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サイボーグ009 7

ミュートスサイボーグ編に。
これも、「誕生編」に入っていたか……。というのが、素直に感想。

多分、竹宮 惠子がシビれた「サイボーグ009」はウケなくての方向転換だったのかなぁ。より、少年マンガらしい、能力のインフレ闘争に入っていく感じです。

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最終戦争 最終戦争シリーズ3

最終戦争

「最終戦争シリーズ」をちゃんと読み始めようと思ったのは、秋田書店版の「ハルマゲドンシリーズ」でした。
その当時はたしか、朝日ソノラマの「最終戦争伝説」も並んでいて、どっちを買ったらいいのか悩んだような記憶があります。
題名同じだし(秋田版も「最終戦争伝説」が出ていた)、巻数が多いので、こっちだなと思って、兵庫県の社町にあるナイル書店で買った覚えがあります。大学時代。その頃は、兵庫県に住んでいました。
噂によると、ナイル書房は今はないそうですが……。まだ、ナイル書店のマンガコーナーが地下になっていなかった頃のお話です。

秋田書店版の「最終戦争シリーズ」は、なぜか、当初、主人公の名前で題名を統一しようとしていたようで、1巻目「十蘭」、2巻目「峡」でした。この2つの名前は、確かに雰囲気あるなぁと思います。で、次が「真紗留」で、次が「永都」となる予定だったとか。うーん、それでも悪くなかったとは思うのですが、そうするとその続きは、「小角」になっていたのかなぁとか。

この「十蘭」を読むことで、かなり「最終戦争シリーズ」の全貌を知ることになるわけですが、それでも、不思議に思ったわけです。
それは、ここに「最終戦争」というお話の最初になるような話があるのに、花とゆめコミックスには、それより前にかかれた本があるということです。

じゃあ、それより前にかかれた話は、「最終戦争シリーズ」だけど、「最終戦争」についてはかかれていなかったのか??
いやいや、そんなことないだろう。きっと、花とゆめコミックスでも、この話が最初に違いない……。
この話だけ、ないとこまるので古いシリーズの中から持ってきたのか??

とか思っていました。

でも、この文庫本を読んだり、いろいろ調べたりして、この「最終戦争」という話は、花とゆめコミックスの後にかかれた話だということがわかりました。
「十蘭」、「峡」は、どちらも、白泉社の花とゆめコミックスではなくて、東京三世社からでた「最終戦争」と「雲中飛行」から再録したものなのでした。

ということで、わたしが読んだ「最終戦争」は、この「十蘭」の中の1編としてでした。

この最初の

「世界は半分になったか?」

というのにシビれました。
その後、画集を購入して(これもナイル書房で買った記憶が)、カラーで見た時、またシビれたのですが。

まあ、当時、大学生でしたので、丁度、中二病のツボにはまったんですね(笑)いや、今でもかっこいいと思っていますけどね。

読んだ当時は、世紀末のムード満点な時期でしたが、これがかかれたのは、それよりももっと前です。世紀末の荒廃したビジョンというのは、大概、核戦争が多かった気がしますが、このマンガでは地殻変動装置メビウスです。そういえば、バイオレンスジャックも、大地震です。
核戦争の前のイメージは、地震だったのかもしれません。

雲上飛行

メインは「雲中飛行」で、この「雲上飛行」と「着地」は、後から、秋田書店のプリンセス・コミックスになった時の書き下ろしのようです。

なぜか、この一連のお話は、ものすごく好きです。

雲中飛行

カトマンズの生神が出てくるのは、これが最初なのかな。
今調べてみると、どうやら、この頃には、「ドン伝」がすでに始まっているから、そっちが先かもしれません。

パターン的には、「西の22」と同じ感じでお話が展開していって、でも、こっちはハッピーエンド。

しかし、スリープウォーカーの持ち帰った資料は、一切やくにたたなかったというものすごい皮肉。
こういうあたりが、凄いなぁと思います。

着陸

この3部作が好きな1番の理由は、この話かもと思います。

このとぼけたラスト。生神という存在を活かしきっていると思います。
その後、彼らは生きて、そして、物語にはでてこない。
とっても、潔い。

今、ネパールは大変な事になっています。
でも、それを乗り越えて、未来に残る都市であると信じています。

土曜の夜

このパトロールは、小角ですよねぇ。
珍しく、1人でタイムパトロールの仕事をしています。
まだ、時間移民の前かな?

いや、明確に妖魔のことを知っているので、やっぱり、移民後か。

移民後なら、この仕事、星野が勲と知り合いということもあり、適任の様な気がするのですが。
まあ、移民後、いつの時代の小角なのかというのはわからないので、もしかして、タイムパトロールとして、1人で活動していた時代というのがあるのかもしれません。

と、そういうことを考えるのが、楽しい。

メランコリー・ブルー

この恐ろしいのだけれど、どこか、底抜けに明るく、幻想的な魔女のイメージが、好きです。

男性がかくときっと、怖いだけの吸血鬼的な存在になると思うのですが、そこに、ハチャメチャなイメージがついてきて、明るい話なのか暗い話なのか、悲劇なのかコメディなのかもわからなくしてしまう。

そうして、全部の飲み込んでしまう感じが、デーヴァダッタなんだなぁと。

あと、人間は自分の知っている範囲で、判断するしかないというところも、実はすごい突き放しているところなんだけど、好きです。

ダグラス君シリーズ

これが実は、2人組のパトロール、星野と小角の最期だったりして。

そういうことも起こりうる世界ですよねぇ。

ファーストコンタクト

書き下ろしというか、新作があるのはとてもうれしいのです。
が、この文庫で、順番に「最終戦争シリーズ」を知っていこうと思っている人にとっては、ここでこの話が出てくるのは、なにがなんだかですよねぇ。
小角が、時間移民した後の話ですから。

