おののけ!くわいだん部2
「狭い世界のアイデンティティー」の時と同じく、「自分はいったいなにを読まされているのだ」という感じがものすごく強い。
強烈に凄い物を読んでいるのだけれど、それをうまく説明できない。
本当に映画版の「銀河鉄道999の鉄郎みたいな現象」が、このマンガ全体に起こっています。
というか、暴走していないかというほどの勢いがあります。
説明不能。要約不能。だからこそ、マンガ。
何が変わって、何が変わらなかったのだろうか。
それぐらい、静かにというか、緩やかに日常は流れていって、その時は、もう命がけぐらいで大切に思っていたものも、大切だということにすら気づかなかったものも、穏やかに変化していく。
「物語」は、大きな変化をかく事が多いのだけれども、そういう小さな変化に気づかしてくれるこういう物語も、とてもいいなぁと思います。
うららは、多分この後、同人誌をかくことはもうないんじゃないかと思うし、もしかしたら、市野井さんに会う事もないのかもしれない。
もちろん、こっから、マンガ家への道もないことはないかもしれないけれど、どっちにしろ、これからも、この物語の中の人たちは、生きていくのかだなぁと感じられて、とても、素敵だなぁと思います。