったし伝わりもしなかった。
でも、この絵柄と物語にした時点で、抜け落ちてしまって伝わらないものもある。

サラッとひどいことがかかれているときに、それに気づけるかどうかという感性は、読者側が問われている。そして、その読み方を作者が制御することはとても難しい。
萩尾 望都は、いろんな層にできる限り伝わるようにかいていると言っていましたが、それは、なかなか天才じゃなきゃ無理だと思います。

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ディエンビエンフー1 完全版

実は、1巻を読むのはじめてか?
まあ、実際の出来事に取材した(?していない)エンターテインメントを読むという「不謹慎」感は、今の方が強い。
それは、自分のモラルが上がったためというよりは、なんというか、閉塞感溢れる今の雰囲気に影響されているだけという気もしないではない。

0巻よりは、登場人物も整理された感じがあって読みやすい。

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ディエンビエンフー0 完全版

何回かリブートしたような、「ディエンビエンフー」の原点的なお話。
実は、けっこうコミックスは持っている気がするが、読んだのはこのお話だけで、しかも今回再読。先に進まないなぁ(笑)

今読むと、おもしろいとはおもうけれど、よその国の戦争をこんな風にかいていいのかという感想はあります。

まあそれは、物語の全てが持つ不遜さかもしれない。そして、語られなければ、存在すらなかったことになるとすれば、どんな形であれ語られることは正しいのかもしれない。