聖伝-RG VEDA-4 愛蔵版 CLAMP CLASSIC COLLECTION
キャラクター、人間関係が、本当に計算されて配置されています。
というか、昔読んだときは、本当に定規で引いただけなんじゃないかと感じていました。そこが、若干、不満だったりもしていたのですが、それは、無駄な配置がないということだな~と、今読むと思います。
キャラクター、人間関係が、本当に計算されて配置されています。
というか、昔読んだときは、本当に定規で引いただけなんじゃないかと感じていました。そこが、若干、不満だったりもしていたのですが、それは、無駄な配置がないということだな~と、今読むと思います。
CLAMPのよい子の原型は、玲ですね。
のち、「カードキャプチャーさくら」の小狼まで、実はこんな性格だとわかったときは、ちょっとのけぞった思い出があります。
学園ものなので、あんまり大きな事件は起きませんが、実は、この3人、結構、CLAMP史上でも、最強なチームなのかもと思ったり。
すくなくとも、頭脳戦では強そうです。
パターンの生み出す様式美と過剰な言霊が生み出すミスマッチとが、しびれたんです。
パターンを踏襲しながらも、どこかで必ず読者を裏切ろうとしているそんな反骨精神がある気がします。
そんな時代。
昴流が、すごい術者というのは、イマイチ伝わってこないですよね。特にこの「東京BABYLON」の話の中では。
いつも、なんか失敗して星史郎が尻ぬぐいしているイメージかあります。
これはまあ、昴流が優しいので、注意して全力を出していなかったり、無意識にセーブしているからなのかもしれませんが、そのあたりが伝わりにくい。
この時代のCLAMPの魅力は、ものすごい強い言霊にあるな~と思います。
とくに、これと「東京BABYLONE」の言霊は、凄い強い。
そして、この辺のコメディも、裏には酷い話が流れてるはずで、そのあたりが底知れないところです。