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陰陽師 太極の巻

「二百六十二の黄金虫」は、「陰陽師」の1冊目を読んだときの気分を思い出させる一編でした。

以前は、けっこういろいろな物語の運び方があったのですが、最近は、もう完全にパターン化しています。
意識してそうなっているというよりも、落ち着くところに流れたら、こうなったという感じでしょうか?

ところで、博雅って、歌がさっぱりわからないっていう設定なかったですっけ?
それは、マンガだけだったかな?

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荒野に獣 慟哭す 1

原作の方は、まだ読んでいないのですが、まさかこんな感じではないよなぁ(笑)
なんせ、夢枕 獏が出て来て、ネコを弾いています。素敵だ。

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鮎師

将棋の話とか、格闘技の話の場合は、目に見える相手がいのですが、「釣り」は、孤独です。

もちろん、仮想敵は、「鮎」ということになるのかもしれないし、人と人とのドラマが中心なのですが、それでも、それにとりつかれていく姿は、孤独で、しかも虚しい。

それでも、とりつかれちゃうのは、なんでなんでしょうねぇ。
わたしは、釣りはやらないので、わからないです。

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陰陽師 龍笛ノ巻

時々、岡野陰陽師を読んでいると、夢枕陰陽師から、遠く離れたところにきたなぁと思います。
でも、ときどき、やっぱり原作、さすが原作と思わせる話がきっちりあってよいですねぇ。

人物の取り扱い方、特に陰陽師の術者関係は、道満にしろ、保憲にしろ、かなり扱い方が両陰陽師の中で違っているのですが、なんか、作品中の人物の韜晦の仕方とかは、ときどき、ドキッとするほど似ていたりします。

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餓狼伝16

ということで、雑誌がつぶれても、よいマンガは終わらない。
素晴らしいことだと思います。

この板垣「餓狼伝」のことを、グレート巽の餓狼伝とか以前書きましたが、この巻での松尾象山は、すごいかっこいいです。

かっこよくて、ひどい(笑)

そういえば、わたしは、はやりにはやっていた「キン肉マン」は、全然、おもしろくなかったんです。
その理由が、

「男ばっかでてくるマンガのどこがおもしろいんだ?」

だったのですが、でも、男ばっかでも、おもしろいものはおもしろいです。