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砂漠をわたる風 前編 Pシリーズ7 砂漠シリーズ3

逃亡劇。
Pシリーズって、緩やかな歴史はあるのだけれど、まあ、あらすじだけおっていけば、まあ、シチュエーションは違うけれど全部同じ話だといってもいいのだと思います。

でも、飽きない。これはやっぱり、細部が丁寧にかかれているからというのがあると思います。
大きな筋として、P迫害があるけれど、立場や考え方などは、それぞれ違う。そこが、魅力的です。

さて、この先のお話が、「火垂るの墓」みたいになっていくのか、というのも興味深い。

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砂漠の鳥たち Pシリーズ6 砂漠シリーズ2

砂漠に咲く花が増えて、生きやすくなったかというと心配なことが増えていっただけかもしれない。
でも、それがなければ生きていけないというのも真実なんだと思います。

そして、いろんなお話の交差点になっている「SNOW FESTIVAL」。

このお話のこういう舞台があったら、きっとこんな人がいるはずというシミュレーション的な視点が好きです。それが、無理なくお話にひっついている。

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砂漠に花を… Pシリーズ5 砂漠シリーズ1

「きみを死なせないための物語」を読んでいて、急に読みたくなってきたPシリーズです。
今どうなっているのかとキンドルを覗いてみたら、けっこう増えてた(嬉)2020年ぐらいに、一気に増えたみたいですね。

ということで、前の「クアナの宴」から、6年ぶりぐらいで読んでいます。砂漠シリーズは、2巻ぐらいが紙のコミックスとして出ていたので、このあたりは再読になります。まあ、30年ぐらい前の話になるようなので、ほぼ内容は覚えていませんが。

SSPのリーの生い立ちの物語です。
わかり合えることの難しさを繰り返し繰り返しかいているお話です。Pシリーズ全体が、Pであるためにおこってくる苦悩で彩られていて、ある意味、全部同じトーンにも見えてしまうのですが、それはけっして欠点ではなくて、このこのシリーズ全体にある種のリアリティを感じさせられるものになっていると思います。
おおきく歴史が動く瞬間というのは、物語の中であるのですが、それほどウエイトをしめているわけではなくて、逃げて隠れて、それでも生きていく日常の方が、それぞれの人にとって大きい。それを積み重ねているのだなぁと感じます。

新しく出たPシリーズ後半には、読んでいない「砂漠シリーズ」も含まれているようです。そこまでたどりつくには、なかなか時間がかかりそうですが、楽しみです。

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クアナの宴2 Pシリーズ4

あれ、めっちゃ途中やん。
そうやったっけ?

でも、2巻から後ってないんだよねぇ。同人誌で完結しているのかな?
この同人誌部分とかをなんとか、電子書籍にすることができたら、いいのになぁと思うのですが。

うーん、この構成だと、後を買い続けるのか迷う。でも、買わないと続きが出ないという問題もあったりするので、読者には難しいところです。

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クアナの宴1 Pシリーズ3

Pシリーズの第3弾は、クァナの話。
でも、このキンドル版のPシリーズは、お話の基本になる長編である「夢の果て」が入ってないんですよねぇ。
あっちを先に読んでから読むと、ものすごく「おおそうだったのか!」というのが感じられてよいのです。もちろん、これはこれで、単品で楽しめるようにはなっているのですけどね。

キンドルにPシリーズの全部が集まってくるかと期待していたのですが、無理かなぁ…。