しかし、妖怪と妖魔って、けっこう知り合いだったりするのかと思っていたのですが、そうでもないこともあるようで、妖怪と精霊たちというのも、けっこう、層が違うようです。

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DRAW1 魔女の眠る海で

奥瀬 サキ原作ということで。
まあ、この人が原作すると、ちょっとわかりにくいという問題はあるのですが。でも、好きです。

「魔女」ならなんでも知っていて、なんでも見えているかというと、幽霊は主人公にしか見えていないという。このルールが、なかなかシビれます。

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サイボーグ009 6

0013が何故彼だったのかとか、それならそれで、仲間になる選択肢はなかったのかとか、いろいろ思うところはあって、多分、今のマンガにしたらこれだけでも、お話がものすごく伸びるのだと思います。
でも、ストイックに、必要な事だけかいているなぁというのが、この時代のマンガの格好良さです。

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冬の円盤 最終戦争シリーズ1

さて、いよいよ最終戦争伝説シリーズです。
最初は、白泉社の花とゆめコミックス版から出ていたお話。このあたりのお話が読めたのが、この文庫シリーズが出て1番うれしかったことです。
山田 ミネコ自身が、秋田書店のプリンセス・コミックス版では、「同じ様な題名でかいていた古い作品があるけれど、あれは別の世界の話だから忘れて」的な発言をしていて、もう出す気がないのだと思っていました。
こうやってみると、でも、明確にこれらの話を前提として話がつくられています。

うーん、元気だったら、このあたりの話も、書き直したりするつもりがあったかもと思ったり。

冬の円盤

円盤が、アダムスキー型なのが、なんとも時代を感じさせます。
真砂流は、「風のし天使」の落ち着いた雰囲気からしか知らなかったので、やんちゃな感じで、ちょっとビックリしました。
まあでも、まだ子どもだったということなんでしょうね。

でも、絵柄がかわったとはいえ、星野はしっかり星野です。そして、9歳の笑を見初めているという。ちょっと、危険だな、この人(笑)

わたしのなかでは、すっかり大人組である笑にも、こんな時代があったということで、やっぱり、山田 ミネコは成長をかけるマンガ家なんだなぁと思います。

誕生日がこない

「誕生日がこない」
まず、題名が凄いですよねぇ。

恋愛については、なんというか無茶な展開というか時代を感じたりもしますが、それでも、こんな話をかく人って、まあ、いないよねぇと思います。

笑は、自分の体が弱っていくのを感じています。星野の迎えが自分の死に間に合うかどうかと不安に思っている。
でも、星野の方はというと、笑が死んでしまう未来をそれこそ、何月何日まで知っていて、それを待っている。

実は、お話の軸ってそれだけで、あとの登場人物たちは、それぞれの人生を右往左往しているだけという感じもします。

時間移民として、笑を連れて行くことは正しいことかどうかひたすら悩み、自分の魅力にも悩み、絶対的に笑の意志を尊重する星野の真面目さ。でも、笑にちょっかいをかける男子には、冷静にきつい一言をかけるところとか、星野かわってないなぁと思います。

西の22

唯。
秋田版の唯しか知らないわたしの唯のイメージは、サイボーグ。
それから、「木は花の天使のオレンジ」というあの素晴らしい題名の短編での子ども時代の姿だけです。

ということで、この話を読んだ時は、唯がサイボーグじゃなくて、彼女の方がサイボーグだったりして、いろいろ戸惑いました。
あと、カーニバルな場面が、なんでこんなに続いているのだろうという印象がありました。

これはでも、アストロノーツとマリンノーツとの文化の違いとか、世界の違いをかくためには、必要だったのかなぁと今読むとわかります。

侏羅は、もっと弱くて、もっと利己主義で、もっと人間的で、もっと魅力があるというのが、このお話の中心。そして、物語は、いよいよ最終戦争が始まり、怒濤の悲劇へ。この突き放したラストは、今読んでも凄いです。

ペレランドラに帰りたい

最初、この2人が、ダ・マーヤとバーツマコだということがわからずに、なんでこの話がここに収録されているのだろうかと悩みました。
特にダ・マーヤ。長髪でないので、全然、わからなかった。星野とかは、顔が変わっていてもわかったんですけどね。
そういえばでも、秋田版の方でも、この2人の話はあったかな。

この次の「遙かなり我が故郷」は、まだSFなのですが、これは、本当にSFだったのかどうかもわからない感じの話になっていて、そこがまたミステリーな感じなのです。

まあでも、金星は滅んだはずなので、あれは戴冠の花火ではないような気がします。

山田 ミネコは、シナイとアビラとセリスなら、セリスでありたいと願うようですね。

遙かなり我が故郷

コメディな2人……でもないですねぇ。
けっこうシリアス。
でも、あとがきを読むと、また、コメディに(笑)いや、コメディと呼ぶには、重いかも。

ダ・マーヤの髪がちょっと伸びて、今の顔に近づいて来た感じです。
この2人の関係って、どれぐらいモデルの2人のことを反映しているのだろうかと、ちょっと気になりますねぇ。
詩とか見ていても、かなり長い付き合いなんだなぁと思うし。リアルな関係を物語に持ち込むのは、けっこう勇気がいると思うのですが。

そういえば、バーツマコは、テレポートができたのでした。