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二〇〇二年のスロウ・ボート

彼が治療に何の効果もなくて、自分がそんな者必要なく良くなったのだと考えるのなら、それはそれで、結構。
つまり、治療がとても上手くいったということなのだと思う。

という感じで、アレのリミックスということで、かなーり、ギチギチに警戒して読み始めた「二〇〇二年のスロウ・ボート」ですが。
コレは、アレの100倍ぐらいおもしろいです。
というか、どこまで行っても、ストーリー指向です。古川 日出男。雰囲気だけで書いているアレとは大違いだと思います。

まあ、これはわたしがストーリー指向であるためだと思います。

そして、これも偽史。ここでも、さりげなくフィクションの歴史が、現実を侵略してきます。
徹底している。

特に好きなシーンは、ブラック・ジャックの様に、女子高生が制服の裏の包丁を見せたるところ。
そこから先の疾走感は、最高です。

そういえば、このお話では、走るっていうのが、ものすごい大事なテーマになっています。脱出のために。そして、何かを得るために走る。
最後の手紙まで、本当にドキドキして読みました。

でこねぇさんは、この本を見て、

「これ、あの怖い話書く人だよねぇ」

といっていました。
わたしは、この人、怖い話というイメージはまったくないのですが。
ひたすら、中二的にかっこいい。

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風雲児たち2

薩摩、長州、土佐。
確かに、幕末に爆発する火種が、全部この200年前にまかれています。凄い。
これを歴史の教科書にしたらいいのにと思うぐらいに、凄いです。

1巻では、それでもまだキャラクターは弱いなぁと思っていたのですが、2巻になってどんどん個性が出て来たというか輝いてきました。
秀忠とか、かっこいいです。お気に入りは、薩摩の大きい人です。
そして、薩摩示現流がなぜうまれてきたのかというのも、ここから来たのだという話にシビれました。
これ、知っているのと知らないので、歴史の面白さが全然かわってくる。

そして、「大坂の陣」はかかないといいつつ、物語は、そこに突入していきます。ノリノリ。

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T・Pぼん3 藤子・F・不二雄大全集

次第に、レスキューそのものよりも、大きな歴史のながれの方に主眼がおかれている感じになってきます。
前半は、どうやって助けるのかがわりと中心になっていましたが、単純に、助けて終わりではなくて、その後、歴史がどう大きく動いていったのかということがかかれる話が多くなってくるように思います。

「T・Pぼん」は、藤子・F・不二雄の作品の中で、すごく安定したよい作品です。
今回、全作品が単行本でよめるようになったので、よかったです。

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やじきた学園道中記2 6

津軽編終了。
なんか、「2」になってから不思議の度合いが増えているような気もします。
今回は、話題自体も、東日流外三郡誌ということであやしかったですけどね。

そして、偽書だといわれたのは歴史上の事実なので、この物語の時代はやっぱり昭和なのかな。
と思って調べたら、平成になって、やっと偽書と確定したみたいですねぇ。
へえーへえーへえー。

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まるいち的風景1

ロボットもの。
ロボット好き。
そういえば、この人のマンガを読もうと思ったきっかけは、このマンガでした。
読むまでに、何年かかっているんだか……。

今まで読んだ歴史物と比べると、現代劇なので生か死かというような緊迫感はないかな。
それでも、けっこう、どうしようもない、そして甘くない現実が、しっかりとかかれています。
ロボットまるいちも理想化されることなく、ちゃんと問題点がかかれていて、それがドラマと密接に繋がっています。

だからといって、作品が暗くなるかといえばそんなことはなく、しっかりと前を向いて歩いている感じがとっても良いです。