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蒼の断章 レクイエム・イン・ブルー1

やおい。まあ、いつもの安定のヤツです。
このあたり(どのあたりか?)から、アイドルの美少年が、だんだんダンサーの美青年に変わっていってます。
「天狼星」の続編とかもそうでしたね。けっこう、明確なイメージ元があったんだろうなぁと推測されます。

まあでも、美少年というか、美青年になっても、話の展開自体はそんなに変わらない感じはありますねぇ。
落ち着いた大人の相手役に、美青年を取られそうになって……という展開です。

そういう意味では、美少年の一人称だった「終わりのないラブソング」と、一人称ではないけれど内面に踏み込んでいる「翼あるもの」、「朝日のあたる家」というシリーズは、ちょっと違う物語だったんだなぁと思います。

多分、自然にというか、なんにも考えずに書くと、こうなるみたいな感じです。
今のところは、やっと話が動き出した感じのところで1巻完了です。

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BIRDMEN13

どんどん、バードメン社会的にも全面にでてきた感じですねぇ。
選択を相手にある程度強いていかなければ、進めないところもある。変化を望まない者は多いと思います。

変化は確実でも、その先にあるのものは、今より良いとは限らないからなぁ。
年取れば取るほど、今のままでと思ってしまうよなぁ。

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TOMORROW 終わりのないラブソング

完結編の後のⅠ冊。
まあ、子ども相手にバットエンドはしのびないと栗本 薫が思ったそうな。
それなら、「真夜中の天使」だって、「翼あるもの」だって、子どもだったろうと思うのですが、そこは、作者が年をとってキャラクターを見る目が変わってきたということなんだろうなぁと思います。
元々、栗本 薫の考えていたエンドは、実は前回で夢オチにされていた部分(バッドエンド)ではないかとちょっと疑ってみたりもしています。だとしたら、ひどい。

まあただ、この展開だと、竜一だけがいらなくなっちゃわないかとちょっと不安になってしまうし、ストーリーとしては、ぐたぐたになっているとも思うんだけれども。
それでも、こっちの路線の方が、わたしは好きです。

まあ、年の終わりにですから、ハッピーエンドがふさわしいと思います。

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栗本薫・中島梓傑作電子全集7 朝日のあたる家

「翼あるもの」の続編。
良と透が、くっつく話と聞いたときには、なんだかなぁと思っていました。
でも、読んでる(アレクサに読んでもらっている)うちに、そんな簡単なモノではないぞと。

「翼あるもの」は、「生きながらブルースに葬られ」はあんまりおもしろくなくて、「殺意」は、めっちゃ好きなんですが、「殺意」を読むと、なぜか「生きながらブルースに葬られ」を読みたくなるようなつくりになっています。

で、今回の「朝日のあたる家」は、文庫本で5巻もある長編なのですが、一気に聞いてしまいました。
しかも、一切、退屈せず。
そして、もしかしたら、栗本薫の作品、「翼あるもの」と「朝日のあたる家」のループだけで、一生、暮らしていけるかもしれないと思ったのですよ。

まあ、ここの本の感想を読んでいる人なら薄々わかると思いますが、わたしは、けっこう意味もなくモテる男には反発する方です。
透なんかは、ジゴロしてますからねぇ。まあ、性格もいいかげんなところあるから、けっこう嫌いなタイプだと思うのですが、なんか、この人かっこいいと思ってしまう。
なんででしょうねぇ。

栗本 薫も、森田 透が嫌いな人いないみたいなことをかいてましたが、確かにそうなんですよねぇ。
そして、その透の魅力が、なんというかラストの島津さんのセリフで、みんな表現されているような。
言われるセリフは、多分、想像ついた人も多いと思います。わたしもそうだから。でも、そのハマり方が、ヤバ格好いい。

あと、読みながらちょっと、「【推しの子】」のことも考えていたりしました。
なんか、根底で同じことがかかれているような気が、ちょっとした。
でも、いつか偶像も、どこかで本当の人間に戻らなければならない時がくる。

後半は、性に関するエッセイ。まあ、あんまり素直には語っていないんだろうなぁと思います。
客観的に見たり、語ったりするには、ちょっと難しいのです。

いや、わたしは、自分がJUNE読める人でよかったと思います。読めなかったら、人生の半分ぐらいがつまんなくなってた。

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なめらかな世界と、その敵

SF短編集。シリーズじゃない、しかも短編の日本の作家のお話って、そういえば少ない。

ツイッターで、「ひかりより速く、ゆるやかに」の冒頭部分だけ公開というのが流れてきていて、けっこう気になっていました。
で、最近 読んでいる「年刊日本SF傑作選」の2011年版「拡張幻想」に、「美亜羽へ贈る拳銃」が載っていて、これが、良かった。

小説としては、ものすごく読みやすくて気持ちいい。だから、読後感とかは、ものすごく新しいものを読んだというよりも、そうなるべきところに落ち着くものすごくオーソドックスなものを読んだ感が強いです。新鮮よりも、爽快さ、納得感、格好良さが凄い。
それが、SFのガジェットの面白さとがっちり組み合っている感じです。SFのガジェットの方は、ハードな設定というよりは、こんなシチュエーションならどうなるのという「if」的です。

ラストは、特に読み終わった後、想定の範囲内だなあと感じることが多いかも。
例えば、表題作の「なめらかな世界と、その敵」だと、結末、若干拍子抜けしました。圧倒的に若いわ。でも、それ以外は、ありえないよねぇというラストです。だから、想像しなくても、おさまるところにおさまった感があるので、後付けで「やっぱりこうなったか」と思っちゃうという気もします。

「ひかりよりも速く、ゆるやかに」と「美亜羽へ贈る拳銃」は、リリカルな感じが強くて、SF書きであると同時に作者が強烈に小説家であるなあと感じさせます。
まあ、「ゼロ年代の臨界点」みたいな、強烈なやつもあるのですが。これ、何かのパロディですよねぇ。どっかで聞いたことがあるような話だ。

思わず声に出して読みたくなる格好いいフレーズというのがあって、「美亜羽へ贈る拳銃」のラストのフレーズは、それです。
「翼あるもの」の「As Tears Go By」のラストフレーズに匹敵する格好良さです。