ムダヅモ無き改革3
人間の感動のスイッチというのは、一体どうなっているんだろうと思います。
アホな物語が展開されているにもかかわらず、「わたしを野球に連れてって」とかのエピソードを読むと、なんか、自然に目頭が熱く……。
絶対、だまされているだろう……。ある意味、ヒトラーがやったのと同じ、メディア戦略というヤツだな。
人間の感動のスイッチというのは、一体どうなっているんだろうと思います。
アホな物語が展開されているにもかかわらず、「わたしを野球に連れてって」とかのエピソードを読むと、なんか、自然に目頭が熱く……。
絶対、だまされているだろう……。ある意味、ヒトラーがやったのと同じ、メディア戦略というヤツだな。
えーと、地球を救うために、麻雀をするというのもありえないですが、勝負がほとんど、ありえないイカサマというのも、ブッとんでいます。
ノリだけのマンガです。でも、ノリがいいので、いいではないですか。
けっこう、人としてやってはいけない領域に手を出しているけれど……。
主人公が嫌いでねぇ。小泉さん(笑)
でも、この作者ならということで、読みました。この人、「機動戦士ガンダムさん」の人です。あれは、うまい話です。
……面白いです。
各国の政府高官が、麻雀で勝負するという、それだけのアホなお話です。
そして、主人公は、日本国の小泉さん。
スナイパーに狙われたり、テホドンに体当たりをしたり、いろいろしながら、麻雀に、勝って勝って勝ちまくります。
しかも、全部、イカサマや~~。
最後、天地創世という手でアガるのですが、これも、すごいよ。
というか、牌の構成が間違っていた時点で、やり直しにならないゲームなのか、麻雀(笑)
無駄に熱くて、勢いだけのマンガです。
そして、決して(?)、深刻にはならない。
ダン・ブラウンの「天使と悪魔」の真相に迫る1冊。
こういうことに興味を持たせて、目を向けさせるという力をもっているので、フィクションにも意味があるのかなぁと思います。それを鵜呑みにしたらダメだけどね。
まあ、「事実である」と書かれていても、それをひっくるめてフィクションというのは、見えてないといけないと思います。
でも、それぞれ立場によって「真実」が違うという事実も、こうやってみてみると見えてきて、けっこう楽しかったです。
こういう本は、好きです。まあ、人のふんどしで……という感じはするのですが。
ただし、これだって、本来的にはすべてを信じていいわけではありません。本当に真実をしりたいのなら、自分で一次資料を見ていくしかないんだと思います。
でも、そんなヒマはないので、こういう本は、楽しいです。
まあ、小説というか物語は、いろんなことのきっかけになりうると思います。シュリーマンが、トロイの木馬を発見したように。
楽しむ目と疑いの目と、両方をバランスよく。