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腐りゆく天使

延々と、しつらこーく続けていくのが夢枕獏の持ち味だし、おもしろくないことはないのですが、ネタ的に、短編のネタだなぁと思います。

まあ、もとの短編を読んでいるからそう思うのかも。別に、短編を長編に焼き直すのは、わるいことではないと思っていますが……。

じゃあ、なんで、この死体は、こんな力(?)を持っていたのだろう?
他の死体とは、いったいどこがちがったんだろう?

という疑問は、残ってしまいます。

でも、イメージは、すごい。
それから、詩で、そういうもやもやしているものを召還していくすがたも、けっこうすごかったです。

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餓狼伝13

あるのかないのか、謎の存在だった「スクネ流」が、姿をあらわしてきました。

……体術というよりも、催眠術のような雰囲気が…。
いや、それだと、おもしろくないか。

このまま、さらに楽しいフィクション、ファンタジーの世界に行くのも楽しそうだと思います。

「新」は、そういう意味か??

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魍魎の女王 下 巨獣咆哮 サイコダイバー・シリーズ

いろいろな主人公級の人物たちが、いろいろなところで動いて、やがてそれが大きな事件に結びついていく。
石ノ森章太郎のマンガのような雰囲気が、結構好きです。

集結しちゃうと、それぞれに活躍の場が無くて欲求不満になってしまう事もあるのですが、さて、この物語は、そうならないだけのボリュームはありそうです。

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達人が選ぶ女性のためのまんが文庫100

達人ってなんだよ~というのはありますが、夢枕獏の選んでくるマンガって、実は、けっこうツボにはまるのが多いです。

「女性むけだからこそあえてコレを」

という主張は、きっと「男性むけ」にしても、「マニアむけ」にしても、「あえて」とかつけてしまうとなんでも選べちゃう気がするところは、若干あるんですけどね。

やっぱり、みんな子どもの頃に出会ったものっていうのは、印象が何割かましになっている気がします。

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魍魎の女王 上 獅子の目覚め サイコダイバー・シリーズ

毒島獣太。
三人称で書くと、すごくイヤなところがめだっておもしろいですね。

こんなやつが、近くにいたら男はたまったもんじゃない。

でも、魅力的だと思います。どっか、あこがれるところもあるのかも。